危険で高くついた安倍首相の演説:日米新ガイドラインとオスプレイ

我がパソコン、電源は入るもののインターネットにつながらないままです。解決するには電話して…なんですが、今のところ、その元気がなくて放ったまま状態です。やっと仕事の合間の夫のPCで下書きしたものをアップしておこうかと思って。ピエールドロンサールのバラも咲いたのですが、写真の取り込みもできないし,できたとしてもハテナに入れないし・・・としばらくかかりそうです。1週間も前のものですが、メモ代わりに・・・ 
◎安倍さんの個人的な強い願望(米両院議員での演説)を達成するために、演説の前後で支払わされた日本の代償はとんでもなく危険で高くついたようです。

1)日米安全保障協議委員会(2+2会合)での新ガイドライン

リテラの記事では、「今回の安倍晋三首相の訪米は、ネギを背負ったカモが言葉の限りを尽くしてご主人様に忠誠を誓い、すべてを捧げますと約束するための旅だった」と評されています。演説前の27日の新ガイドライン自衛隊の米軍一体化は、ネギにあたりますね。
自衛隊を、周辺事態を飛び越えて、それこそ”地球規模”で、貴方の為ならどこまでもということを、主権者である国民の代表の国会議員たちに国会でお伺いもせずに、勝手に決めてきたわけです。アメリカの戦争を買って出る、こんなことを憲法も国民も許しているわけではないのに、どうして勝手にできるのか。憲法の上に日米合同委員会があるという矢部氏の指摘が当たっていますね。
★「防衛省自衛隊」のサイト:http://www.mod.go.jp/j/press/youjin/2015/05/08_gaiyo.html

中谷防衛大臣による米国訪問(概要)/平成27年5月  防衛省

1 概要
 平成27年4月26日(日)から4月30日(木)(米国時間)まで、中谷防衛大臣は米国を訪問し、日米安全保障協議委員会(「2+2」会合)及び日米防衛相会談を行い、日米首脳会談に出席するとともに、部隊視察等を実施した。

2 日米安全保障協議委員会(「2+2」会合)(27日(月))
 岸田外務大臣、カーター国防長官及びケリー国務長官と、ニューヨークにおいて「2+2」会合を実施し新ガイドラインを了承するとともに、共同文書を発出した。
・共同発表「変化する安全保障環境のためのより力強い同盟―新たな日米防衛協力のための指針―」)(http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/shishin/pdf/js20150427j.pdf
・日米防衛協力のための指針(http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/shishin/pdf/shishin_20150427j.pdf

3 サリバン上院議員及びヒロノ上院議員との会談(27日(月))

 ワシントンDCにおいて、サリバン上院議員及びヒロノ上院議員と会談し、新ガイドライン在日米軍再編について意見交換を行った。


4 日米首脳会談(28日(火))
 ホワイトハウスにおいて実施された、日米首脳会談に出席した。新ガイドラインの下、同盟の抑止力・対処力が一層強化されることを日米の両首脳間で確認した。
日米首脳会談(写真提供:内閣広報室)

5 日米防衛相会談(28日(火))

 カーター国防長官との間で2回目となる日米防衛相会談を、米国防省で実施した。日米韓防衛協力と東南アジア諸国との協力を強化させていくことで一致するとともに、ガイドラインを直ちに実施していくことの重要性を確認した。

◎この翌日の4月29日、安倍晋三氏が岸信介お祖父ちゃんに続いてぜひとも実現させたかった米議会での演説の当日です。「アメリカのアメリカのためのアメリカによる新ガイドライン(byリテラ)での”日本の自衛隊どうぞお役立て下さい”と引換の演説だったことが見えてきます。そこで、あの言葉だけは練りに練った『アメリカ賛歌』の『希望の同盟』の演説ですから、アメリカにとってはスタンディングオーベーションなんて安いもんです。
◎お約束の中身については防衛省の本文以外では:
「日米新ガイドラインの骨子」(http://news.infoseek.co.jp/article/27reutersJAPAN_KBN0NI1RA/?p=1
◎新ガイドライン批判としては「リテラ」の<元米軍司令官も証言! 安倍政権が煽る「東アジアの危機」はガイドラインはすべて米国のため…安倍首相は自衛隊を米軍の下請けに差し出した」がおススメです:http://lite-ra.com/2015/05/post-1068.html

2)オスプレイ17機の購入とオスプレイ横田基地配備。

◎「日本がアブナイ!」さん:http://mewrun7.exblog.jp/23080185/
途中から、それも端折りながらの引用です:

 オスプレイやFー35が他国に売れずに困っている米国は、日本政府にずっとその購入を働きかけて来たのであるが。
 さすがは、国民の税金や利益より国益重視の安倍首相は、米国の要請に従い、オスプレイを一度に17機も購入することを決定。来年度には、さらにオスプレイ5機を追加購入する上に、1機1千億以上するFー35も6機、購入する計画を立てているわけで。まさに、安倍首相&日本政府は、米国にとって、まさにお貢ぎくん、カモネギくんになりつつあるのだ。(・・)


 何度も書いているように、オスプレイ機は、米軍が実用化した後、2012年4月にはにモロッコで、同年6月にはフロリダで死亡事故を起こしている上、死亡事故には至らずとも、アチコチで様々なトラブルを起こしており、安全性に問題性があることがわかっているし。


『ネパール大地震の救援活動に参加している米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが現地での物資輸送中、住宅の屋根を吹き飛ばす被害をもたらしていたと、地元報道機関のカンティプール紙が5日付で報じた。
 同紙はインターネット配信記事の見出しでオスプレイを「useless(役立たず)」と批判している。オスプレイは米軍普天間飛行場所属とみられる。

NHKのウエブニュース(5/9)の「米空軍 横田基地オスプレイの配備検討」:
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150509/k10010073981000.html

新型輸送機オスプレイを巡ってはアメリ海兵隊がすでにMV22オスプレイを沖縄の普天間基地に配備しています。
これに続いて、複数の関係者によりますと、アメリカ空軍が特殊作戦などに使われるCV22オスプレイを東京の横田基地に再来年以降、新たに配備する方向で検討を進めているということです。最終的に配備されるのは10機程度になるとみられ、正式に決定すれば日本本土へのオスプレイの配備は初めてとなります。

◎同じくNHK・NEWSWEBの「米 日本にオスプレイ17機売却へ」http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150507/k10010071731000.html