9月20日のサンデーモーニング

たけたけ ‏@taketake1w · 9月19日
小林節氏。「法治主義ではなく、人治主義になっている。
法でなく人が物差しになったらおしまいですよ」#サンデーモーニング

20日朝のTBS・サンデーモーニング、(私は途中から? ) 先日の安保(戦争)法案があんな形で可決された(無効とも言われています)のを受けて、かつては政治家の中にも経済人の中にも、平和憲法を守り戦争は二度とやってはいけないと発言していた人がいた。
後藤田正晴さんの言葉が流れます:「毎日爆撃を受けながら戦争の時代の中を生きてきたのですから、戦争は二度とやってはいけない。歴史の反省の上に立ち、将来の戒めにしなければ
ところで、私も以前今の自民党に後藤田さんが居てくれれば…なんてブログで書いたこともありますが、Wikipediaで調べてみました。亡くなられて丁度10年ですね。

後藤田 正晴(ごとうだ まさはる、1914年8月9日 - 2005年9月19日)は、日本の内務・警察・防衛・自治官僚、政治家。
◇第2次中曽根第2次改造内閣・第3次中曽根内閣では官房長官に再任され、単なる官房長官を越えた「副総理格」と見なされた。イラン・イラク戦争終結に当たり海上自衛隊の掃海艇をペルシャ湾に派遣する問題が浮上した際には、「私は閣議でサインしない」と猛烈に反対し中曽根に派遣を断念させた。
中曽根康弘総理大臣の靖国神社公式参拝中止時の談話

「昨年実施した公式参拝は、過去における我が国の行為により多大の苦痛と損害を蒙った近隣諸国の国民の間に、そのような我が国の行為に責任を有するA級戦犯に対して礼拝したのではないかとの批判を生み、ひいては、我が国が様々な機会に表明してきた過般の戦争への反省とその上に立った平和友好への決意に対する誤解と不信さえ生まれるおそれがある」ため「内閣総理大臣靖国神社への公式参拝は差し控えることとした
1993年に村山富市日本社会党委員長に就任時、「自衛隊について社会党と意見の違いはあるけど、自衛隊武装して海外に出ていくことには反対しなければならない。その点は同じ考えです」と話した。「自衛隊の海外派遣や集団的自衛権の行使など、憲法が認めないことがなし崩しになることに危惧を抱いていた」と評価していた。首相時代の村山にとって後藤田は良き相談相手の一人であった。
◇政界引退後(1996年総選挙に出馬せず)も、河野洋平を非常に可愛がり、与党の対中外交に影響を与えた。また、「つくる会」の新しい歴史教科書(扶桑社発行)の採択では、一貫して反対の立場をとった。。

イラク戦争における自衛隊派遣に反対した。小泉純一郎内閣に対して「過度のポピュリズムが目立ち、危険だ」と批判した。また、小泉内閣のスローガンでもあった、「官から民へ」について、「利潤を美徳とする民間企業が引き受けられる限度を明示せずに、官から民へは乱暴である」と発言した。後藤田の死後、当時民主党代表の前原誠司は国会質問でこの発言を取り上げた。

◇警察官僚出身だが、晩年は左派色を強めた。これに対して右派から批判されたが、後藤田は自分は保守的な政治家であるとし、「自分が左派扱いされるのは、日本が右傾化し過ぎているのではないのか」と反駁した。

◎こうやってみてくると、ここぞという時に後藤田さんがストッパーの役割を果たしています。後藤田さん亡きあとの今は、ハト派は消え、小泉元総理が”ぶっ潰す”と言った通り、自民党はぶっ壊れて、自民党と云う名の極右政党・日本会議党になってしまいました。民主党福山哲郎議員は19日未明の採決反対討論で「あなたがたには、保守を名乗る資格はない。単なる保身だ!」と言いました。
さて、気を取り直して、ここからはカメラに残っている写真を使って私なりの編集で再現です。

私は大いに自分の責任を感じました。(中略)
平和憲法を持つ日本の経済人として 
物事を処理してきたかどうか。(中略)
つまり軸足を国民におくのか 
そうではなく 財界とアメリカに
政治・経済のすべてで
追随していくのかという選択です。(中略)
日本は平和憲法を持っている国として
それを座標軸に経済の在り方を考えることが
国際的に求められています。」
佐高信さんが語ります。
戦争は一番確実にもうかって楽な商売
ほとんど言い値というか、財界側の、
ものを作る側の言い値で
取りっぱぐれがない。そうなると
戦争継続を要求するようになる。」
戦前がそうでした。
そして敗戦後、GHQの手で財閥解体
あるべき経済界の姿
なぜ戦争が起きて、なぜ財閥が協力したのか
その反省の上に立って
戦争と経済は相容れない
反省したのではなかったか
日本興業銀行のトップだった中山素平さんは
「(湾岸戦争時に)自衛隊の派兵なんてもってのほか、憲法改正も言語道断だ」と発言していました。
佐高さんは「今回の戦争法案に対して財界人・経済人は声を挙げていないというのはオカシイ」と。
(蛙が一言:逆に、戦争法案を歓迎しているのではないでしょうか。武器輸出や原発の輸出を政財界協力し合って推し進めているではないですか。戦前回帰は政治だけでなく経済界でも進んでいます。)
最後に、元朝日新聞記者だったむのたけじさんです。むのさんは、戦前、戦中、発禁処分を恐れて言論界が自己規制してしまったことが悔やまれると。むのさんは戦後、責任を感じて退社。一貫して反戦の立場から言論を続けています。むのさんは言います「今度の国会であの法律が決まった。その日から次の総選挙を目ざして、国民が声を挙げて、もう一回討論したらいい。すぐにその運動を始めます」。
奇しくも国会の外で集まっていた人たちにシールズの奥田愛基さんがマイクでコールしたのは「選挙に行こう!」でした。むのたけじさん、御年、100歳、奥田さん、23歳です。

この日の最後の締めくくり
「風をよむ」は「悔いと憂い」でした。
寺島実郎氏は、「安倍さんが祖父の岸さんと同じように、あとになれば理解してもらえると言っているが、時代が違う。冷戦時代とは違い、中国を封じ込めて済む時代ではない。米中関係があの時代とは違うのに同じようにはいかない」というようなことを。
着物姿の法政大学学長さんは、「大学人として学徒出陣で教え子を戦場に送るようなことは二度としてはいけないと思う」と。
(花の写真は今朝のジンジャー、3つ目です。いい香りを放って咲いています。最初の一番大きなツボミは、いまだに毎日新しいツボミが花開き夜には萎んでいます。)

Shoko Egawa ✔ @amneris84

世論調査】安保法に関する読売の調査結果が興味深い。▽安保法成立を評価する31%、評価しない58% ▽安保法で抑止力が高まる34%、そうは思わない51% ▽政府・与党は国民に十分説明した12%、そうは思わない82% ▽与党の採決は適切だ30%、適切ではない60%

Retweeted by 内田樹