「特別な1日」さんから金曜デモの様子をいつものように。昨日は丁度、イスラム国の人質の一人後藤健二さんの母親の記者会見（全文はコチラ：http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/52227740.html)があったり、72時間の期限が2時ごろだったりというのもあって、SPYBOYさんのタイトル『日本人は人を殺しに行くのか』と0123 再稼働反対！首相官邸前抗議！は、そのことか？と思わせるものでした。が、伊勢崎賢治氏の本のタイトルでした。
お正月読書された成果の発表です。世界の紛争地や戦争現場で、国連ＰＫＯや日本政府特別代表として武装解除を指揮した伊勢崎賢治氏の『日本人は人を殺しにいくのか』から、今の状況にぴったりですね。
記事の中からです：
ボクが最も印象に残ったのは『日本にとって最良の安全保障は敵を作らないこと』だった。
狭い国土に原発が立ち並ぶ日本は武力では防衛することができない。だから日本は武力は自分から使うべきではない。海外派遣でも非武装を貫き、非武装による集団安全保障活動を行うべきだ、と言うのだ。そして国内では敵を作らないための素質を高め、敵愾心を煽るすべての行動を慎むのが日本にとって最も安上がりで効果的な国防だ、と言っている。＊ただし伊勢崎氏は武力を持たないべき、とは言っていない。
実際にアフガンで地元の軍閥の武装解除を行ってきた彼によると、戦争をしてない日本だからこそ現地の軍閥を説得できたという。日露戦争に勝って(笑）（アフガンもソ連に勝った）、アメリカに原爆を落とされて、平和によって経済復興してきた日本が言うなら仕方がない、と現地の人たちに言われたそうだ。実際 イラクに派遣された自衛隊が殆ど被害にあわなかったのも現地のイスラム指導者が『復興作業だけに従事する自衛隊への攻撃は反イスラムである』というファトワー(宗教令）を出したからだそうだ。現地では自衛隊はわざと目立つように日の丸を大書した緑の迷彩服を着ていたという。そうすることが最も安全だと考えたからだ。反面 その緊張感から帰国後 何人もの自殺者を出したのだろう。
◎デモは暖かかった昼とは一変、寒い北風の中だったそうですが、1000（〜1300）人程の参加者があったそうです。
今週 元東電の勝俣、清水ら3人を検察は不起訴にした。全く納得いかないが検察は勝てるかどうかわからない裁判はやりたくないんだろう。あとは検察審査会が強制起訴するか。検察審査会もアメリカが日米構造改革議定書で押し付けた仕組みだが、アメリカの仕組みを受け入れることにメリットがないわけでもない。勿論 時価会計とか四半期決算とか世の中を悪くするロクでもない仕組みをアメリカは押し付けてくるわけだが、日本の仕組みだってロクなもんじゃない。パブコメもそうだがアメリカの仕組みには良いものも多い。そこいら辺は一人一人が丁寧に見極めないとなあ。
●全文をぜひコチラで：http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20150123/1422019301
◎「君子危うきに近寄らず」からすると安倍首相は君子じゃないなと思いますね。
日本の憲法上、他国の戦争に巻き込まれるようなことは避けるのが今までの国是であったはずです。戦争ではなく平和的な話し合いで解決するというのが今までのやり方で、政府はこれを守らないといけないはずです。それこそ伊勢崎氏のやり方です。ところが、今の安倍さんは、私たちの常識で判断できないことを考え実行している人だと思わなければ…と思い直しました。先日の寺崎マリコさんの記事の最後にバートランドラッセルの言葉が引用されていました。あれです。
「何かを研究するとき、何がファクトであるか、何がファクトから導き出される事実であるかのみを問いなさい。自分がそうであってほしいと信じていること、あるいはそれが社会的に好ましい効果をもたらすだろうという考えには絶対に身をゆだねてはいけない」
これを頭に置いてシッカリ事実を確かめていくと、こういうストーリーが見えてきます。
◎昨年8月、民間軍事会社の湯川遙菜（正行）社長は、トルコからシリアに武器を持って入国して、イスラム国に捕まり、「写真家が銃を持っているはずないだろう！」と詰問され、「お前は兵士だ！ スパイだ！」と断定された。銃をもってトルコからシリアに入国するには、日本政府が発行する身分保証書が必須条件である。イスラム国に捕まった際、日本では、田母神氏との関係が問題になり、田母神氏が否定。
