うつぼ公園13日「民主主義ってなんだ?」「これだっ!」


昨日、9月13日(日)、午後4時から安保(戦争)法案反対の関西大集会がうつぼ公園でありました。
強行採決前にもう一度是非参加しておきたいと思っていて、夫も誘ったのですが直前まで解らず、私も7月の時のように難波まではとても歩けそうにないし、ヨドバシカメラの方を…と思っていました。でも、ウィークデイの夜となると出にくいし、13日はチャンスなんだけど〜と迷った末、あとで後悔するより一人でも行こうと思っていたら、何のことはない、二人で行けることに。

西梅田から本町で降りると、それらしき人の流れが出来ていて、しばらくするとうつぼ公園に。今回はシールズの呼びかけだけに若い人たちが以前よりずっと多く、高校生グループは初めて見ました。勿論我々世代も健在で、皆さん思い思いのプラカードをかざしています。私たちは前回扇町で使ったウチワに「NO WAR]と書いたのを持って行きました。

前の方に並んでいたので、今回は、マイクも近くてそれぞれのスピーチが良く聞こえました。シールズ関西が生んだ戦争法案反対のマドンナ、寺田ともかさんが主催者側のあいさつをされました。寺田さんのスピーチは聞き取りやすく、そして説得力があります。前日、在阪の国会議員に法案の趣旨の説明を求めて電話をかけまくった、その時の対応を面白おかしく紹介されました。「どんだけ反対しても強行採決したら通ることは解ってる、はよ、あきらめてそんな運動止めるように」と言われたとか。色々紹介して、「誰ひとり政治素人の一大学生を納得させることもできないこんな法案は廃案にすべきです」という寺田さんのご挨拶でした。他には、17歳の来年大学受験を控えた高校3年生もマイクで訴えました。大学生になれば奨学金という名の借金を抱えて、払えなくなったら自衛隊へという経済的徴兵制が身近な世代なんですね。「私はいくつかのマイノリティーのグループに属している」という女性のスピーチも、「こういう時代、真っ先に社会の一番弱い立場の者がはじき出される」と訴えていました。

スピーチ台の後ろの方に白髪の上品な紳士が先ほどから見えるけど、まさか…と思っていたら、司会者の"山口二郎さん"というコールに、やっぱりそうだったのかでした。中之島公会堂で講演があって、そのあと、ここへというお話でしたが、随分力のこもったお話でした。「日本は今や国会に民主主義はない! 民主主義はここにある! この法案を廃案にするのは主権者の責任だ!」というような内容でした。「ここ一週間が山場。私も東京へ帰ってまたデモに出ます。みなさんも頑張って!」としめくくられました。各政党の議員さんも、「国会で頑張ります、牛歩も辞さず」というようなお話です。


そろそろ、デモの列が出発.
実は、扇町公園でデモが出発するのに1時間ほどかかったので、出口に近い方の列に入りました。同じことを考えてか男性二人連れが途中から前に入って来られました。ところがスタッフの誘導で、当然のことですが、和歌山や滋賀のグループが優先され、結局、残されることに。「これはまた最後になるな〜」と「出口の近くからかと思ったのに又ですね〜」と私も。40分ほどして出発。4時から1時間半以上の立ちっぱなし、これが足にこたえます。出口のところで年配の方二人がギターで「よあ〜けは〜近い〜」とフォークを聞かせています。前の女性二人が、振り返って「懐かし〜い!」と仰るので「若いのに〜」と私。「いえ〜歌ってましたよ〜」。”お若く見えるんだ〜”でした。

御堂筋へ入った頃、
私の前には、子供連れが集まってきました。
小さな子ども達も、お母さんに手を引かれて歩いています。
信号待ちになると、道路の真ん中のヤブランの植え込みの中へ入って遊びます。
行進が始まるとお母さんのところに戻ってまた手を繋いで黙って歩いています。
母親たちは、この子たちのためにと已むに已まれぬ思いで連れて歩いているのですね。
子どもたちはこの日のことをきっと忘れるでしょう。
忘れてしまえるような時代になればいいな〜と思います。

 GoTO(日本を、安倍から取り戻す。)さんがリツイート
masato ‏@masato89973663 · 1時間1時間前
そういうことなんです。#14日決戦

◎歩きながらシュプレヒコールで声を合わせてます。
その中に、「憲法、守れ」「子どもを、守れ」「命を、守れ」というのがあります。
前を歩いている子どもたちを見ながらこのコールは切実だと思います。
今までだったら、自衛隊員が戦闘行為を行うのは日本を守るためでした。
ところが、この法案では、集団的自衛権行使のために銃をとります。
日本に戦争を仕掛けていない国に対して敵対行為を取ることになります。
平和のためには、誰も殺すな!!です。

