金曜デモと9月のお茶のお稽古

秋分の日の前日の金曜日、いつものように官邸前の再稼働反対のデモの様子を「特別な1日」さんのブログから。今回のブログのタイトルは、「今週の夜遊び日記:『サウスサイド・ジョニー&ジ・アズベリー・ジュークス@ビルボードライブ東京』、ドラマ『SRサイタマノラッパー マイクの細道 DVD発売イベント』と『0922再稼働反対!首相官邸前抗議』です。文字通り、趣味の音楽のルポですので、今回はSPYBOYさんのブログへ直行をお勧めします。とびきりのライブコンサートを2回分、楽しめてお得?です。

ということで、今週も官邸前抗議へ #金曜官邸前抗議
日中の天気は降ったり止んだりでしたが、抗議が始まる直前から本格的に降って来ました。くっそ〜😜。ま、たまには仕方ない、慣れたもんです😸  強くなった雨で国会前は中止になり、官邸前に集まった参加者は500人。

大雨にもめげずの500人の方たち、そしてそのおひとりのSPYBOYさん、ありがとうございます。原発関連のニュースでは、二つ取り上げられています:「東電の柏崎刈羽原発6、7号機の安全審査原子力規制委員会合格を出す見通しになったようです。あともうひとつ、今日の午後 福島第1原発事故で避難した18世帯が、国と東電に計約28億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が千葉地裁でありました。東電に対しては損害賠償を認めました。今回は国への請求は棄却されましたが「遅くとも平成18年までに津波が発生する可能性を予見できた」ということは認めました。★★★こちらも、詳しくは、ぜひブログを訪ねて:http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20170922/1506084319


◎さて、午後から、久しぶりに傘を差して出かけることに。薄暗いお部屋に入ると籠に活けた大きな白いむくげの花が浮き上がって見えました。薄暗いので、珍しくフラッシュで撮ってみました。お花は、少し見えにくいですが、一番上の右から、蕾のフジバカマ、左に高砂芙蓉、白い穂の花は姫タデ、そして真っ白なムクゲ、赤い小エビ草。秋の残花はタップリ活けてもよいとか。
お軸は、角ばった字と絵がバランスが取れていい感じ。「忙中閑」と書かれて、絵の方の船も墨の一刷毛で描かれています。満月の配置も素敵です。
最初に私から水屋に入って支度をしました。
二本足のお棚は四方棚と書いて「よほうだな」と呼びます。
水差しは真っ黒で艶のある丹波焼かな・・・。
Nさんが、遠くから見ると艶が漆塗りの艶みたいに見えると話しているのが聞こえました。
お茶を二服点てるとお終いの挨拶をして片付けに入ります。
写真は、柄杓を斜めに置いて、蓋置を真ん中に置くと、『入』の字に見えるので『入り飾り』。
建水を左手に、替茶碗を右手に持って、座っている姿勢から立ち上がらないといけません。
これがなかなか難しい。スカートのすそを踏んでもいけないし、安全策を取って足を揃えないで立ち上がると、先生に、揃えてできないの?と言われました。二度目、お茶碗と棗を両手に持って、エイっと一気に立ち上がると、できるじゃないのと言われましたが、あぶない、あぶない。


イタリア製の白い陶器の器に入った主菓子。ピンクの菊花の上に黄色が乗っています。
先生が、こんなものがあるんだけど、
と持ってこられたごつごつした楽茶碗。
持ってみたら、意外な軽さ。
陶器ではなくて、乾漆(かんしつ)で出来ています。
紙を何枚も重ねて漆を何回も塗り重ねて、色合い、質感ともに楽茶碗そっくりに出来ています。
お遊びに出されるものなんでしょうか。先生は、お茶を入れたときにプンと匂うのが嫌で使いたくないとか。試してみようかということになり、Naさんがお茶を点てました。お茶を飲んでみると確かに微かに塗料?の臭いがします。味に変わりはないですが、イヤな人はイヤかも。
Naさんは、カタカナのトに見立てた『ト飾り』で終わりました。最後はテーブルでお茶を点てる立礼式です。テーブルの上に置いてある志野焼の水差しが、色と言い形と言い、とても良い感じです。


誂えたという黒いふたを取って中を見ると、水の底に赤い色で刷毛目のようなのが三ヶ所。
白い釉薬の裂け目というか塗り残しの部分が赤く見えているようです。
「金魚みたい!」と言ったら、先生が「そうやって楽しんでくれたらいいわ…」と。
Nさんが選んだ茶杓が話題に。節がない!?
私は以前、茶杓で節のない竹を選んだことがあって、節の在る無しは気づかなかったのですが、先生に注意されたことがありました。
竹の茶杓で節の無いものは上の人?と言われたか、もっと上手な年季の入った茶人?が使うものだといわれました。
それで水屋に入って茶杓を選ぶときは節のあるものをと気をつけています。
ところが、節の無いもの?! Nさんが選んだのは木製だったのでOK!
エンジュの木でできた茶杓だそうで、木目が見えるでしょと言われました。
なるほど、木目がきれいに見えます。
それから、先生が木製の茶杓を色々見せてくださって、
最後に、象牙ではなくてと、奈良のお土産という鹿の角製の茶杓も。

お茶碗はキキョウの絵柄のものは京焼ではなくて薩摩焼。京焼より黄色みが強く、貫入が細かいのが特徴。ところが、最近は、京都で焼かれた薩摩焼があるそうで、そうなると、ややこしい・・・?