ルモンド紙社説で再稼働批判と京都でシールズ+沖縄

◎「No Nukes 原発ゼロ」(http://no-nukes.blog.jp/)のサイトで、フランスのルモンド紙が川内原発再稼働を取り上げた記事を紹介しています。大多数の国民の意思に反した、経団連の意向に沿う過去のやり方だと厳しく批判しています。

2015/08/23

<ルモンド紙社説>再稼働:過去に囚われ日本を後退させる安倍政権


フランスねこのNews Watching 2015年8月23日 (日)


福島原発での惨事とこれに続く48基の原発停止から4年が経った今、日本は再び原子力に回帰した

8月11日の川内原発第一号機の再稼働は保守派安倍晋三総理大臣の勝利を明示している。そして今後他の原発が再稼働する可能性を暗示している。政権に返り咲いた2012年12月以来、安倍首相は原発再稼働を主張してきた。


表向きに語られている「発電費用を抑え石油への依存を減らす」という目的だけではない。日本の原発技術を輸出する、という安倍首相の野心にも沿った動きである。



しかし安倍首相の「勝利」には限界が見えている。安倍政権は再稼働の必要性について国民を説得するのに失敗したからである。

世論調査が示すとおり、日本人の大多数は福島原発事故の惨事に深く心をえぐられ、地震が多発する自国での再稼働に疑問を抱き、その結果原子力に反対している。


これら日本人の確信は、原発が全て停止した後も電力供給に何の問題も発生しなかった実績によって強化された


安倍政権は経団連からの圧力を受け、不透明な経過を経て川内原発を再稼働した。これは全て過去のやり方である。日本政府は過去のやり方にとらわれ続けており、自らが望む「改革者」のイメージからは程遠いままだ。(抜粋、一部編集)

◎8月23日全国一斉行動は国内64か所で戦争法案反対の集会とデモが行われました。
シールズ関西は京都で内田樹先生を迎えて「Sealds KANSAI」のTWITTERから:

SEALDs KANSAI ‏@SEALDs_Kansai · 7時間7時間前
本日の戦争法案に反対する京都デモ、主催者発表で1800人の参加者でした。
8月30日は国会前での大行動です。関西からも参加します。30万分の1になろう。
#0823全国一斉行動

SEALDs KANSAI
‏@SEALDs_Kansai 三条大橋ですでに1200人を越えているとの発表。
「戦争したがる総理はいらない!」#0823全国一斉行動


ysatjp ‏@ysatjp · 48分48分前  京都府 京都市 中京区
sealds kansai at kyoto
すごい人数!!


SEALDs KANSAI ‏@SEALDs_Kansai · 2時間2時間前
内田樹先生からお話を頂いてます若者たちが本当に鋭い政治的センスを持っていることをSEALDsの運動が表している。僕が知る限り、外部の権威やイデオロギーに依存せずに作られた運動がこれほどのうねりを見せることは初めてです。」


内田樹先生僕は、これが日本の政治史に残る転換点になると思っています。今の日本は、立憲デモクラシーの死と再生の岐路にある。今日ここに集まった皆さんが、何年か後に歴史の方向を変える運動に身をもって参加していたと回想出来ることを願っています。」#0823全国一斉行動


内田樹先生僕はこれが正しいと思う、まちがっていると思う。そんなことを自分の言葉で呼吸をするように語ること。それだけは誰にも止められない、そしてそれだけが広がっていく政治的な言葉になるのです。彼らはいわば戦後の立憲デモクラシーの申し子なんです。」#0823全国一斉行動
(内田氏京都スピーチ全文:http://blog.tatsuru.com/2015/08/24_0753.php

★「琉球新報」(23日)の「速報」で、「シールズ琉球が北谷で街頭行動
コチラで:http://ryukyushimpo.jp/uploads/img55d948c35f130.pdf

戦争法案に反対する理由は3つ:(1)立憲主義と民主主義に反する、(2)議論と説明が不十分、(3)若者として沖縄に暮らす者として命が危険にさらされる。

★同じ23日の「天天日記」さんでは、ル・モンド紙と30日の戦争法案大行動について書いておられますので紹介してみます。


再稼働をした川内原発は、再開後のトラブルで出力上昇作業を延期した、と日本のメディアは報道した。がフランスのル・モンドは停止したと伝えていることが分かった。

FB上の「原発をゼロにしてから死ぬのが大人の責任だと思う」会では、停止してトラブルの原因究明をするよう、署名運動が起きていたところだった。


<中略> 私たちは、8月30日の戦争法案の反対に忙しいのだから、こんな原発は早く停止してほしい


戦争法案反対の動きは、次世代を心配するおじさんたちだけでなく、若者やママさんまで自分の問題として立ち上がっている。一方で、安倍を擁護する運動をおっとり刀で始めたアホがいる。櫻井某という右翼系ジャーナリスト。<後略>

●全文はコチラ「川内原発停止」( http://d.hatena.ne.jp/mm3493/20150823#1440335557)で。