金曜デモと・・・フレコンバックと米情報開示「1〜6号機炉心損傷」

◎昨日は12月11日、2011年の3・11から4年9カ月でした。
毎日新聞10日)のフレコンバックの写真の記事を:

福島原発事故 積み上がる除染廃棄物
東日本大震災から11日で4年9カ月。東京電力福島第1原発事故に伴う除染で取り除いた表土や草木を入れた黒い袋が、福島県内の広い範囲で山積みされ、増え続けている。ポリエチレンなどを素材にした「フレコンバッグ」と呼ばれる袋の容量は1立方メートル。環境省福島県によると、9月末時点で約915万5000袋が約11万4700カ所の仮置き場や除染現場の保管場所に置かれている。
(全文はコチラで:http://mainichi.jp/articles/20151210/k00/00e/040/160000c

◎さて、12月11日は金曜日でもありました。東京と大阪の再稼働反対のデモの様子をいつものようにお二人のブログから。
★「特別な1日」さんの<『どうして民主党はあんなにバカなのか?』と『ジャック・アタリ氏講演会』+1211 再稼働反対!首相官邸前抗議>(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20151211/1449839497
デモに入る前の記事がかなりヘビーですが、是非ブログで読んでみてください。ここでは、ジャック・アタリ氏の講演の要旨のみコピーしてみます:

市場経済はグローバルで民主主義はローカル/ナショナルなものだから、お互い矛盾が起きている』というのは鋭い指摘です。日本を含めた第3次世界大戦のリスク、というのは彼に言われるとショックでした。それに『TPPやタックス・ヘヴン規制はグローバル・ガバナンスに発展する可能性がある』というのは夢にも思いつかなかった。新自由主義、市場の跳梁を防がなければならないというのは多くの人が抱えている問題意識です。でもそれを克服するための具体策を述べる人は殆どいません。せいぜい皆でデモをしよう、くらいじゃないですか(笑)。ジャック・アタリのような人達は苦心惨憺してEUというものを実現させてきましたから、説得力があります。まず一歩を踏み出さなければならないということなのでしょう。

★「青空学園だより」さんの11日(金)のタイトルは「放射能濃度上昇=4000倍
http://d.hatena.ne.jp/nankai/20151211


9日,福島第1原発廃棄物処理建屋近くにある地下トンネル「ダクト」にたまった汚染水の放射能濃度上昇=4000倍が報じられた.時事ドットコム時事ドットコム:地下トンネルで放射能濃度上昇=4000.東電も日本政府も外部への漏れはないと言い張る.しかしこれはまったくのウソである.溶け出た核物質がどこにあるかわかっていない.その中で地下トンネルにたまった汚染水の放射能濃度上昇しているということは,これ自体が漏れ出たものである,ということだ.福島第1原発の情況は,完全に人間の手を離れている.こういう中で,いつものように60人ほどは集まっていただろうか.皆で声をあわせてきた.

エコーニュースから:「日本政府にない福島第1事故の議事録、米国が保有 アメリカ情報公開法で公開」http://echo-news.net/japan/usnrc-disclosed-fukushima-criss-proceedings

福島事故直後に、日本政府が作成していないと発表していた議事録を、米国政府が作成していたことが判明しましたアメリカ連邦情報公開法に基づく開示決定で、本紙編集長の江藤貴紀などに公開しました。



さらに、米国NRCは、別の文書も情報公開。近藤駿介氏の1535本の燃料棒が溶融するとされる最悪シナリオよりも多い2000本以上の燃料棒が96時間以内に溶ける事態を想定していたことも判明。加えて、同心円上ではなく風向きまで考慮したより危険な内容となっています。


加えて、同文書によると米国NRCは、3月18日時点ですでに1号機から6号機まで全ての炉心が損傷中と認識しており、96時間の経過後にも福島第一にある約15000本の燃料棒から、放射性物質の放出が続くことを予想していたたと思われます。

<中略>

・・・・・
ですので私は、今回の福島事故議事録問題が日本政府固有の隠蔽体質によるものだとは思いません。アメリカだってーーースノーデン事件を観れば分かる様にーーー各種の不正行為と秘密主義が政府機関と関連産業の内部にあります。だから日本だけが特別に酷い国と言う訳ではないのです。


ただ一般論に立ち返って、なるべく他国の証拠にも当たってみるというのはより的確なアプローチと考えて、アメリカ政府資料を弊社では重要視して収集している訳です。(編集長 江藤貴紀)

☆引用元は飯山一郎氏のブログです。この方は、煽るため?に記事を書いておられますので、引用は控えてきましたが、今回のエコーニュースのアメリカ情報は信用できそうなのでコピーして紹介してみました。飯山氏のブログでは、9日付で次のような記事でした。


   <3号機と4号機。4号機(右)も大爆発していた!>


日本政府にない福島第1事故の議事録を米国が保有していて、アメリカ情報公開法で公開された。 (記事<上記エコーニュース>)
それによると、 「米国NRC(アメリカ合衆国原子力規制委員会)は、3月18日時点ですでに1号機から6号機まで全ての炉心が損傷中と認識しており、96時間の経過後にも福島第一にある約15000本の燃料棒から、放射性物質の放出が続くことを予想していた。」

1号機から6号機まで全ての炉心が損傷中!やはり 5号機・6号機も逝っていたのか! これで現在の「濃霧」 も説明がつく