小学5年生の質問に答える田村智子共産党参院議員

◎「東久留米日記」さんの、昨日、七夕の日のブログ(http://d.hatena.ne.jp/higasi-kurumeda/20160707/1467845345)は、ちょっとびっくりでした。
共産党のポスター(バナーっていうの?)をずらり並べてあるので、あれ、何事?と思ったら、共産党が変わったということのようです。それなのに、ごみ問題での地元東久留米の共産党の無理解は、とブログ主さんは、ちょっとご立腹ですが。2つほどお借りして並べてみます。動物尽くしや魚尽くしの文章も楽しいし絵もかわいいですね。

「もう」「サイ」「鹿」「カモ」「カエル」




上のバナーはこちらで募集したようだ
https://mobile.twitter.com/metal_jcp


ツイッタに流れてきた
ずいぶん変わった。よかった。


〈真の保守は共産党を選ぶ〉…といった文言もあった。確かに、今や憲法を「変えない」「護ろう」というのが共産党で、「変えよう」というのが自民党公明党だからだ。そして自民党改憲草案はひどい。

◎七夕の前日、大阪選挙区の情報をお伝えする電話をしたら、「そうか〜共産党しかないか」と。米寿の大先輩に、日本が変わるにはどうなったらよいと思う?という質問を受けました。ここ1,2年後のお話ではなくて、ひ孫たちが成人したころの日本を心配されています。
信頼できる国民政党ができないとだめだと思う、ばらばらの政党が、合意できる政策で一つにまとまって大きな政党を作るか、共産党が名前を変えるぐらいのことがなかったら、ちょっと無理かな〜なんて、二人で話していました。今まで、入れるところがなくて投票に行かないときもあったけど、今回は、私の一票、安倍政権が大っ嫌いだから、無駄にしたくない、と力がこもっていました。

その噂の共産党ですが、戦前の治安維持法、戦後のアメリカをバックにつけたレッドパージと、思想弾圧の対象になって、赤攻撃にさらされました。その結果、「アカ」と「肺病」は、忌み嫌われ恐れられました。そういう空気を子供心に感じてもいました。夫の郷里で2年間同居していたとき、義母が行きつけのお店の息子がアカになって、可哀想に親が首をくくって死んだという話を義母から聞かされました。戦争中のことです。世間の冷たい視線や仕打ちが耐えがたかったのか、あるいは、我が子をアカにした責任を感じてなのか……ことほど左様にアカになることは大変な時代でした。
戦後70年以上経った今でも、変わったとはいえ、「アカ」呼ばわりは生き延びています。私自身は、差別意識とか恐怖心とかはありませんし、どちらかというと、あの画家のいわさきちひろさんが戦後共産党に入党したきっかけ、あの戦争中に命がけで戦争反対を貫いた人たちが居たのか…という感動だったそうですが、私もそれに近いものを感じるくらいでした。でも、最近の共産党については、独善的で自己保身?(党勢拡大)しか頭にないのかと、昨年まで、批判的でした。志位さんが野党共闘に舵を切り替えたあたりから、やっと、さすが共産党と見直しました。できれば、名前を変えて、民主連合政府の先頭で旗振りをしてほしいと思っています。
◎で、「東久留米日記」さんが最後に紹介されているのは「村野瀬玲奈の秘書課広報室」の「なぜ日本共産党は『白い目』で見られるの?」という小5の質問に答える田村智子・参議院議員」というタイトルのちょっと良いお話しです。東久留米さんは、「これは答え方のモデルとしてもよいです。」と書いておられます。質問者の小学5年生へのとても立派な回答だと思います。(引用元:http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-4602.html

さて、日本共産党参議院議員・田村智子さんのホームページにあった記事。この小学校5年生の質問もいいけど、田村智子議員の答えもいいですね。私自身が繰り返し読むために転載させていただきましょう。


●田村智子ホームページ(http://www.tamura-jcp.info/letter/letter09.htm
おたより紹介08
■小学5年生から「なぜ日本共産党は『白い目』で見られるの?」という質問が寄せられました。

田村智子様、僕は小学校5年生です。

1つ質問があります。周りの人は、共産党は赤で自民党は良いが赤の共産党は信じてはだめだと、お父さんに言われました。

会社でも共産党というと仲間はずれになるそうです。でも共産党は弱い人や学費も払うのに困っている弱い人を助けているように思います。

なぜ白い目で見られるのか教えてください。

これからも田村智子さんの政治の仕事の成功を祈ります。


あなたが5年生で政治や社会のことに目を向けていることに驚きました。
どこで日本共産党のことを知ったのかな、と興味も持ちました。
自分が日本共産党について知ったことが、事実にもとづくものであれば、自分の意見を大切にしてよいと思います。


なぜ日本共産党が「白い目」で見られるのか。
機会があれば冷静に、お父さんにも聞いてみるというのも、あなたが判断するうえでの材料になるでしょう。
日本共産党員である私からの説明をそのまま信じるのではなく、色々な事実にそって考えてもらえたらと思います。


私の意見は次の通りです。


日本共産党が「アカ」といわれたのは、日本が朝鮮や中国に軍隊を送り、アジアの国々を日本の領土にしようとしていた時代です。
日本は第2次世界大戦が終わるまで、天皇がすべてを決める力をもち、国民はみんな天皇の子ども、天皇のためにつくすことが一番大切とされていました。
そのなかで、日本共産党は、戦争反対、国民が主人公の世の中をつくろう、とよびかけました。 戦争反対、国民主権、このことを主張する人は、天皇に逆らう罪人、「アカ」といわれ、警察につかまったり、命を奪うようなひどい扱いをうけたのです。


いまでも「アカ」という言い方をする人がいるのは、とても残念です。
戦争が終わって、日本は、アジアに侵略した戦争は間違いだったと認めました。
日本国憲法には、国民主権戦争放棄がはっきり書かれました。日本共産党が求めたものが、たくさんの人の命の犠牲のうえにみとめられたのです。



会社のなかで日本共産党員や共産党を応援する人が仲間はずれにされる、これもとても残念なことです。 私たちの国は、意見の違いで人間を差別することを禁じています。


仲間はずれは、おそらく会社の上の人(社長や役員)の意見によるものでしょう。
働く人を大切にする世の中をつくる、この日本共産党の主張が気に入らないのだと思います。 あるいは、日本共産党が会社をつぶそうとしていると、誤解しているのかもしれません。
私たちは、会社の上の人ばかりがたくさんのお金をかせいで、働く人の給料がとても少なかったり、 「会社のもうけのためだから」と、働く人を苦しめるようなやり方に反対しています。 そういう日本共産党の主張が通れば、「自分たちのもうけが少なくなってしまう」「会社のやり方に反抗するのは許せない」ということかもしれません。


しかし、どのような理由があっても、学校での「いじめ」が卑怯でゆるせない行為であるように、 会社での共産党への差別は、絶対にゆるされるものではないのです。


5年生のあなたにとって、政治のことは、これからたくさん学ぶ機会があるでしょう。
日本の歴史や、社会のしくみを学んでいくと、政党のこと、日本共産党のことも、もっといろんなことがわかってくると思います。


そういうなかで感じた疑問、意見など、またメールなどでよせてください。
それでは、元気に学んで、遊んで、あと1年と少しの小学校生活を大切に!

(田村智子)