金曜デモと『NHKスペシャル4題』と茨城知事選注目!

昨日の金曜デモの様子を「特別な1日」さんのルポをお借りして、いつものように。先週の祭日の金曜日は小旅行でお休みとのことでしたが、京都に来られていたようですね。お抹茶に氷の写真、なるほど、熱いお茶を点てて氷を入れるのもいいですね。私もやってみたくなりました。
さて、今回のタイトルは「8月のNHKスペシャル4題と『0818再稼働反対!首相官邸前抗議』」(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20170818/1503057627)です。
◎タイトルに入る前に、北朝鮮と舌戦のさなかにトランプ大統領が相変わらずアメリカ分断に余念がありません。SPYBOYさんのご意見は:

結局 こういう時にこそ、その人の判断力が試されるんです。日本でも排外的なヘイトスピーチをやっている連中は図々しくも言論の自由を口にします。言論の自由アメリカ様がくれたことは頭にない排外主義者って言うのは、やっぱりヴェリー・スペシャル・バカ>(笑)言論の自由は大事なものだけど、『人種や国籍で差別をしてはいけない』とか『性で差別してはいけない』など、最低限 言ってはいけないことがあります。差別には議論の余地がないからです。社会を成り立たせる紐帯は絆とかのきれいごとではなく、議論ができるという最低限の常識です。差別に言論の自由はないんですね。


この後がとても大事だと思います。SPYBOYさんは続けてこう書いています:「いざという時、そういうことを自分が自信を持って主張できるかどうか、右とか左とかの政治的主張より、こういうことの方が大事だとボクは思います。」こういう問題に直面した時、どっちもどっちとなるか、悪いものは悪いといえるか、私自身も含めて、言える人になりたいものです。
◎そして、タイトルの「NHKスペシャル4題」について。

さて、夏休みに本をあまり読めなかったもう一つの理由はNHKのドキュメンタリーをずっと見ていたからです。今年の8月のNHKスペシャ、例年にも増して素晴らしかった。民放もネットもぐうの音が出ない水準のものばかり。ネトウヨのクズどもが悲鳴を上げていました(笑)。
13日夜はBS「なぜ日本は焼き尽くされたのか〜米空軍幹部が語った“真相”」、同じく13日の地上波では「731部隊の真実〜エリート医学者と人体実験〜」、14日の地上波『樺太地上戦 終戦後7日間の悲劇 』、15日の地上波『戦慄の記録 インパール』、どれも力作でした。視点がまともであるだけでなく新しい資料やインタビューを掘り起こすことで、知らないことを教えてもらいました。


◎例年、8月のNHKスペシャルは力が入っていますが、今年はまた特別でした。生き残っている人たちの命の限りが見えてきて、このところの安倍さんの政治姿勢に危機感を感じて、一斉に声を上げ始めた。重い口を開いてでも、戦争の真実を語っておかなきゃ、死ぬに死ねない思いの戦争体験者が増えたのか…と思ったりしています。ここに挙げられた4題のうち、私はBSを除いて3題は見ました。今、ブログでは「インパール」を書き起こし中。SPYBOYさんの番組への思いはそれぞれぜひブログを訪ねて読んでみてください。全体の感想引用です:(色字・太字もそのまま)

日本の兵士は国を守るために戦って死んだんじゃないんです。日本の兵隊の6割は敵に殺されたんじゃなく、日本の政府や役人に殺されたんです。731部隊樺太の悲劇、インパール作戦から、現代の福島の事故やブラック企業まで、一直線につながっている。死人こそ出てないけど、子供に理不尽な犠牲を強いるという点では甲子園も同じです(甲子園の開会式で倒れた女の子を高野連や球児が無視したのは、牟田口が前線で長々と訓示を垂れている間にも兵隊たちがバタバタ倒れたのを思いださせました)。シャープの液晶、東芝原子力、日銀の国債もそうでしょう!
番組で証言をした元軍人や現地の人も80〜90代でした。我々は、彼らが生きているうちに彼らの教訓を少しでも汲み取る義務があると思うんです。

◎この夏のNHKの戦争番組に共通して感じ取れるのは、↑このことですね。それはとりもなおさず私たちの今を考えさせます。今は昔とどこが違うのか…ひょっとして変わっていないのではないか、いや、全然変わっていない、となれば、命令される側の私たちは同じであってはいけないと強く思います。

と、いうことで、今週も官邸前抗議へ  #金曜官邸前抗議
東京は日差しは弱くなりましたが、蒸すんですよね。午後6時の気温は28度、立っているだけで汗が出て来る。気持ち悪ーい。今日の抗議の参加者は700人

お盆明けの官邸前の再稼働反対の抗議行動、変わらず700人もの方たちがデモを続けておられることに本当に感謝です。これぞ、民衆の側での明らかな戦後の、それも福島以後の大変化です。
◎ここで取り上げられているのが、<3年に1度の国の「エネルギー基本計画」の見直し>です。
紹介されている日経新聞の記事から一部を引用です:(http://www.nikkei.com/article/DGXKZO19849720Z00C17A8EA1000/

エネルギー政策の見直しは長期の視点で  
2017/8/10 2:30

東日本大震災後初となった現行の基本計画では、原子力発電所への依存は「可能な限り低減させる」と明記する一方、原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、安全性の確保を条件に再稼働を進める方針を確認した。
 太陽光や風力などの再生可能エネルギーは「重要な低炭素の国産エネルギー」と位置付け、「13年から3年程度、導入を最大限加速」するとした。国はこれをもとに30年に原子力を20〜22%、再生エネルギーを22〜24%などとする電源構成の組み合わせ、いわゆる「エネルギーミックス」を定めた。

 これまでに11社の26原発が再稼働に必要となる安全審査を申請し、5基が再稼働した。ただ、今後も再稼働が順調に進むかどうかは不透明だ。また、30年時点の発電量は確保できても、国が定める最長60年の運転期間が過ぎれば廃炉となり、いずれゼロになる。
 基幹電源として使い続けるならどこかで新増設を考えなければならない。30年以降を意識した議論を今から始めるべきではないか。

◎SPYBOYさんのご意見は:「ちなみにボクはコストの面からもエネルギー自給や温暖化対策の面からも、省エネ技術の推進がメイン、その上で再生エネルギーやちゃんと活用していない水力、その上でガスタービン火力というのが優先順位と思っています。それで十分だと思ってますけど、足りなければ原発も仕方ない。いずれにしても原発推進側も反対の人たちも、まともに議論をしようとしないのが一番悪い(青字by蛙)」

★★★今回も、盛沢山、考えるヒントや考えさせられることばかりでした。ぜひこちらのブログを訪ねて全文を:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20170818/1503057627
(プラカードの説明をブログから引用:茨城県知事選は来週。現職が再稼働反対に廻っています。)