閲覧中止の「国政モニター」サイトの意見とは・・・


ゴールデンウィークの中休み、5月2日、内閣府の「国政モニター」が突如閲覧不能になったとか。国政モニターといっても?? 「国政モニター制度」そのものは」すでに終わっていて、寄せられた意見が閲覧できるようになっていたのが、理由なく閉鎖されたようです。どうもヘイト意見がそのまま掲載されていたようです。最近、安倍首相寄り=日本会議系の意見や団体への厚遇が目立ちますが、公平、公正、公明であるべき政府が、特定の意見や団体をエコヒイキして厚遇するなんてことが行われているようですが・・・これも?

内田樹さんがリツイート

津田大介
@tsuda 5月1日

話題の国政モニター制度に掲載された意見、留意事項→https://monitor.gov-online.go.jp/html/monitor/h28/jisshi_h28.html … に「誹謗中傷、差別的な内容、その他掲載が不適切であると判断されるご意見等については、ご提出いただいても公表いたしません」と書いてあるにも関わらず掲載されてるから国がこれ「適切」と判断したってことだよね…。



●山崎雅弘氏のツィッターでは、「日本会議の意向を代弁するような意見が多」かったようです。

山崎 雅弘
@mas__yamazaki 5月2日

内閣府の「国政モニター」のサイトを見ると、雑誌『正論』の読者コーナーかと思うほど、日本会議の意向を代弁するような内容が多いことに驚かされる。「譲位を恒久的にすることは皇室破壊につながります。どうか日本の国体破壊につながる皇室改悪を阻止してください」と、天皇の意向を全否定する意見は典型的な「日本会議の代弁」だが、


他にも「安倍晋三総理の礼賛」「韓国を反日呼ばわりして誹謗・罵倒」「皇室典範は変えるな」「閣僚や総理が靖国神社を参拝して何が悪い」「GHQの憲法押しつけ」「今年は皇紀2677年」など、判で押したような「そっち系のコメント」が並ぶ。年齢層も高い



内閣府「国政モニター」のサイトは、内閣府という国家公務員の組織が、国民全体でなく、安倍政権とその支持母体である日本会議に、税金を使って奉仕している状況を物語っている
あらゆる官庁が、安倍晋三という腐敗した権力者の下僕として働いている。一日も早く権力の私物化を終わらせる必要がある。

●「shuueiのメモ」さんが、バズフィードの記事を取り上げておられます。この記事の内容が、「国政モニター」について分かり易いと思いますので、引用です:(引用元:http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20180503/1525292588

内閣府サイト、公開中止に ヘイトや誹謗中傷を放置も「複数の目を通していた」
在日韓国人は叩き出せ」などのコメントが投稿されていた。
2018/05/2 20:04

籏智 広太 BuzzFeed News Reporter, Japan



内閣府大臣官房政府広報室が運営する「国政モニター」のサイトに、在日コリアンへのヘイトや、特定の人物に対する誹謗中傷とも受け止められかねないコメントが投稿されていた問題で、同室は5月2日夜、サイトにあった意見を閲覧できない状態にした。


そもそも「国政モニター」とは、国の施策に対する意見や要望を、公募で選ばれたモニターが投稿し、各省庁に伝えられる制度
2012年度からネット上での募集が始まり、16年度まで5年間続いていた
投稿されているものは行政改革から防災まで多岐にわたる。
ただ、以下のように「在日韓国人は叩き出せ」などといった過激なものや、政治家に対して「処刑」を呼びかけるような投稿が、複数みられた
•「のうのうと1100万円も得ている在日韓国人は叩き出せ」(平成29年2月分)
•「韓国との国交は無くし、在日、帰化人の強制退去が必要ではないでしょうか」(平成29年2月分)
•「日本は中国の前に在日朝鮮人に牛耳られている。大問題。竹中平蔵氏など在日企業の息の者は即刻排除するべき」(平成26年度分)
•「鳩山元総理など、外患誘致罪で処刑にすべきではないだろうか?」(平成25年7月分)



一連の騒動と閲覧不可の関連は?


こうした点を指摘したブログをきっかけに、ネット上で大きな注目を集めていた「国政モニター」。
少なくとも2018年5月1日夜まで、サイトは閲覧できる状況だったが、2日夜現在「国政モニター制度は平成28年度をもちまして休止しております」との言葉だけが表示されるようになっている。
広報室の担当者は、サイトを閲覧できなくした理由について、一連の騒動との関連性を聞いたBuzzFeed Newsの取材に対し「コメントできない」とした。
そのうえで、「いただいた意見はすでに関係省庁に配布し、一定期間公開した。国政モニターの目的は達成し、役目は終わっているとの認識」から、5月2日夜になって、閲覧ができない状態にしたと説明した。


「複数の目でチェック」していたが…


同室では、差別的であったり、誹謗中傷ととれる書き込みがあるかどうかについて、指摘を受けて確認作業を進めている。ただ、記事は1万件以上あり「中身を全部確認しないといけないため、時間を要する」という。
また、過去の投稿のチェック体制については、「当時の担当官ら複数の目を通していた」ことを明らかにした。
「明らかに間違えている誤字脱字などを、一部修正することもあった」というが、2016年度に休止した事業であり、すでに担当が変わっているため、詳細は不明という。
「国政モニター」の留意事項には、「立法・司法・政治関係のご意見や、誹謗中傷、差別的な内容」などは掲載しないとされているが、そうしたルールに反していると思われる投稿が放置されていた点については、「確認作業」が終わっていないことを理由にコメントはなかった。
BuzzFeed Newsでは、今後も継続的に取材を続ける。


●「日本会議」が出たついでに、安倍首相や日本会議系の人たちが「夫婦別姓」をなぜ拒絶するかについて、これも山崎氏:

内田樹さんがリツイート

山崎 雅弘
@mas__yamazaki  1月12日

・『日本会議』(集英社新書)でも書いたが、安倍首相や日本会議系人士がなぜあれほど「夫婦別姓」を拒絶するかについては、日本会議事務総長の椛島有三氏が内輪の機関誌で理由を告白している。夫婦別姓で男女同価値、男女同権を認めることで、女性天皇女系天皇容認論に繋がるのがこわいのだという。


つまり、天皇の男系維持に固執し、それを絶対的なドグマ(教義)と見なす日本会議系の安倍政権が続く限り、この国では本質的な意味での「男女平等」や「男女同権」は実現しない。それゆえ、男女平等と一見似てはいるが実は無関係な「男女共同参画」や「女性の活躍」などのまやかしの言葉を盛んに使う。