金曜デモと『トランプ大統領で起きること』と「オルト右翼」とは

アメリカの大統領選が終わって、「善は急げ」なのか「急いては事を仕損じる」なのか、日本の安倍首相が次期大統領の金ぴかの自宅に招かれて「信頼できる指導者であると確信」したそうです。お土産は現地調達の日本製の50万円のこれまた金ぴかのゴルフクラブ。「よくやった!」という声の紹介がほとんどのテレビや新聞でしたが、ちょうど同じころ、現役大統領のオバマさんはメルケル首相と会っていたとか。
さて、18日の金曜デモについて、いつものように「特別な1日」さんのルポで。この日のタイトルは「「『トランプ大統領で起きること』と『1118再稼働反対!首相官邸前抗議』」(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20161118/1479473267)。

なぜトランプが勝利したか」と「これからどんなことが起きるか」について書いておられます。これから起きることの中から項目を並べますと、(1)ネオコンの復活とオルト右翼の台頭(2)バブルの再来(3)TPPの行方(2国間交渉)(4)戦争リスクの増大。
そして最後に「じゃあ、どうすればいい?」についても。「アメリカやイギリス、さらにフランスで排外主義的な動きが強まるのなら、日本は逆張りをすればいい性や国籍の差別、ヘイトスピーチなんてもっての外。移民だって受け入れを増やせばいい。」
ここで、「トランプが就任したからこそTPPを進めるという手はあるかもしれない」と書いておられますが、これは、私もいいかなと思います。中国中心に何もかも中国ペースで進められることに対抗するという意味でも、東南アジア、ニュージーランド、オーストラリア(環太平洋地域の国々)と経済的な連携を作ることは良いし、何もかもアメリカ主導でやられることに反対していた人たちも、アメリカ抜きなら賛成できるのでは…それにもちろん、中国中心のRCEPにも加わって。

ということで、今週も官邸前へ。今日の参加者は主催者発表で750人。

ここで、取り上げられている対照的な記事、一つは原発事故から学ばない日本:「今週 稼働から40年超を迎えた関西電力美浜3号機の再稼働が原子力規制委員会から認可されました」、もう一つは、事故から学んだベトナム:「一方 良いニュースもあります。日本から原子炉の輸入を予定していたベトナム原発の建設計画を中止する方向だそうです。経済的事情、住民の環境不安が理由だそうです。」
☆日米関係のこれからを考えるうえでもぜひコチラを:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20161118/1479473267
二枚のプラカードの写真もお借りしました。
◆SPYBOYさんも「共和党側はジョン・ボルトンなどブッシュ政権にいたネオコン、経済閣僚ではウォール街の人材を推しています。女性やユダヤ人への差別はするけど同性婚はOK、ネオコンティーパーティーやキリスト教原理主義者など旧来の右翼は大嫌いというオルト右翼共和党がどう両立できるのか」と書いておられますが、つい先日の「☆句の無限遠点☆」さんのブログでは、「トランプを支持した”ALT-RIGHT”とはなにか?」という記事を紹介されています。
オルト右翼オルタナティブ(別の選択肢)右翼」のほかにも、ネオコンネオコンサバテイズムや、ペイリオ(旧)コンサバについても。オルト右翼の傾向として 反フェミニズム、反多文化主義、反ポリティカル・コレクトネス、白人の罪悪感と特権、そしてレイシズムミソジニー(女性蔑視)と挙げられていて、それぞれ説明があります。最近言われるポリティカル・コレクトネス=PC、パソコンじゃありませんとどなたか。細分化されたそれぞれの傾向、カタカナで書かれても…というのも増えてきますね。

◆◆詳しくはコチラ☆句の無限遠点☆:http://d.hatena.ne.jp/haigujin/20161116/1479288585