「南京事件2」の再放送と、「無力感を学習しない」と「安倍政権の『反知性主義』」

●昨日のブログで、「特別な1日」さんが記事のトップで取り上げておられた日テレの「NNNドキュメント 南京事件2」は本日11時からBSで再放送です。私は昨日、動画を紹介されているブログで見ました。こちらです:「南京事件2〜歴史修正主義を検証せよ〜」https://blog.goo.ne.jp/root41_1942/e/99a92cf911e034e241e2c79ec5087305

内田樹さんがリツイート
カジポン
‏@kajiponmz 5月19日
20日(日)朝11時BS日テレ『NNNドキュメント 南京事件2』再放送。地上波を見逃した方必見。圧巻の取材力、この10年でトップレベルの内容。前半は捕虜1万人以上を機関銃で処刑するCGムービーに戦慄。後半は「虐殺ではなかった論」が戦犯逃れのデマである事を取材で明らかに。右派左派の関係なし。

NHKで記者の左遷!

内田樹さんがリツイート

望月衣塑子
@ISOKO_MOCHIZUKI 5月17日

これが事実なら #森友 疑惑で #NHK からの特ダネは、二度と出なくなる可能性が高い。森友疑惑は事件になるか否かが問題ではない。何故、8億円もの根拠なき値引きが、昭恵夫人が名誉校長だった小学校建設予定地で行われたのか、だ。記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃(日刊ゲンダイ

森友問題スクープ記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃

日刊ゲンダイ 2018年5月17日



「皆様のNHK」どころか、これでは“安倍様のNHK”だ。森友学園問題に関するスクープを連発していたNHK大阪放送局の記者が突如“左遷”されるというのだ。安倍政権の急所である森友問題を報道させないための“忖度人事”ではと、NHK内部に衝撃が走っている。

森友問題を最初に指摘した木村真豊中市議が15日、フェイスブックに〈大阪NHKの担当記者さんが、近く記者職から外されるということです!〉〈NHKが「忖度」したということなのか〉と投稿し、物議を醸している。

 これを受け、日刊ゲンダイが調べたところ、木村氏が言及したA記者は現在、大阪放送局の報道部の副部長だが、来月8日付で記者職を離れ、番組チェックなどを行う「考査室」へ異動する内々示が出されたという。
(全文はコチラで:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229227

閣議決定って、何のため? 非常識な政府の言葉遣いにお墨付きを与えて、それで、どうなる? 非常識の上塗り?

内田樹さんがリツイート

想田和弘
@KazuhiroSoda 5月18日

思わずワロタ。かつては虚構新聞のネタであったことが、すっかりそのまま現実になった感があるなあ→政府:「セクハラ罪」存在せず 答弁書閣議決定 - 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180518/k00/00e/010/220000c

 政府は18日、「現行法令において『セクハラ罪』という罪は存在しない」との答弁書閣議決定した。財務省福田淳一事務次官のセクハラ問題を巡り、麻生太郎副総理兼財務相が「『セクハラ罪』という罪はない」と繰り返し発言したことに批判が相次いでおり、逢坂誠二氏(立憲民主党)が質問主意書で見解をただした。


山崎 雅弘さんがリツイート

安田菜津紀
@NatsukiYasuda
例えば「セクハラ罪」という言葉は刑法に明記されていない、という「事実」を、現に被害に遭った方々に伝えたとして。それを受けて傷つくことはあっても、救われることはないのではないか、と思う。

●安倍政権の悪行の連続に嫌気がさして、通じない奴らとあきらめて・・・そこが狙い!! 無力感こそ、諦めこそ、政府の狙い!!

山崎 雅弘さんがリツイート

弁護士 太田啓子
@katepanda2 5月18日

弁護士 太田啓子さんが内田樹リツイートしました
学習性無力感」という言葉があり長期にわたって回避困難なストレス環境に置かれ続けた結果、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象。安倍政権はこれ自体を目的にしてるんだと思う。無力感を学習しないことが非常に重要。

 内田樹
問いに一つとしてまじめに答えず、ナンセンスな対応を続けていれば、問う側が「知性的であること、論理的であること」にしだいに無力感を覚えるようになって、言葉を発する意欲そのものを失うことを政権はめざしているのだと思います国内的にはそれで「知性を重んじる連中」を撃破できるでしょう。
▽ でも、国際社会ではやはり「論理的であること、首尾一貫していること、術語を一意的に用いること、嘘をつかないこと」などを対話の基礎にしています反知性主義によって政敵をやりこめることに慣れ切った政治家たちが、外国と相対した時だけ知性を回復するということはありうるのでしょうか?

●『反知性主義』という言葉が出たので、佐藤優氏が安倍政権を「反知性主義」という言葉で批判している記事を紹介です:

内田樹さんがリツイート

平松邦夫
@hiramatsu_osaka 5月13日
「安倍政権が「反知性主義」、「自らが欲するように世界を理解している。大いに頷いてしまう。佐藤優徹底解説:激動する北朝鮮問題】安倍外交はなぜ負けたのか|BUSINESS INSIDER(https://www.businessinsider.jp/post-167179

佐藤優徹底解説:激動する北朝鮮問題】
安倍外交はなぜ負けたのか

BUSINESS INSIDER(https://www.businessinsider.jp/post-167179
宮本由貴子 [ライター・編集者] and 浜田 敬子 [Business Insider Japan]
May. 11, 2018


北朝鮮情勢が急展開を見せている。4月の南北首脳会談に始まり、北朝鮮が拘束していた3人のアメリカ人の解放。そして6月12日にはトランプ大統領金正恩朝鮮労働党委員長の会談がシンガポールで開かれることも明らかになった。
なぜ金正恩氏は突然対話路線に転じたのか。「非核化」はどこまで現実的なのか。トランプ大統領の真の狙いは……。作家で元外務省主席分析官の佐藤優氏に徹底解説してもらう。1回目は、一連の北朝鮮問題の中で、全く存在感のない日本外交について。<中略>


自ら欲するように世界を理解する反知性主義

浜田:安倍政権の外交力をどう評価していらっしゃいますか。
佐藤:ひどいですね。通常、首脳会談で合意する場合は事務方で基本事項をまとめますが、今回の米朝首脳会議ではそういうものはない。だから、トランプ氏はきっと誰かに相談するはず、日本は「関係が盤石だから、北朝鮮情勢に関しては安倍首相に相談してくれる」と確信していた。
でも、トランプ氏は習近平氏に相談し、日本だけが取り残された。TPPやFTAでもこけにされた。オウンゴールの連続なんです。こんなことが5回も6回も続くと、正解がわかっているのに、あえて逆を選んでいるとしか思えない。


なぜこうなったのかというと、安倍政権が「反知性主義」だからです政権を支えるエリートも含めて実証性、客観性を軽視、もしくは無視して自らが欲するように世界を理解している。でも外交にも国内政治にも相手がある。事実を確認し、認識、評価するという三段階が必要です。これらがごちゃごちゃになっているんです。これはアメリカも同様です。


一方、これを冷静に見極めているのが、今の北朝鮮、韓国です。今回、「豚もおだてりゃ木に登る」という形で、韓国がトランプ政権を「あなたの強硬な姿勢が効いて、北が初めて動き出した」と徹底的におだてた。あらかじめ、北には「トランプにそう伝えるから怒らないでね。そうじゃないと動かないぜ、あのおっさん」と話し合っていたんでしょう。<後略>