スペイン旅行(4.バルセロナー4)カタルーニャ音楽堂

6月30日(火)、スペインの最終日、フラメンコの日ですが、昼間は、カタルーニャ音楽堂ピカソ美術館を訪ねます。
ホテルを出てパラソルで朝食。子どもを預ける保育所のあるビルの前だったようで、次々とこども、乳飲み子から幼稚園児くらいまでの子どもを預けに来る母親や、父親、あるいは両親揃ってくる人たちが引っ切り無しに出入りするビル。ベルを押したら扉を開けてくれることになっている。どこも子育て世代は大変です。
9時半、地下鉄を乗り継いで、カタルーニャ広場へ。10時過ぎにカタルーニャ音楽堂に着きチケットを入手。
11時の英語ガイド付きツアーまで、私は音楽堂前で待っていることに。3人はカテドラルへ。

カタルーニャ音楽堂1997年、世界文化遺産

カタルーニャ音楽堂は20世紀初頭のバルセロナで、ガウディ以上に名声を博した天才建築家リュイス・ドメニク・イ・モンタネール(Lluís Domènech i Montaner)の最高傑作。現在もコンサートホールとして使用されている。

正面は何故かガラスで覆われている。右手に指揮者の像が見える。
パラソルの下の椅子に腰かけて待つ。アチコチにアールヌーボー風が窺える。

待っている間に
外観の写真を撮ったり
壁面の文字を読んだりしていると、
1997年に世界遺産に指定されたと
書いてあってビックリ。
中を覗いてみるとレストランになっている。
左には記念グッズを売るお店が。
 
ここは個人では見学できないので、演奏会のチケットを求めて観客として入るか、決められたガイドさんのツアーに入るしかない。やがて3人が戻って中に入る。英語ガイドの女性が時間になると現われて、一階奥の部屋で、映写機による説明を受けて、いざ見学。
 
ステンドグラスにタイル、ガウディの手法と似ていますが、ガウディは建物の構造と一体化したデザインが多いようです。こちらは装飾そのものが緻密で繊細。


いよいよ、リハーサル中というコンサートホールの中へ。

ホール中、圧倒される装飾。天井のシャンデリアの見事な細工。
トップの写真を見てビックリ。女性の顔が描かれて、連続模様になっていますね! 
これは写真で見なければ、あの場では、ただの連続模様でした。
   
ホール内、どこを見回しても装飾で埋め尽くされている。


丸いバラの花がアチコチ縁取りに使われている。



舞台はミュージカル「アナと雪の女王」のリハーサルのようで、写真ではわかりませんが、真ん中のきゃしゃで可愛い女の子が主役でした。しばらく座って、リハーサルの仕上げを見ることになりました。スペインのバルセロナ世界遺産の音楽堂で、思いがけず、"LET IT GO!"を聞くことに。
舞台の両横には、左にモンタネール像、右に天馬が彫刻されています。

 
これから上の階へ。
途中、猿かな、小動物が。
ここが音楽堂の最上階。
真中にドリンクを提供できるバーが。
ホールの全景を撮ったポスターも。
いよいよ、ホールの最奥、
天井桟敷席に通じる
ドアーをくぐります。
 
目の前にホール全体が開けます。


立体的に見えていたシャンデリアが、これより奥に行くと梁で見えなくなります。
これが、最奥の座席に座って見たホールです。舞台が遠くて小さい。

舞台は遠くて小さくても、別の楽しみがあります。天井や壁面の装飾を真近に見ることが出来ます。

さてホールの見学も終わりに近づいて、外に出ました。床にはタイルが張りつめてあって・・・


上るときとは反対側の階段を下りて、途中指揮者の像が見えてくる。

レストランになっている階下へ。ピアニストの内田光子さんを見つけて。
宝石箱のようなホールで聞く演奏は素晴らしいでしょうね〜

想像もしなかったホールの素晴らしさに一同大感激!
ピカソ美術館の前に

こんなに立派な世界遺産を見ることが出来て…
余韻に浸りながらコーヒーを。
カプチーノがおいしい。