2021高校生デモとシールズメンバーの野党共闘呼びかけ(社民党大会)

(月曜日、2つ目です)

内田樹さんがリツイート

シンタヤベ / shintayabe
‏@257antonio

今日渋谷で行われたT-nsSOWLの全国一斉高校生デモの写真をアップしました。
フォトセット:160221 T-nsSOWL 全国一斉高校生デモ
http://shintayabe.tumblr.com/post/139727307055

◎写真、先頭の左のオジサン二人は、「山口二郎法政大教授と佐藤学東大名誉教授」(詳しくは、次の「特別な1日」さんを訪ねて!)。

◆21日(日曜)の高校生の「0221全国一斉高校生デモ」について、「特別な1日」さんがブログでルポです。タイトルは「若者の全て:『0221全国一斉高校生デモ』と映画『フランス組曲』」.

いつもながら、ブログ主のSPYBOYさんが自ら参加してのルポですので、デモの様子がリアルそのもの。
そして、この日は、夜、NHKスペシャル「新・映像の世紀」の「第5集 若者の反乱が世界に連鎖した」がありました。1967年に放送された アワーワールド という世界初の衛星中継番組から始まります。NHK もこの中継に参加。イギリスから登場したのは ビートルズ 新曲のレコーディングの生中継でした。第二次大戦後20年、60年代の世界各国の若者たちが映像=テレビを通して反戦と革命に突き動かされます。ドキッとしたのは、最近亡くなったデヴッド・ボウイのベルリンの壁の前で、一部スピーカーを東に向けて行ったというコンサート。映像が流され、集会禁止の東ベルリンで若者たちが集まり始めて警官ともみ合う様子も映像として残っています。そのことにも触れて、たくさんの写真と動画を交えてのルポを是非ブログを訪ねて、こちらで:◆(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20160222/1456089767
◎世界各地(米、英、仏、独、チェコ、中国・・・)での10万人単位のデモの凄さ、パリではゲバラ毛沢東の写真が、ベトナム戦争のテレビ画像と写真。締めくくりは、今、テレビに代るインターネットの時代というナレーションでした。でも、ベトナム戦争時代に比べて、シリア爆撃の映像はそう流れていません。隠す時代にもなっていると感じました。

◎そして、私が思い出したのは、日本で流行った歌「フランシーヌの場合」です。前年はパリ五月革命プラハの春、翌年の1969年、私たちが結婚した年、沼津で新婚生活を始めた頃、新谷のり子さんが歌う物悲しい歌が流行りました。その歌詞「♪三月三十日の日曜日/パリの朝に/燃えた.いのち.ひとつ〜♪」は、『日曜日の早朝、ヴェトナム戦争とビアフラの飢餓問題に抗議して、パリの広場で焼身自殺した女子学生フランシーヌ・ルコントをうたった歌』です。3月30日は、私たちが京都で人前結婚式を挙げた日でした。日本は、70年安保(一方が通告すれば終わらせることができ、通告しなければ自動延長)の前年、全共闘の東大安田講堂事件の年。私は、共働きの新生活に忙しく新聞も落ち着いて読んではいなかったような。
☆「フランシーヌの場合」の歌と歌詞はコチラ:(http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/08/post_485c.html
◆「日本がアブナイ!」さんの昨日のブログ「若者が安倍打倒に動く〜高校生が安保反対デモ+SEALDsが野党共闘に期待」では、毎日新聞を引用して、21日の高校生デモの様子を取り上げてから、「この高校生の先輩的な立場に当たるSEALD’sのメンバーも、野党共闘を後押しするために頑張って活動を続けている。 メンバーのひとりは、21日の社民党大会に参加し、改めて野党による共闘を呼びかけた」と紹介。シールズのメンバーの一人が21日の社民党大会に参加し、野党共闘を呼び掛けた内容を産経新聞の記事を引用しておられますので、私もコピーしてみます:(引用元:http://mewrun7.exblog.jp/24159096/

 『社民党大会 シールズ・本間信和氏(筑波大3年)あいさつ詳報 
「野党は牛歩! 野党は共闘!」 安保関連法は「若者の血を流す法律」 



 正直なところ、もうダメかと思った野党共闘、本当にうまくいかないと思っていた中で、昨日のニュース(野党5党の党首会談で共闘を確認したこと)を聞いて胸をなで下ろしていたところだ。ただ、これで状況が楽観できるものになったとは思っていない。困難な戦いになるということは百も承知それでも私たちには小さな違いを超えて、一緒に安倍晋三政権を倒すという戦いを戦い抜く準備と覚悟はできている。昨年夏の国会前、いろいろな人たちが安保法制に反対し、その声をあげにきていた。戦争を知らない世代が戦争反対といい、あらゆる世代の人たちが国会前にきた。「誰の子供も殺させない」とママの会の人たちは言いました。

 そんな中で(平成27年)9月19日未明に安全保障関連法は法律となって可決された安倍政権は多くの国民の世論を無視する形で強権的な数の力によって最終的には法案を可決させた。これは日本の戦後70年の憲政史の中の大きな汚点だ。あんなむちゃくちゃな議会運営なんて許せるわけはない。そして安保法制は日本の若者の血を流す法律だどこかのタイミングで実際に海外に派兵されたとき、死ぬのは僕らの世代だ。こんな法律、認めるわけにいかない。


 戦後70年、戦争をしなかった国の若者の血を流すことは絶対にできない。そんな法律は許せない。若者だけではなくあらゆる世代の人たちが声を上げたのが昨年の夏だ。昨年9月19日にこう言った。憲法を守れ、平和を守れ、命を守れ、民主主義ってなんだ」「子供を守れ、未来を守れ、そして野党は牛歩、野党は野党は頑張れ、野党は共闘」。


 昨年、こうした声を受けて今、野党の人たちが自分たちの責任をかけて共闘している。日本政治史では今までなかったことだ。日本の若者は政治に無関心だ、日本のデモは小規模だといわれ続ける中で、昨年夏にたくさんの人がきた。それを今年の夏も実現しなければいけない。


 支持政党がない人が40%いるこの国で、どう政治参加させるか。政治にかかわる全ての人が考えなければいけない今年の夏、政党間の利害関係や立場や世代の違いを超えて、今の強権的な安倍政治に対し「ノー」と声を上げないといけないそして、その戦いを戦い抜く準備はできている。政党も市民もすべてがともに戦い、この参院選、勝ちを狙いにいきましょう。(産経新聞16年2月21日』

(写真は、4枚とも「特別な1日」さんの写真をお借りしました)
△高校生が掲げる「とりま/UNITE」の、「とりま」は、「とりあえず、まぁ、共闘」という意味かな。