◎2014年9月23日：安倍首相、エジプトのシシ大統領に「イスラム国壊滅の米軍による空爆に期待」表明。（すでに湯川氏が人質なので、これが安倍首相のこの問題に対する回答。湯川氏について阿部政権は一切の情報を秘密に。いかにも怪しい人物だし、公にできない理由が他にも。政府側が放ったスパイだとか、あるいは国民的同情を得られない人物だからとか――蛙の想像）
『日本経済新聞』 2014/9/24 10:19
【ニューヨーク＝永沢毅】安倍晋三首相は23日午後（日本時間24日朝）、エジプトのシシ大統領と会談し、
米軍による過激派「イスラム国」掃討を目的としたシリア領内での空爆について「国際秩序全体の脅威であるイスラム国が弱体化し、壊滅につながることを期待する」と述べた。大統領は「国際的な努力は支持したい」と応じた。
◎そのうえで、以下の記事を。書き方が乱暴で過激ですが…（引用元：http://grnba.com/iiyama/index.html#ii10251）
John McCain ✔ @SenJohnMcCain
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US delegation was glad to see #Japan's Prime Minister Shinzo Abe yesterday in #Israel
2015年1月20日 22:39
◆2015/01/23（金）２ すべて思惑どおり！ 予定どおり！
万歳
日本国は
イスラム国を“敵”に回して戦う！
上は米国ネオコンの幹部・マケイン上院議員のツイートである。 安倍晋三総理は、ある確信をもってマケイン上院議員と会った。
「何が何でもイスラム国を敵に回して戦う！」 という強い確信…。その安倍の“確信”を、マケインが強く支持する！という写真だ。
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「人質を２人取られて水面下で外務省が交渉中だったのに、中東へ出かけてイスラム国を挑発する演説をやり、“２億ドル”の口実を与えるヘマをやったんだから、完全に安倍晋三の失敗です！」 といった憶測評論がネットに流れている。が、甘い！
よろしいか？ 安倍晋三閣下は、日本国を代表する軍国主義者、猛烈に好戦的なカッカと燃えるウルトラ右翼なんだよ。
イスラエルの国旗に寄り添ってイスラム国を挑発する演説をやることが、後々（のちのち）どんな結果をもたらすか？！ そんなことは分かりきった合点承知之介なのだ。悪質きわまる確信犯なんだな。
案の定、お上（総理府）の命令で…、
拘束された後藤健二を美化する大キャンペーンを日本のマスコミは一斉に始めた。
マスコミが必死に誉めたたえる心優しい後藤健二がイスラム国に殺害されれば…、純真無垢な日本国民は憎きイスラム国を狂ったように憎悪し始める…。鬼畜イスラム国！と。
「自衛隊を中東に送れ！」 「イスラム国に復讐するんだ！」
こんな“街の声”を、テレビはお茶の間に流し始めるだろう。
それでＥ〜のだ。それでＥ〜のだ。日本の国民なんて、皆ばんばん馬鹿ぼんなんだからな〜。
そう！ 安倍晋三にとって、心やさしい後藤健二は（ハッキリ言う！）殺されたほうがＥ〜のだ。
イスラム国を“敵”に回して戦う！自衛隊を中東に派兵する！
いま、政治の状況は、日本国を代表する軍国主義者・安倍晋三閣下の思惑どおり、予定どおりに進んでいる！〈略〉（飯山一郎）
◎乱暴で少し過激な書き方ですが、これは、当たっているかもしれません。
その後の事態は、以下の黒田小百合さんのツィートを読むかぎり、そのように進んでいます。
『積極的平和主義』に徹する限り、実際は先兵、代理、下請けであろうと、アメリカやイスラエルの指導者たちからは「丁重に扱って」もらえる安倍さんは気持ちがよいのでは。靖国や従軍慰安婦に拘れば世界中から「歴史修正主義者」呼ばわりされていい気持ではなかったでしょうから。とんでもない人をまた首相に選んでしまったものです。沖縄、福島に次いで…日本国民使い捨て、人身御供にされる事態が進行中です。本当に、こんな人たちの巻き添えはイヤだと声を上げる時が近づいています。もうその時なんですね。目を覚まそう！！
上記ブログ主の飯山一郎氏が紹介する黒田小百合という方のツィートを並べてみます。
S ・Kuroda@kuroda06sayuri
元軍事ジャーナリスト黒田小百合です。現在は報道翻訳が仕事です。2014.1よりtwitter始めたの。母は中国四川省出身、父は東京出身。４月から祖母の介護と巡礼で四川ーチベットー西寧ー成都を巡り、１１月からソウルに来ている。日本語は少し苦手、よろしくね。
イスラエルートルコーオランダードイツー中国ー韓国 etc.
