金曜デモとアレコレ(沖縄&福島・連帯)


金曜デモのご報告を「特別な1日」さんのブログから。
昨日5月8日のタイトルは読まれた本が並んでいます。<読書『いま語らねばならない戦前史の真相』と『昭和天皇実録の謎を解く』、それに0508 再稼働反対!首相官邸前抗議>
デモの様子とプラカードの写真の後に、SPYBOYさんが「廃止コストまで考慮した脱原発の意見を聞いたのは久方振りだ。ちょっと、ほっとしましたよ」と紹介されているのがコチラ:

先週 経産省が発表した電力コストとエネルギーミックス案のことに触れたけど、その案に関して、経産省総合資源エネルギー調査会原子力小委員会の委員の吉岡斉九州大学大学院教授の話が面白かった。

経産省案は『電力コストの計算は信頼性が低いし、原発比率20〜22%も非現実的だ』と評しているのはうなずけるが、更に吉岡教授は原発の将来についてこう言っている。

原子力規制委員会の安全性審査をより厳しくする前提で既設原発の再稼働は中期的に認めたうえで、2027年ごろまでに原発ゼロを目指すべきだと考えている。即ゼロにすると、(設備の一括償却に対する)補償金で国民負担が多大になりかねない。そこで、1997年以前に建設された原発については運転30年で建設費を回収したうえで廃棄する。1998年以降に建設された原発は5基だから、その程度であれば補償金も少なくて済む。』

★是非本文を1200人もの参加があったデモの様子ともどもコチラで:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150508/1431090200


☆アレコレ気になるニュースを並べてみます
和歌山県白浜町の観光施設「アドベンチャーワールド」で8日、昨年12月2日に生まれたジャイアントパンダの双子の赤ちゃん「桜浜(オウヒン)」と「桃浜(トウヒン)」が初めて屋外デビュー。写真の取り込みが今朝はうまく行かず、写真を貼り付けられないのが残念。テレビでも見ても9キロになった二匹がじゃれあってフカフカ・コロコロ、見飽きない可愛さです。
◎[宮崎駿鳥越俊太郎両氏が辺野古基金共同代表へ]

 「となりのトトロ」などで知られるアニメ映画監督の宮崎駿氏とジャーナリストの鳥越俊太郎氏が、名護市辺野古の新基地建設に反対する「辺野古基金」の共同代表に就任する意向を示していることが8日、分かった。13日に設立総会を開く基金関係者が明らかにした。早ければ8日中にも正式に発表する。

☆詳しくはコチラで:http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=114670
アメリカの学者に言われてどうする?ですが、日韓仲良くしてくれないとアメリカが困るというアメリカの国益を差し引いても、安倍首相の70年談話、さて、どうなる?
「偏見なき過去の清算を」=学者187人、安倍首相に声明

 【ワシントン時事】欧米を中心とする日本研究者187人が6日までに、安倍晋三首相に、日本の過去の過ちを率直に認めるよう求める声明を送付した。戦後70年談話を念頭に「過去の植民地支配と侵略の問題に立ち向かう絶好の機会」と指摘し、「可能な限り完全で、偏見のない(過去の)清算をともに残そう」と呼び掛けている
  声明は4日に送付され、エズラ・ボーゲルハーバード大名誉教授、ハーバート・ビックス・ニューヨーク州立大名誉教授、ジョン・ダワー・マサチューセッツ工科大名誉教授らが名を連ねた。 

☆引用元はこちら:http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015050700085&g=pol
☆SPYBOYさんのブログから入って「日本の歴史家を支持する声明」全文を読むことが出来ます。


◎「総統閣下が都構想の失敗でお怒りのようです」は4分50秒の動画ですが、ナチスヒットラーを橋下大阪市長に見立てたパロディ。日本語のセリフがつけてあるのですが、なかなかの出来です。よくこんな動画を見つけて、ピッタリのセリフを付けられるもんです!! 大阪府民必見!

