『唐塗り』と映画「明日へー戦争は罪悪である」と「祝福((いのり)の海」


◎昨夜はNHKスペシャルでピラミッドの中の巨大空間発見を見た後、私も謎解き開始です。
頂いた棗(なつめ)の美しい漆塗りは一体どこのものなのか? お茶の先生に聞けばわかると思っていましたが一か月も先のこと。この美しい模様は漆を塗り重ねて削って磨いたもの、ということはわかります。そこで「削って磨く漆塗り」で検索すると濃い朱赤の塗り重ねに彫刻する堆朱の手法が出てきますが、これは違います。そのうち、ひょっとして、昔、東京にいる学生時代の友人からお土産にもらった楊枝入れの蓋がそっくりだったことを思い出しました。あれは、宮城県か東北地方のお土産と言われたはず。明日メールで彼女に聞いてみれば分かる、と思ったのですが、パソコンで全国の漆器の産地を探って、上から順に…で青森県津軽塗を当ってみると、ありました!! これでゆっくり眠れます。

唐塗(からぬり)

津軽塗の代表格であり、現在最も多く生産されている。 唐塗独特の複雑な斑点模様は、何度も塗っては乾かし、そして研ぐという作業を繰り返し、 全部で四十八の工程から生み出される。完成までには最低でも一ヶ月半〜二ヶ月を要する。
津軽塗の技法において唐塗の歴史は長く、正徳五年(一七一五年)には既に「唐塗之御文箱〜」と書かれた記録が見受けられる。 「唐塗」という名は、もともと中国からの輸入品を唐物と呼んでいたことに由来する。 「優れたもの」、「珍しいもの」いう意味で、当時の社会風潮を反映して「唐塗」と命名されたものと思われる。 (引用元:http://www.tsugarunuri.org/pattern.html


◎昨日は11月最初の土曜日、平家物語の購読でメイプルホールのある中央生涯学習センターへ。
二階の受付のラックの中に見つけた映画のチラシ。
10日(金曜日)に上映される「明日へー戦争は罪悪であるー」という映画。
戦争中、落語家に赤紙、故郷四国での出陣式で突然僧侶が「戦争は罪悪で人類に対する敵」と村人を前に語り始める。
実話を元に作られた映画とか。
上条恒彦演じる反戦僧侶は植木等さんのお父さんがモデルだそうです。

「明日へー戦争は罪悪であるー」11月10日(金)箕面市立メイプルホール大ホール
みのおピースフェスタ2017上映会
(1)13:30 (2)16:00  (3)19:00

◎もう一つの映画は、10日ほど前に郵便で招待券が届きました。
肉筆手紙のコピーで、監督さんの東条雅之さんからでした。


「以前、映画製作の際にカンパを送っていただき・・・・
おかげさまで、映画はこの約2年間で、全国各地約200か所弱で上映。
この度、大阪・十三の「シアターセブン」で上映となり、
招待券を云々」と書かれていました。

内容を見ると山口県祝島がテーマです。
「ミツバチの羽音」を見たときにでもカンパしたのかな〜ぐらいで思い当たることがなくすっかり忘れています。
祝島から福島へ…と書かれていますし、一人分の招待券を無駄にするのもと
午後から乗り気でない夫を誘って出かけるつもりです。
コチラも9日まで上映がありますので・・・

東条雅之監督映画「祝福(いのり)の海」大阪・十三シアターセブン
5日(日)14:00(トーク付き)、7日(火)10:30、9日(木)10:30