ヒバの木に小鳥の巣


日曜日の夕方、Nさんから、やっと明日、あさってお天気が続くので、植木の散髪に行きますと電話がありました。1日違いで夫が車庫の屋根に上がって、手の届く限りの柿の実を取ったところでした。
母が心配していた通り、木の上で軟らかくなった実が落ちて、車庫のペンキの屋根にベットリと張り付いているのもいくつかあったようです。昨日から、私は柿の皮むきをして、素人では無理な残り半分以上、隣りの畑に伸びている枝は、Nさん待ちでした。
月曜の朝早く、Nさんが来られて、まず一番手のかかる実家の家の庭の松から始めます。
途中、呼び出しがかかって、我が家の植木をどうしたいのか、聞かれました。我が家は、私が苗木を買って勝手に植えたのが大きくなっています。どうしたいのか?と言われると、去年は「雑木林みたいに」なんて答えて、きっと呆れられたのではないかと思っていました。でも、今年も、どうします?と聞いてくださるので、椿や山茶花は小ぶりに、冬、葉を落とす落葉樹は少し大きめにとザックリ。

南の空家の北側のひとり生えの木が茂って、我が家の椿が咲かなくなったと言われました。南隣りは売りに出されるので、勝手に切っても大丈夫ということで、手の届く範囲で切って、枝はコチラで一緒に片付けるということに。
次に、隣りのヒバ(檜葉=アスナロ)の木を、槙(マキ)の木の枝のように丸く刈るか、自然に生えたように刈るか?と聞かれたので、今と同じように自然に見えるようにカットしてくださいと話していると、Nさんが、鳥の巣があると。初めて見る小鳥の巣です。「可愛い!」と私。
ヒバの木の下にはシャクナゲがあります。一番下の北側の枝の上にありました。写真の右の枝です。
誰も気づかなかったのですね〜、いつの間に? 木の枝や枯葉や白いビニールをほぐしたようなものが材料です。
「いつ、巣立ったのかしら?」「だいたい、5月ごろに作るんです」
「そうなんですか〜、半年以上も気づかないでいたのね〜」

「何の鳥かしら?」「ホオジロかな」「そう?」
そっと抱えて、戻って、父や母に見せることに。
父も、どこにあった?と驚いています。
母も、初めて見る可愛い巣に、どうやって作ったのかしら、賢いね〜、どのくらいかかったのかしら?
夫も、へぇ〜気づかなかったな〜、どこで? 何の鳥?と皆で興味津々です。
小鳥は、知ってたのですね、庭のヒバの木の枝が絶対安全だと。
あの家族なら気づかれないと思われていたのでしょうか。
我が家のお客さんに、是非見て頂こうと、しばらく玄関の下駄箱の上に置いておくつもりです。