梅田からフェスティバルホールへ(大フィル・高関健と宇宿允人)


昨日は夜7時開演の大阪フィルハーモニーのコンサートを聞きにフェスティバルホールへ。朝日新聞社のビルにあるフェスティバルホールが2013年春に新しくなってから初めてです。
日経新聞の愛読者キャンペーンで申し込んで、昨年から一人3000円のチケットが届いていたので大寒の日の夕方から梅田へ向かいました。
ザ・シンフォニーホールがピアノの演奏にはちょうど良いサイズ?なのでフェスティバルよりシンフォニーホールへ出かけることが多かったここ数十年でした。梅田から地下街を歩いて中之島へ向かいました。6時ごろにはすっかり日も暮れて、夜のビル街です。

ホールの入り口には外にある電飾がガラスに映って建物の中の赤じゅうたんの階段と重なって華やかです。

エスカレーターで2階へ。ホワイエの片側にクロークがあったのでコートを預けました。
かなりの距離を急ぎ足で歩いたので身体がホカホカでした。そこからビル3階分ほどをまっすぐ上る長いエスカレーターで5階へ。細長い3階分の吹き抜けの空間に夜空の星のような少し暗い照明の下で、サンドイッチと夫はワイン、私はジンジャエールで腹ごしらえと水分補給。
ホールが目当てでしたので、直前になって曲目を見ました。シベリウスフィンランディアチャイコフスキーくるみ割り人形、休憩を挟んでブラームス交響曲第一番。大阪フィルを指揮するのは高関健さんです。
ホールは床が木。座席シートが真紅。ホールの天井が船底張りになっていて箕面のメープルホールと同じでした。メープルも音響については良いと聞いていたので「同じ〜!」と一寸うれしかったです。ホールのサイトから2枚の写真を:一枚目には懐かしい初代ホールの壁面のレリーフが踊ってます。


新しいホールの音響については、以前、ホームコンサートかロシア領事館でのコンサートだったかで関西ブラボー協会の会長さんがオーケストラのそれぞれの楽器の一音が最奥まで聞こえる演奏者泣かせの素晴らしさと仰っていました。私自身は片一方の耳の聴力が落ちてきているのでクラシックのオーケストラはもう楽しめないかもしれないと思っていましたが、良く聞こえました。安心、まだもう少し楽しめそうと思いました。

くるみ割り人形チェレスタという楽器が使われましたが、それもわかりました。途中、しばらく、別世界へ…なんてこともありましたが。後半のブラームスは夫の方がメロディがつかめなくってと。私は宇宿 允人(うすきまさと)指揮のリハーサル風景も含むブラームスの一番のビデオを持っています。今から35.6年前、六甲から箕面へ引っ越してきた当初の頃、箕面のグリーンホールで大フィルの第九の演奏があり、夫が合唱で参加することになりました。その時の指揮者が厳しい宇宿允人氏でした。「そんなビデオ.持ってるのか?」から、「宇宿さん、どうしてる?」という話になりましたが、私にとってはブラームスの一番を楽しめる切っ掛けの指揮者でした。
今、ネットで調べたら、震災と原発の年の3月に亡くなっておられました。宇宿さんと大阪、大フィルと朝比奈さんとのことなど、知らなかったことがいろいろわかって驚きました。「宇宿允人の世界」(http://usuki-world.com/)からプロフィールをコピーしました。


宇宿 允人 (うすき まさと)
1957年、東京芸術大学器楽科卒業、翌58年から69年までNHK交響楽団で首席トロンボーン奏者として活躍。その間、近衛秀麿氏に師事して管弦楽法および指揮法を学ぶ。
68年、ニューヨークに派遣され研鑽。69年9月大阪フィルハーモニー交響楽団の専任指揮者に就任。

70年10月、大阪フィル定期演奏会ベートーヴェン「ミサソレムニス」で、前例のなかった指揮者個人に対して栄誉ある大阪文化祭賞を受賞。

同年、ヴィエール室内合奏団を結成。73年、ヴィエール室内合奏団定期演奏会で再び大阪文化祭賞を受賞のほか、多くの賞を再三にわたり受賞。 海外においては75年からルーマニアの各オーケストラの客演指揮者として招かれるようになり、76年には、ヴィエールフィルを率いてルーマニア音楽祭に出演。アンコールが1時間にも及ぶ演奏を行い、地元紙などから絶賛を浴びる。 以後、関西を中心に精力的に活動を続け、ウィーンフィルの首席奏者をはじめ、内外のソリストとの共演を重ねる。

さらにバレエ音楽「ゆき女(ゆきじょ)」をはじめ、作曲・編曲も手がけ、これらの作品は独自の芸術領域を開くものと各方面から高く評価されている。

82年4月、多くの後援者の支持を得て、東京芸術音楽協会を組織。「宇宿允人の世界」のタイトルによる独自の演奏会を続けている。 <<

宇宿允人Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%BF%E5%85%81%E4%BA%BA)

帰りは大急ぎで歩いて梅田へ。夫が「あまから手帖」を見て行きたいと願っていた新梅田食堂街2階のワインビストロ「ルヴァンビアン」へ。大阪駅から阪急へ向かう途中の食堂街。通勤していた娘のころから通り過ぎるだけで2階に上がるのもお店に入るのも初めてでした。
中には両手で抱えきれないほどの太いキノコの軸のような支柱が4本(写真の右上端)。ガトゴト音がするのは上をJRの電車が走っているから。写真は雑誌のもので実際は女性シェフでした。
シェフおすすめの前菜盛り合わせ。イサキのバター焼き。鴨胸肉のオレンジソース。ハンガリーの白ワインにアルゼンチンの赤ワイン。贅沢なひと時でしたが、二人で夜の梅田で食事するのは初めてでした。
PS

★「みんな楽しくHappy♡がいい♪」さんのコチラ「<東海村J−PARC>安全管理に疑問〜作業員の転落事故隠し&1/16火災〜」からです。

東京電力でも19日に2件の転落事故が福島第一と柏崎刈羽でそれぞれ起こっています。
10m下に転落した福島第一では作業員が死亡しました。
東京電力死亡事故> 
19日、福島第一原発ー作業員10m落下死亡&柏崎刈羽原ー発作業員3.5m落下治療中 
そして翌日、福島第二原発作業員も事故死
あっちでもこっちでも転落事故。
とっても心配です。

全文はコチラ:http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4075.html
★★「Various Topics 2」さんのブログ「安倍首相の中東カモネギ外交がイスラム国を刺激」(http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/cb71e4e7d0f132b0fba0f0cc003865e1