「小池候補とその支援団体」と「『天賦人権説』を否定、『条件で人を分類し人権を無視』する石原氏の価値観」(山崎氏)

山崎 雅弘 ‏@mas__yamazaki · 2時間2時間前

小池百合子東京都知事候補とその支援団体/勢力について(Togetter)http://togetter.com/li/1005921


 山崎 雅弘さんがリツイート

litera ‏@litera_web · 1 時間1 時間前

小池百合子都知事になったら安倍首相と手を組み「改憲」の扇動役になる! “お試し改憲”提案の過去も 


 東京都知事選も最終盤。候補者レースで優勢といわれるのが元防衛相・小池百合子だが、本サイトでは、彼女の“本質”が極右ヘイト政治家であり、ゴリゴリのマッチョ思想の持ち主で“女性の敵”であること、東京に核ミサイルを配備するトンデモ計画を語っていたこと、他にも表現規制推進やネトサポの総指揮官だったことなど、様々にその“危険性”をお伝えしてきた


 だが、そのなかでももっとも危惧されるのが、都知事に就任した小池氏が、安倍首相とタッグを組んで、「改憲」の旗振り役を務める可能性だ
(以下省略。全文はコチラで:http://lite-ra.com/2016/07/post-2455.html

◎人権侵害のおそれもある石原慎太郎氏の暴言を、批判することなく「石原節炸裂」などと面白おかしく記事にするメディア。そうやって都知事時代の暴言を許してきた結果が、今の大っぴらに「弱者や少数派を追い詰める」風潮を生んでいる、という山崎氏の指摘です。現行憲法をないがしろにして、すでに自民党改憲草案を活かして政治をしている今の安倍政権。そもそも違憲の存在なのでは、と思います。

山崎 雅弘さんがリツイート


深町秋生・新刊ショットガン・ロード ‏@ash0966 · 7月28日

他人が言えば炎上まちがいなしの侮蔑的で醜悪なこうした発言を、メディアが「石原節」などと称して甘やかし続けてきたことが、弱者や少数派を追いつめる社会を構築してきたと思うがなにが石原節だ。 / “石原節炸裂!鳥越氏へ「売国奴」小池…”(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160727-00000050-nksports-pol)


石原節炸裂!鳥越氏へ「売国奴」小池氏へ「厚化粧」
日刊スポーツ 7月27日(水)10時16分配信


(増田氏の総決起大会で鳥越氏、小池氏をこき下ろす石原慎太郎都知事)


 最終盤に入った東京都知事選(31日投開票)で、分裂選挙になっている自民党系の2候補の対立が激しさを増している。26日午後、党本部で行われた増田寛也氏(64)の決起大会に、来賓で登壇した石原慎太郎都知事(83)は、小池百合子氏(64)に関し「大年増で厚化粧の女に、任せるわけにはいかないよ」などと発言。長男の石原伸晃・東京都連会長も「今日をもって、小池氏は自民党の人間ではない」と、除名を示唆した慎太郎氏は、鳥越氏も「売国奴だよ、こいつは」とこき下ろし、言いたい放題だった


山崎 雅弘
‏@mas__yamazaki
石原慎太郎氏のように、人権や人道を無視した暴言を当たり前のように吐く人は、社会のあちこちに存在するが、周囲の人間が妙な呆れ笑い混じりで「あの人はああいう人だから」と実質的に容認していると、それに感化されて思考が傲慢になり、暴言を吐く人が周囲にも出現する傲慢と暴言は伝染していく。


石原慎太郎氏の暴言は、基本的に「対象が自分の考える特定の条件を満たしていなければ、人権や自由を認めなくてもいい」という価値観に基づいており、その条件は「国(政治体制)のために役に立つか否か」など、普遍性を欠いた主観的評価でしかない


著書『戦前回帰』や『日本会議でも書いたが、恐ろしいのは少しずつ誰もそれと意識しないような形で、社会の「価値観」が変質していくこと以前は倫理的に許されなかったようなことが「何が悪い」と居直りのような形で黙認され、それに共感/黙認する人間が増えていくと、社会の価値観が変質する。


対象が特定の条件を満たさないならば「人権や人道、人命を尊重しなくてもいい」風潮が、社会の日の当たるところで容認されていく人権尊重や人命尊重が「条件付き」になり、その条件の設定基準を権力者が独占したのが、1930年代のドイツや日本であり、冷戦期の共産主義国や反米右派独裁国だった。


日本国憲法は西欧を手本に「天賦人権説」の考えをベースにしているが、わかりやすい言葉に言い換えると「対象を差別しない無条件の人権尊重」であり、特定の民族や性別、宗教、政治思想によって人権を制約してはならないという価値観だが石原慎太郎氏も役員を務める日本会議は、この考えを認めない


日本会議副会長が『正論』の記事で書いたように、日本会議の内部では「天賦人権説は一八世紀の西欧思想であり、日本の国体(国の形質)には合わない」との価値観が共有されている自民党改憲草案の説明書にも、これと同じ趣旨の文言が書かれている





◇言い換えれば日本会議の価値観は「対象が特定の条件を満たさないなら、人権や人道、人命を尊重しなくてもいい」というもので、安倍晋三首相をはじめとする日本会議国会議員懇談会の議員も、自分たちの設定する条件で人を分類し、それを満たさない国民の人権や自由は尊重しない価値観を共有している。


新書『日本会議』でも少し触れたが日本会議南京虐殺が不当な大量殺害だったという認識を徹底的に否認し、日本軍が殺害したのは全員「殺してもいい相手」だったのだから、虐殺というのは濡れ衣だ、と主張するだが犯罪立証の裁判もやらず、一方的に権利を剥奪して殺すことを一般に「虐殺」と呼ぶ。


第二次安倍政権の発足以降それまで社会の片隅に留まっていた対象が特定の条件を満たさないなら、人権や人道を尊重しなくてもいい」という価値観が、社会の中心で堂々と開示されるようになっている日本国憲法の「天賦人権説」が蹂躙され、権利を認める条件の設定基準を権力者が独占し始めている


◆話を石原慎太郎氏の件に戻すと、石原氏の暴言は「人権侵害」であり、その場にいた記者は「今の発言は人権侵害です」と指摘しなくてはならない黙ってそれをメモに書き留め「石原節炸裂!」などと面白おかしく記事にする記者やデスクは、条件で人を分類し人権を無視する石原氏の価値観を共有している