6月28日(日)グラナダから最後の訪問地バルセロナへ飛行機での移動日。
朝8時半に一階のレストランで朝食。ここのレストランのメニューもとても充実していてどれも美味しい。
9時半、4人で最後の散歩に。
昨夜のナバス通りと違って、朝の通りはきれいに片付いている。お世話になった向いのバルを部屋の窓から写真に。お店の名前は、「La Chicota」と書いてありました。
石畳の道を歩いて広場へ。どこかのお店の警報機が壊れたのか鳴りっぱなしになっている。
前日バスツアーに出発した見覚えのある通りも。
その内、鐘の音が。
きっと10時を知らせる鐘、あのカテドラルの鐘ですね。
賑わっていたはずの銀座通りのショウ・ウィンドーを見て歩く。
高い処にベゴニアの花籠が吊ってあったり、アイビーだけの珍しいものも。
すでにコントラストの強い朝の陽ざしに噴水のある広場の木々が美しい。
ブルーのアガパンサスの花も、西洋アジサイの薄緑色のアナベルの花も、大きい。
どこかの大学の裏手。
グラナダの(あるいはスペインの?)の郵便ポストは黄色。
撮っておいたつもりが逆光で色が解らない。
またネコちゃん。
グラナダはネコも多い。
アルハンブラ宮殿へ行くとき乗ったバスが見えた。
大きな広場にあの銅像! コロンブスとイサベル女王のあの像です。
ここが、イサベル・ラ・カトリカ広場。
ホテルへ戻ったのが10時45分。11時半予約のタクシーがなかなか来ないで、フロントの男性が電話して確認、広場まで一緒に行ってくれて11時44分無事タクシーに。外気温28℃。
お昼頃着いた空港で私たちはひと騒動。やはりタクシーが遅れて慌てていたのかも。チェックインを済まさないで行列の後について荷物検査を受け。水は取り上げられるは、スペイン語でまくしたてる大柄な女性スタッフに引っ張られて、「彼方でチェックインを済ませなさい!!」と叱られて・・・
12時50分の搭乗.
13時20分発、バルセロナ着14時の機上の人に。
バルセロナへ着くとタクシーで市内のホテルへ。グラナダとは規模が違う大都会。走れど走れど市街地区が続くのにビックリ。これは大きな町。飛行機の窓から碁盤の目のような市街地区が見えたのが解る。バルセロナは海に近い大きな町。(標高4m。人口約160万)
ホテルに着いて、荷をほどき、一服して遅いランチを食べに出る。
ホテルで聞いたレストランのある通りへ。ここで頼んだコロッケがとても美味しかった。ここで、バルセロナ観光について話し合う。明日はサグラダファミリア。最終日の夜はフラメンコと決まっているが、あとは白紙。
(←出発数日前にF氏から電話で、サグラダファミリアもチケットを取るのが大変だから予約した方が良いとの電話を戴き夫が手配した予約チケット)
私はせっかくバルセロナに来たならガウディの他の建築を一つは見ておきたい。日本の公園のあちこちにガウディもどきのタイルを張った建造物が出来ているので本家のグエル公園は外せないのではないかと思っていたので、そう言ってみました。
F氏は、ガイド本で調べたという、ガウディ以上に名声を博した天才建築家、モンタネールの最高傑作と言われるカタルーニャ音楽堂へ行こうと。もう一つ、アルプハラ1日観光で岡ちゃんに「美味しいバルはありませんか?」と夫が質問。岡ちゃん曰く「一つおススメ。ピカソ美術館を海側に少し行くとカテドラルがあって、そこを少し行って右に行くと店の前にガラスケース入りの魚を並べたバルがあって、そこは美味しかった」。ということで、そこへ行こうと。ところが、グエル公園は地下鉄で行くと駅から歩いて20分という。パラドールでチケットセンターまで歩いて10分の処だったのでその倍。歩けなくはない・・・けど、遠い。
(←ホテルを出て最初の曲がり角から建設中のサグラダファミリアが見える)
明日無理なら、今日の内に、と私が。歩き出したら、夫が腹痛。飲み疲れ? 食べ疲れ? 昨日勧められた水が良くなかったと夫。
「ホテルに戻るから3人で行ってくれ」、「一人では行ける自信がない」とF氏も。「まずは、さっきのお店でトイレを借りたら」と私。
ここは、年の割には強行軍で来たのだから、一服した方が良いな.と私も思いました。マドリッドの初日でバテかけた私ですが、Fさんたちの御配慮もあってその後は今日まで何とか楽しい旅行を続けています。これ以上は贅沢と思い直しました。外は、明るくても、もう5時か6時近く? 夫が戻って、明日から利用する地下鉄の最寄り駅を下見することにして、そちらに向かいました。
無人駅で大きな自動販売機には英語での説明も付いていて、これで『T-10』という回数券を買って市内を移動することになったのですが、思わぬ事件?にも。
4人の日本人、切符販売機の前で四苦八苦しているのを見かねてか一人の女性が近づいて来て、教えに来てくれた…のかと思って、振り返ると頭からスカーフを巻いて、両手を隠しているので、腕の中に赤ちゃんでも抱えているのかと思ったら、引き上げる私たちの後をついて来て、エスカレーターで先を行く夫の後を追いかけて走って行く。何ごと? と思ったら、夫が大声で「いらない!」と。手に何かを掲げて、押し付けている。私たち女二人が後についていたのに、私たちには見向きもしないで、夫がグループのリーダーだと思ったのか。夫はしつこく何かを押し付ける女に、「ポリース!!」と大声を挙げた。これが効いたのか、やっと逃げるように信号向こうのコンビニに駆け込んだ様子。
(バルセロナの通りには自転車レーンがあって、貸自転車や自転車の移動が便利⇒)
「怖いね〜」と私。Fさんは、「ず〜と私たちのことを見ていたから、オカシイと思った」と。夫がウエストバッグから地図を取り出しては切符の自販機に向かっているのを見て、財布が入っていると思ったのかしらと二人で話していたのですが、あとから聞くと、自販機前で手元を隠して近付いて来て夫のウエストバッグに手を掛けたのだそうです。そういえば、ホテルを出る時、フロントの方が、「バッグを盗られないよう気を付けて」とわざわざ注意してくれたのを思い出す。地下鉄に向かう道で、夫を待っている間に、映画のワンシーンのような大掛かりな警察の捕り物を見たとこだったし、グラナダとは違うんだと思いました。
ホテルに戻ってシャワーと洗濯を済ませて、夜8時に待ち合わせ。ホテルの近くのバルで夕食を。
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今日は軽くという事で、4人でパスタとピッツァを一皿ずつ。スペインでどうして?ですが、4人とも、これでいいということに。
このお店が変わっていて、映画スターの古い写真が店内一杯に貼ってある。ロバートレッドフォードとかポール・ニューマンとか、オードリー・ヘップバーンとかマリリン・モンローとか。メニューを見ると、注文は映画スターの名前で、クリント・イーストウッドとかジェームス・ディーンで注文する。出てきたピッツァは美味しかったのものの、パスタは麺が今一つ。スペインでイタリアンを頼む方が無理となっとく。私たちはジェームス・ディーンの写真の下のテーブルでした。10時前にホテル着。バルセロナの第一夜です。