12月のお茶のお稽古

◎「特別な1日」さん、金曜デモ.お休みとのことで、今日のティーンズソウルのデモのお知らせを:(SPYBOYさんの記事は今回はグローバリゼーションについてコチラ=http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20151218/1450438925

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‏@teensSOWL 【大大拡散!】
安保法制に反対する高校生東京大阪ダブルデモ2015FINAL
12/19(Sat)15:30代々木公園ケヤキ並木START
私たちは安保法制に反対し続けます

大阪・12/19(土)13:30〜事前集会 14:15〜デモ出発
   うつぼ公園東園集合(地下鉄本町駅28番出口すぐ)


早いもので師走も半ば過ぎ、昨日は今年最後のお茶のお稽古でした。
先生のお宅の手前の駐車場の奥に、水仙が一輪咲いていました。
先生のお宅の車庫には車が、三人目の最後かなとお部屋に入ったら、Nさんお一人。箕楓軒のお茶会で一緒だったNaさんは、今日は東京とのこと。息子さんのお嫁さんもキャリアウーマン、お嫁さんのお母さんも仕事を持っておられるので、お孫さんに何かあると大阪のNaさんにSOSがかかるそうです。
で、シンガポール帰りのNさんに一人旅のお話を。2度目なので、何とかなったわよ〜と、シンガポールの年末を楽しんでこられたようですが、帰ってからが大変。老人会の仕事がドッサリで、ストレスが…とのこと。それでも、持病の方は、減量して食生活をコントロールして随分好転しているので、体調は良好とのこと、それは良かったと先生と二人で。
ということで、私が最初に立礼式でお茶を点てることに。
掛け軸には一年の終わりを示す「無事」という言葉が入った「無事是貴人」。

お花は、椿の蕾と木の枝は黒文字だそうです。
この木を削ったものが、お菓子の取り箸や楊枝の黒文字になります。
水屋で並べてあるお茶碗の中から、小豆島の寒霞渓の焼き物という、栗色に黒の模様が正面に入った暖かそうな色合いのお茶碗と、大根の柄が大胆に描かれた12月にしか使えないという京焼のお茶碗を選びました。
朱色の喰籠には薯蕷饅頭が二つ入っていました。まず、それをお客さんにお出しして…袱紗捌きの時にとっても良い音が出て気持ちよくお茶を点てることが出来ました。お喋りしてる間にお湯が煮えていて、一寸薄手のお茶碗では熱いくらいでした。


水差しが変わった形をしていて、これは、何焼か聞いておくべきでした。
棗(なつめ)は槐(えんじゅ)の木肌が見えるくらいの漆が塗ってあり、その上に金彩で唐花の模様が描かれてあります。
丁度、茶筅を掻き立ててお茶が入るころに、Nさんの携帯が鳴って、Nさんは、座をはずして電話に。その間、先生が代わりにお話ししながら飲んでくださいました。席に戻って来たNさん、大阪のどこかのお役所から、Nさんが持っているマンションの部屋を、生活保護を受けているシングルマザーに貸してやってほしいというお願いの電話でした。先生は、”そんなん断りなさい”と仰っていましたが、Nさんは、「他で全部断られて私の処へ廻って来た。私がよう断らないと思って・・・でも、可哀想だから、毎月きちんと役所の方で家賃を入れるという条件でOKしちゃった」と。取り立てが苦手な大家さんでダメなのといつも損してるみたいなNさんですが、きっとまた良いことも巡って来ることでしょう。

ということで、主菓子とお干菓子の2服、合計3服のお茶を点てて、交代。
薯蕷饅頭の美味しかったこと。そして熱々のお茶も。お干菓子が、京都のお菓子で松かさの形をしていました。「箕楓軒のお茶会で出されたお干菓子は洋菓子のクッキーでしたね」と私。「ちがうのよ、クッキーみたいでしょ、でも、あれは、和三盆を使った和菓子なの。ああいうふうに作ってもらってるの」と。これはビックリでした。松かさは、一寸変わった軟らかさと味で、中には餡が入っていました。
Nさんが選んだお茶碗は松に雪と、片口という器を象(かたど)ったお茶碗で、口が左に向けて正面。

終わってからも話が弾んで、4時半ごろ東京のNaさんから電話。慌てて来年1月のお稽古日を決めて、それからまた、少しお喋りして…私からは春名幹夫氏の文春新書「仮面の日米同盟」を紹介しました。最後に、先生が今年は柚子がたくさん生ったので柚子ジャムにしたのがあるので貰ってちょうだいと言われ、それぞれ瓶に入った柚子ジャムをお土産に頂き、”良いお年を”で、お別れしました。昨日は少し冷え込んだものの、暖かい日が続き、師走という気がしない内に、今年最後のお茶のお稽古が済みました。