そして、この日、「誰も、殺すな」のコールが、夕闇の御堂筋にコダマしました。

三紙が伝える『安保法案:大阪で2万人が反対デモ』

毎日新聞

安保法案:大阪で2万人が反対デモ 参院審議大詰めを迎え


 安全保障関連法案の参院審議が大詰めを迎え、法案に反対する学生団体「SEALDs KANSAI(シールズ関西)」などが呼びかけた「戦争法案に反対する関西大行動」が13日、大阪市内であった。政府・与党が今週中の成立を目指す中、主催者発表で約2万人が御堂筋をデモ行進し、「戦争法案絶対反対」「今すぐ廃案」と訴えた。


 シールズ関西の他、京都、滋賀など関西2府4県で法案に反対する若者らの10団体が参加した。スタート地点となった大阪市西区の靱(うつぼ)公園では、シールズ関西のメンバーで、関西学院大4年の寺田ともかさん(22)が「今決めるべきことがあるとすれば、この欠陥法案を廃案にすることです」とスピーチ。大阪府寝屋川市の高校3年の女子生徒(17)も「武力ではなく、話し合いで解決しようと呼びかけることが本当の積極的平和主義ではないですか」と訴えかけた。参加者は「私の国に、戦争はいらない」「憲法守れ」などと書かれたプラカードを手に歩いた。


 デモには、公明党の支持母体である創価学会の会員の姿も。兵庫県姫路市の山川知子さん(59)は創価学会の「三色旗」を描いたプラカードを持って行進。「公明党はもはや政権のブレーキ役ではなく、法案成立に向けて一緒にアクセルを踏んでいる。目を覚まし、軍事力で平和は築けないと考え直してほしい」と話した。【遠藤孝康】

産経新聞http://www.sankei.com/west/news/150913/wst1509130057-n1.html

「SEALDs(シールズ)関西」など大阪で安保法案反対集会



安全保障関連法案に反対する集会に参加した若者ら=13日午後、大阪市



 安全保障関連法案に反対する市民団体の集会が13日、大阪市西区靱公園で開かれ、若者を中心とした参加者が「人の命がかかった問題。駄目なものは駄目と一人一人が廃案を訴え続けよう」と呼び掛けた。

 集会は学生グループ「SEALDs(シールズ)関西」など関西2府4県の11団体が企画。高校生グループ「T−ns SOWL WEST(ティーンズ・ソウル・ウエスト)」の福田成実さん(17)は「学校で教えられたような戦争は見たくない。70年続いた平和を守りたい」と訴えた。

 主催者発表で参加者は約2万5千人。集会後は大阪市の御堂筋をデモ行進し、ラップのリズムに合わせて「戦争法案絶対反対」と合唱した。

しんぶん赤旗http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-12/2015091300_00_0.html

若者が大阪に2万人
戦争法案絶対廃案 関西大行動


 安倍自公政権が戦争法案の強行採決を狙う中、「関西から大規模に声を上げよう」と13日、関西の青年11グループが大阪・御堂筋をデモ行進しました。出発時点(午後5時)で約2万人が参加しました。

 主催は、近畿2府4県で戦争法案反対の活動をしている青年・学生・高校生・障害者の有志11グループ(後記)。「一つにまとまって声を上げることで、より大きな社会的効果を与えよう」と結集しました。

 制服姿の高校生や、ベビーカーを押した若いパパ・ママらが、音響機材を積み、コールの先導役を乗せたサウンドカーを先頭に、「今すぐ廃案 戦争法案」「武器を持たすな、希望を持たせろ」と声を合わせました。

 出発前の集会で各グループの代表が「だれかが殺されるのをみたくない」などとスピーチ。「しーこぷ。」(滋賀県)の女性(22)は「武力はどんな理由があっても正当化できません。70年の平和を築いた先輩たちの不断の努力を踏みにじる暴挙を一緒に止めましょう」と呼びかけました。

 「戦争反対を大きな声で訴えたい」と一人で参加したのは大阪大学大学院に通う女性(26)=豊中市=。「大雨の災害対策より安保法案を優先しておいて、何が『国民の命を守る』なんですか。こんな首相は信用できません。声を上げ続けて、戦争法案を廃案に追い込みたい」と話しました。

「戦争法案に反対する関西大行動」主催グループ• SEALDs KANSAI(シールズ関西=自由と民主主義のための関西学生緊急行動)
•T‐ns SOWL WEST(ティーンズソウル ウエスト)
•ぐらり Gra×Ri
•滋賀  しーこぷ。
•京都  SAY NO WAR Demo(セイノーウォーデモ)
•NON STOP KYOTO(ノンストップ京都)
•大阪  泉州サウンドデモ
•SADL(サドル=民主主義と生活を守る有志)
•兵庫  戦争法案に反対する神戸デモ実行委員会
•奈良  戦争法案に反対するNARA青年の会
•和歌山 WAVEs(ウェイブズ)

◎若い方、17歳の彼女だったか、スピーチの中で印象に残ったのがあります。「今年6月まで絶望でした。でも今は、あきらめていません。日本の未来を諦めるわけにはいかないのです。」