メモ代わりに(9条変えたい安倍首相、3人のキャスターが消える、高齢化グラフ、一人当たりGDP過去最低、ほか)

(「野坂氏最後の言葉『戦前がひたひたと……』」に次いで2つ目です)

◎国会で、仕込まれたお芝居みたいな質問と答弁が、稲田朋美氏と安倍首相との間で。「憲法学者の7割が違憲だという自衛隊の存在をそのままにしておくのはどうかと思う。現実に合うように憲法を変えたらどうか」という質問に「はぁ〜??」でした。憲法学者の反対を持ち出すなら、9割が反対している戦争法(安保法制)の方でしょう?と一人でつっこんでました。昨日のネットの産経新聞の記事で、共産党の志位さんが『あきれた』と反論されたそうですが、尤もです。産経の記事によると:

 共産党志位和夫委員長は4日の記者会見で、安倍晋三首相が戦力の不保持を宣言した憲法9条2項の改正の必要性に言及したことについて「9条の改変は絶対反対だ」と述べた。


 志位氏は共産党の立場について「自衛隊違憲の軍隊だと考えているが、9条を改変するのではなく、9条という理想に向けて自衛隊の現状を国民合意で一歩一歩変えていくべきだ」と説明。「軍縮を行い、ゆくゆくは9条の完全実施に進むべきだ」と述べた。


 首相は3日の衆院予算委員会で、憲法学者の7割が自衛隊について憲法違反の疑いを持っているとして、9条改正の必要性を訴えた


 これに対し、志位氏は95%の憲法学者は安保法制に反対し、憲法違反だと言っている。憲法学者を持ち出すならば、まず安保法制を廃止すべきだ」と主張。「憲法学者を持ち上げて9条の改変につなげるのはとんでもない話だ。よくも恥ずかしくなく、こんなこと言えたもんだとあきれた」とも語った。

◎なお、与党の公明党は、”自衛隊は現憲法下で合憲”と考えているとのこと。
◎「小海キリスト教牧師所感」さんから2つの記事を。
◆一つは「改憲するために戦争?」というタイトルで、米国の外交専門誌「Foreign Policy」に掲載された記事を紹介しています:(全文はコチラで:http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20160130/p2

 「日中開戦『僅か5日』で敗北、米国は尖閣を見捨てる」という論文をリンク先で読みました米国の権威ある外交専門誌「Foreign Policy」に掲載された尖閣諸島を舞台とした日中衝突、日米同盟の顛末についての机上演習の結果が記されています。

◆もう一つは、「すごいグラフ」というタイトルの人口減を示すグラフ。

内田樹氏のツィート欄から:

内田樹さんがリツイート


◆ 孫崎 享 ‏@magosaki_ukeru · 7時間7時間前

孫崎 享さんがMartin Facklerをリツイートしました
ファクラー氏はNYT元東京支局長。彼も日本メディアをめぐる異常に気付いてる。個別に誰がどうでなく、全体として政権批判をする人物を切っていく日本の現状は民主主義の土台が崩れていっている。報道の自由のない国に、健全な民主主義は存在出来ない。
◇孫崎 享さんが追加

Martin Fackler @facklernyt NHK、テレビ朝日、TBSの看板報道番組の「顔」が、この春一斉に代わる。番組の一新、本人の意思など事情はそれぞれだが、政権への直言も目立った辛口キャスターがそろって退場していくことに、懸念の声が上がっている。RT http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160202-00000011-asahi-soci

The daily olive news
‏@olivenews 日本の1人当たりGDP、香港・イスラエルに抜かれる 14年 過去最低の20位http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H4Z_V21C15A2EE8000/

統計上遡れる45年前の1970年以来、最低に転落
☆日本は貧しくなった (⇒)

◎「shuueiのメモ」さん、2月1日の記事から、後藤健二さんのお兄さんの言葉です:

イスラム国(IS)】後藤健二さんの死から1年 兄が本音激白「政府の報告書は言い訳で不愉快」

産経新聞  2016年1月31日


 イスラムスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が昨年、拘束した後藤健二さん=当時(47)=の殺害を公表してから2月1日で1年が経過するのを前に、後藤さんの兄、純一さん(56)産経新聞の取材に応じた。純一さんは「最前線の舞台裏で何が起こっているのかを伝えようとした健二の遺志を生かしてほしい」と、思いを述べた。


 シリアでは内線が続き、世界中でイスラムスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)によるとみられるテロが後を絶たない。一方で昨年11月には後藤さんら2人を殺害したとみられる覆面の男「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」が米軍の空爆で死亡したと報道され、今年になってISが死亡を確認したと発表した。


 純一さんは「彼個人を特別に恨む気持ちはない。ただ、テロを繰り返すISの存在が怖いし、ISの脅威がなくならないことに恐怖を感じる」と話す。

 事件後、政府が出した検証報告書については「政府の言い訳を書いたものでしかない。当時、いろいろ動いてくれたことに感謝しているが、報告書にはむしろ不愉快な思いをした」と本音を明かす。「今でも健二がなぜ、シリアに行ったのか分からない。短期間で渡航したのは仲介者の存在などがあったはずだが、政府の検証には出てこない」と疑問を呈した。


 その上で純一さんは、トルコからシリア入りを計画し、現在、連絡が取れなくなっているフリージャーナリストの安田純平さんについて、「健二と同じ状況で行方不明になっているということで今、非常に心配している。健二の事件の検証が不十分なままでは、同じことを繰り返してしまう」と危機感を示した。


 今も、健二さんの遺品や遺骨が返る見通しは立たない。純一さんは、殺害された映像が公開されて1年がたつ2月1日、健二さんが大好きだったというワインを食卓に供え、「よく頑張ったね」と声をかけて死を悼むつもりだ。

(引用元:http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20160201/1454269708