2010年5月に登録
S ・Kuroda @kuroda06sayuri
★三菱Gがすべての段取りをしているよ@kitahamamikiya: ねえねえ 安倍ちゃん どうしてまた中東いってるの？
■イスラエルに軍事支援するんだよ
日本の武器でガザの子供達を殺すの？
■そうだよ 武器はとっても儲かるんだよ pic.twitter.com/xgLJSHy9Kd"
★今回の安倍ちゃんのイスラエル訪問には26社の日本軍事関連企業の幹部が同行。イスラエルの軍事技術とIT企業と連携プレー…
★安倍ちゃんは演説前に「空爆でイスラム国の壊滅を…」と挑発してたよ→by徳永 イスラム国の日本人人質の投稿動画の冒頭には、17日にエジプトカイロで演説… pic.twitter.com/qLayW6jhod"
★シナリオ通りのタイイングだね。いよいよ自衛隊諸君の戦争参加、イスラエルでの共同訓練もはじまるよ。同時に大型武器の輸出入もね→自衛隊海外派遣恒久法案 通常国会提出へ(TOKYO Web) http://tokyo-np.co.jp/article/politi …"1月21日
★安倍ちゃんは１９日夜、ネタニヤフと米国共和党マケインと会食会談してたよ。CIAの影のボスから今後の策謀・シナリオを聞かされていたんだね。そして翌日の午前中の予定をすべて変更し外国カメラを排除した記者会見（１１時）の準備、あの動画発信されたのは予定変更後の午前８時頃だった。
★イスラエル高官S「こんな簡単にアメリカの肩代わりをする国が出てくとは思わなかったなあ。おまけに、わざわざ両国旗に挟まれて記者会見やってくれるんだから。」（一同大爆笑） bymasa
S ・Kuroda @kuroda06sayuri
★ 福島被害補償減、子育て支援切り捨て、介護費減、多数の独居老人の餓死etc‥‥、軍事拡大の海外にはポンと25億ドル(3000億円)の支援。 "
S ・Kuroda @kuroda06sayuri · 20 時間20 時間前
★安倍の中東からの緊急帰国し、新年会に参加‥予定通りの行動、緊急帰国ではないよ。 pic.twitter.com/jeuIrwqIFs"
★安倍ちゃん政府のこの意向も中東で報道されたよ。
「１９日の記者会見、米軍など他国軍の戦闘を支援する為に、自衛隊をいつでも海外へ派遣できるようにする恒久法案を２６日の国会に提出し成立を目指す考えを明言… "★この記事も中東・欧州で報道されたよ、だから今回の安倍ちゃんの支援を「人道支援」と報道するメディアは皆無に等しい。→日本の武器輸出『輸入国への援助金‥相手国の訓練・整備支援も』…日本人が標的にされる可能性 ”
◎（引用順序がちょっとアヤシイですが・・・すみません）ここに読み取れる「安倍首相」は、私たちが常識的に思っている日本国の総理大臣ではなくて、アメリカやイスラエルの望む「日本」であり、憲法改悪後の日本の首相の姿です。どこにも九条を持つ憲法を順守する政治家の姿などありません。信じがたい「現実」ですが、確信犯の戦争屋・死の商人が真の姿なのかも知れません。見たくないもの、そうあってほしくないものを直視しなければならないのかも。ぜひ一度この黒田小百合さんの情報に接してみてください。こちらです：https://twitter.com/kuroda06sayuri
PS:
■イスラム国拘束・後藤健二氏の実母 石堂順子氏 記者会見 主催：日本外国特派員協会
9時半からのこの記者会見、私は夫と両親とのコーヒータイムだったので、4人で見ました。ブログで全文を掲載されている「晴天とら日和」さんの感想と同じことを私も思いました。（石堂？ 実母？ 嫁？ 初めて交信？ 赤ちゃん？） 原子力？ 原子爆弾？ 地球？ 憲法九条？）
聞いた当初は不可解で、我を失っておられるのかと思ったものですが、今考えてみると、「私はシェルリ」の反対を行く「I am not ABE.」宣言だったのだと思います。政府と日本人に向けては冒頭、謝罪して始めておられますが、これは明らかにイスラム国の犯人たちに直接訴えかける会見だったと今頃思っています。会見をやめるよう言ってきたのは・・・これで想像がつきます。犯人側に通じていればいいな〜と思いますが、日本の国民はこういうことも自力でやらないといけない国なんですね。小泉政権の時の「自己責任」から始まって本当に冷たい国になってきました。 (「I am not ABE.」は古賀茂明氏の報道ステーションでの発言）
