「(行先は言わないが)この道を。」と「公開質問状にも答えず」と「AIIBと鳩山元首相」

◎「あきつ・あんてな」さんの6月25日のブログ「イギリスのEU離脱、そして全体主義」(http://d.hatena.ne.jp/amadamu/20160625/1466879150
の中で、私が見たいと思っていた安倍さんの選挙演説の動画が紹介されていました。これは必見です。

その前に、あきつさんは、「いま、小沢さんは、アベが挙国一致内閣をつくりかねない、全体主義政権をつくりかねないと危機感をつのらせています。小沢一郎の予想と懸念は、聞くべきものがあります」と書いて小沢一郎氏の選挙演説の動画を紹介しています。
また、<「日本会議のバックに隠れている元生長の家政治運動グループ。宗教右派ですが、宗教と政治についてのこの対談が面白い。「愛国と信仰の構造 全体主義はよみがえるのか」出版を記念しての二人の著者の対談です>と中島武志と島薗進の対談「ナショナリズムと宗教を問い直す」の動画も。
そして、憲法学者樋口陽一氏 「国民が求めるのは改憲ではない」(日刊ゲンダイ)の記事中の言葉の紹介など、盛りだくさんです。
そのあと、党首討論の司会者古市氏の品性下劣なセクハラ質問や、もう一人の橋本五郎氏の、個人攻撃的「零落」質問に触れた後、「最後に、少しも下劣でない、笑える風刺動画をご紹介。最初はyoutubeにあがりましたが、自民党から著作権侵害の申し立てがあり、削除されたそうです。ここでは見られます。アベさんの作り声がぴったりはまってます」と紹介されているのが、「この道を。力強く、前へ。」と題する安倍首相の選挙演説です。

☆甲高い安倍首相の演説が始まると、美辞麗句の裏の「心の声」が字幕となって被さります。
安倍さんは、「若い世代をひとくくりにするのではなく、一人一人がそれぞれの人生で・・・」と演説していますが、実は、自民党改憲草案では、『国民は、個人として尊重される』という現憲法第13条について自民改憲草案では、「個人」は消されて、「人として」に変えられます。「個人」に対するのは「国家」ですが、「人」というのは「動物」に対して使われる言葉で、人間をひとくくりにして人と表しています。「個人を大切にし過ぎている今の憲法」を変えたいという意思が表れている改悪です。選挙演説で言っていることと、やりたい本音の「改憲」の中身が違います。その安倍さんのやりたい本音を「忖度」した『心の声』を画面両横の大きな縦文字が表しています。
★コチラの1分半ほどの動画を見てください:http://www.dailymotion.com/video/x4hehvo_%25E3%2581%2593%25E3%2581%25AE%25E9%2581%2593%25E3%2582%2592-%25E5%258A%259B%25E5%25BC%25B7%25E3%2581%258F-%25E5%2589%258D%25E3%2581%25B8_fun

民進党の岡田氏の党首討論に安倍首相は応じず。それを受けて今度は岡田氏が質問状を。それに対しても「回答しない」と安倍首相は逃げの一手。誰からも質問されたり訂正されたり反論されないわけですから、安倍自民党は皆さん、嘘でもでっち上げでも言いたい放題です。英国の離脱派の失敗?が反面教師となって、日本の選挙民が賢くなっていればいいのですが。
「かっちの言い分」さんは、こんな風な見方をされています:


自公は、野党共闘の予想外の健闘に、余裕が無くなってきた。


民進からの、参議院争点に関する公開質問状に、自民党は「回答しない」と伝えたという。▽経済▽社会保障憲法▽政治とカネ、の4つについて質問した。自民党も、回答しようと思えばできるはずであるが、ここで下手なことを言っては、選挙後に言ってもいないことをやるのに足かせになるから、敢えて言わないのであろう。これは自民に余裕が無くなってきた兆しである。


世論調査でも、約6割の国民が、アベノミクスは失敗だと思っていると出ている上手く行っていたのなら、来年の消費税増税を2年も先延ばしにはしない。日銀の量的緩和当初は、円が1ドル120円程度で、株価も日経平均2万1千円を付けたが、今や量的緩和の麻薬も効き目が薄れた。為替も102円/ドル、株価も日経平均15000円前後をうろうろしている。日銀も、手持ち策で手を打てる方法がない年金基金から130兆円ほどを、国内株、外国株等に投資している。今回のEU離脱による株価下落で、国内株だけで15兆円ほど失ったと言われている。

(全文はコチラ:http://31634308.at.webry.info/201606/article_29.html

岡田氏の質問状に「回答しない」 民進に伝える
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160701/k00/00m/010/065000c
毎日新聞2016年6月30日 20時34分(最終更新 6月30日 20時34分)

◎さて、世界は、安倍自民党政権の考える世界ばかりではありません。

「天天日記」さんの6月28日のブログからです:(http://d.hatena.ne.jp/mm3493/20160628#1467121144

また日刊ゲンダイによると次の動きがあるらしい。

AIIB(アジアインフラ投資銀行)の顧問となる「国際諮問委員会」(インターナショナル・アドバイザリー・パネル)の委員に、鳩山由紀夫元首相の就任が決まりそうだ。



結構なことではないか安倍政権がチマチマと米国のご機嫌をとっている間に、バシッと中国が立ち上げた銀行。できた以上参加していないとどうにもならない。こういう動きに参加していないと、イギリスのようにEU離脱するのと同様のポジションになってしまう日本は変な見栄をはってはいけない。もともと中国文化の流れでできた国なのだから、身の程を知って、できることを一緒にやるしかないのだ。それが、子々孫々の平和と幸福のためだろう

◎まさに、発想の転換です。
「いいじゃないの」「結構なことではないか」と言える日本でありたいと思います。

岩上安身 ‏@iwakamiyasumi · 2015年3月29日

北朝鮮並みの孤立。何が「中国を包囲するダイヤモンド構想」だか。世界が全く見えていない安倍政権。RT @komatsunotsuma: “@sohbunshu: 日本と北朝鮮が未参加。AIIBアジアメンバー