総統閣下が都構想の失敗でお怒りのようです。ワハハは
大阪府大阪市の財政をよくご存知の方が、
動画を作ってらっしゃるわね。
すごいわ、。。。

☆コチラで:http://toracyan53.blog60.fc2.com/blog-entry-7372.html
◎「日々坦々」さんの:「米軍基地」を押し付けられている沖縄「原発災害」に喘いでいる福島、共通項の根底には「日米関係」がある!(再掲)で面白い調査を知りました。
最近は、大新聞より地方新聞に注目という傾向がありますが、二つの地方紙「沖縄タイムズ」と「福島民報」合同調査の結果です。(昨年のことらしいです)
◎これは、沖縄の知事選でオール沖縄で「辺野古に基地は作らせない」と言った翁長知事が誕生する前ですし、その翁長県知事と菅官房長官安倍総理と会って、堂々と沖縄の立場を主張したニュースが流れる前のことですので、福島の方たちの沖縄についての知識や関心が今ほどではなかった頃の調査で、今なら、少し数字は違ったのではないかと思います。
◎ところで、沖縄タイムスの社説が最後に紹介されています。「日々坦々」さんは、二つに共通する根底には「日米関係」があると書いておられますが、沖縄の福島への理解は、差別された者同士としての内省と共感であり、とても深く優しいと思いました。その一部を引用です:

 東日本大震災東京電力福島第1原発事故に伴い、福島には今なお13万人近くの避難者がいる。福島県内の市町村が「震災関連死」と認定した死者数は昨年12月、1600人を超え、地震津波による直接死を上回った。
 こうした中、「福島に蔓延(まんえん)するタカリ体質」といった見出しを付け、原発事故関連の予算や賠償を「利権」と表するメディアも出ている。
 沖縄の人を「ゆすりとたかりの名人」と侮蔑し、米国務省日本部長を更迭されたのはケビン・メアだ。メア氏は今も、保守派の論客として国内の大手メディアにたびたび登場している。

 外部からは見えにくい沖縄や福島の「痛み」は、何によってもたらされているのか。根源を探る必要がある。
    ■    ■
 国策の失態が招いた原発事故の被害から福島を再生するのは国の責務だ。が、基地や原発を抱える地域に、国が手厚い「代償」を施す現行システムには落とし穴もある
 長年にわたって交付金などを受け取るうち、国や電力会社頼みの地域振興の呪縛から抜け出せない地域や人も出てくる。その結果、特定地域に集中した原発に全国の関心が向かず、安全対策や放射性廃棄物の処理など本質的課題が置き去りにされてきた。 
 沖縄に集中する米軍基地についても、戦時接収と戦後の米軍統治下で強権的に形成、拡張された内実に目を向けず、メア氏の発言に連なる差別や偏見が全国で醸成される傾向にあるのではないか。 
 低成長時代に入り、利益分配をめぐる地域間競争は激しさを増す一方だ。限られたパイの奪い合いに終始するのではなく、国策の不条理への共通認識を深める必要がある
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 両紙は今回、沖縄と福島の全市町村長を対象に、国策や地方の権限に関する共通アンケートを初めて実施した。
 原発を「重要なベースロード電源」と位置付ける国のエネルギー基本計画について、「評価する」との回答は沖縄でゼロだった。原発への警戒感は沖縄の自治体にも着実に浸透している。地域の壁を越え、問題意識を共有できる可能性を示したともいえる。
 一方、辺野古移設に関しては「進めるべきではない」と回答した沖縄の首長は53%だった。秋の知事選に向け、沖縄の主体性が問われている。

◎「沖縄の主体性が問われている」とこの時点では結ばれていたのですが、それから1年にもならない沖縄。辺野古基金への本土7割の寄付金が沖縄への共感と期待を表していますね。☆全文はコチラで:http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-2518.html
★今朝「日本がアブナイ!」さんを覗いたら、こんなニュースが!


 福島原発事故の被害を受けた郡山市で、保革を超えて辺野古移設阻止を訴える「沖縄・福島連帯する郡山の会」が発足したという。(・・)


『2011年に発生した東京電力福島第1原子力発電所事故の影響を受け、現在も放射能汚染に苦しむ福島県郡山市でこのほど、保革を超えて名護市辺野古への新基地建設阻止を訴える組織が発足した。名称は「沖縄・福島連帯する郡山の会」で自民党に所属していた佐藤栄佐久福島県知事(75)や植田英一元自民党福島県連幹事長(89)も相談役として名を連ねている。同会によると、福島県内で辺野古の新基地反対に取り組む組織の発足は初めて。
(引用元:http://mewrun7.exblog.jp/23086718/