天皇陛下のフィリピンでのお言葉全文


◎真冬に咲く庭の花が、
椿か山茶花サザンカ)以外には
途絶えてしまって、
あとは、アジサイの蕾か
シャクナゲの大きな蕾しかないと思っていました。
今朝、玄関先に、アレっ!と思ったのが、
クリスマスローズの花の蕾です。
まだまだ地面に近いところですが、
確かに茎の先の花の蕾です。
◎今朝の新聞に、フィリピン訪問中の天皇皇后陛下の記事がありました(記事写真は今朝の日経)。また晩餐会冒頭のお言葉全文も。ネットで見つけたのでメモ代わりに張り付けてみます。フィリピンと日本の関係が述べられていて、フィリピン独立の英雄と言われるホセ・リサールという人物にも触れています。平和的友好関係を築くうえで相手国の歴史を知り、尊重し・・・というお手本みたいです。政府も、こういうお手本に学んでほしいと思いますが・・・(全文引用はコチラから:http://www.asahi.com/articles/ASJ1T64CCJ1TUTIL05V.html

天皇陛下のお言葉全文 フィリピンでの晩餐会
2016年1月27日21時13分



 天皇陛下は27日、フィリピンでの晩餐(ばんさん)会にあたり、お言葉を述べた。全文は次のとおり。

     ◇

 貴国と我が国との国交正常化60周年に当たり、大統領閣下の御招待によりここフィリピンの地を再び踏みますことは、皇后と私にとり、深い喜びと感慨を覚えるものであります。今夕は私どものために晩餐会を催され、大統領閣下から丁重な歓迎の言葉をいただき、心より感謝いたします。


 私どもが初めて貴国を訪問いたしましたのは、1958年12月、ガルシア大統領御夫妻が国賓として我が国を御訪問になったことに対する、昭和天皇の名代としての答訪であり、今から54年前のことであります。1962年11月、マニラ空港に着陸した飛行機の機側に立ち、温顔で迎えて下さったマカパガル大統領御夫妻を始め、多くの貴国民から温かく迎えられたことは、私どもの心に今も深く残っております。この時、カヴィテにアギナルド将軍御夫妻をお訪ねし、将軍が1898年、フィリピンの独立を宣言されたバルコニーに将軍御夫妻と共に立ったことも、私どもの忘れ得ぬ思い出であります。


 貴国と我が国の人々の間には、16世紀中頃から交易を通じて交流が行われ、マニラには日本町もつくられました。しかし17世紀に入り、時の日本の政治を行っていた徳川幕府鎖国令を出し、日本人の外国への渡航と、外国人の日本への入国を禁じたことから、両国の人々の交流はなくなりました。その後再び交流が行われるようになったのは、19世紀半ば、我が国が鎖国政策を改め、諸外国との間に国交を開くことになってからのことです。



 当時貴国はスペインの支配下に置かれていましたが、その支配から脱するため、人々は身にかかる危険をも顧みず、独立を目指して活動していましたホセ・リサールがその一人であり、武力でなく、文筆により独立への機運を盛り上げた人でありました。若き日に彼は日本に1カ月半滞在し、日本への理解を培い、来たる将来、両国が様々な交流や関係を持つであろうと書き残しています。リサールは、フィリピンの国民的英雄であるとともに、日比両国の友好関係の先駆けとなった人物でもありました


 昨年私どもは、先の大戦が終わって70年の年を迎えました。この戦争においては、貴国の国内において日米両国間の熾烈(しれつ)な戦闘が行われ、このことにより貴国の多くの人が命を失い、傷つきました。このことは、私ども日本人が決して忘れてはならないことであり、この度の訪問においても、私どもはこのことを深く心に置き、旅の日々を過ごすつもりでいます。


 貴国は今、閣下の英邁(えいまい)な御指導のもと、アジアの重要な核を成す一国として、堅実な発展を続けています。過ぐる年の初夏、閣下を国賓として我が国にお迎えできたことは、今も皇后と私の、うれしく楽しい思い出になっています。


 この度の私どもの訪問が、両国国民の相互理解と友好の絆を一層強めることに資することを深く願い、ここに大統領閣下並びに御姉上の御健勝と、フィリピン国民の幸せを祈り、杯を挙げたいと思います。(引用元:http://www.asahi.com/articles/ASJ1T64CCJ1TUTIL05V.html


◎昨日、父のリハビリの日でしたが、パスしてしまったとのこと。午後のお茶の時間に知り、唯一の運動日なのに、それは残念ということでした。丁度、夫が、高校の同窓会の幹事役が回って来て、会場候補として「風の杜」へパンフレットを、今日取りに行くということでしたので、両親を誘って、お昼のランチに誘いました。ドライブウエイを上がって,「風の杜」の駐車場に車が一杯です。冬の箕面にこんなに!? 
山帰来」という名前のレストランに入ると奥に四人掛けのテーブルが一つ空いていました。満席の盛況に驚きました。父の食欲は去年と比べると随分落ちています。入れ歯の具合も悪いのか、生の野菜サラダも無理。カブのスープは美味しかったようです。母は、喜んで完食。4人で話していると、レジのところでNさんが支払いをしています。テーブルのところまで来てくださって、新年のご挨拶。ビーズ仲間の新年会とか。明日はお茶でご一緒の予定。明日も午前中は新年会とか。レストランで出される湯呑茶碗や、ティーカップの絵柄も”山帰来(サンキライ)”です。