桜の紅葉を見たくて
北小へ向かいました。
桜モミジはもう終わりかけ、
写真映りも良くありません。
そこで、北児童公園の方へ向かうと
民家の崖の萩が黄色く色づいていました。
もう花は終わったかと近づくと、
東端の萩だけ花をつけていました。
これが飛び切りきれいな花の色でした。
msnニュースの記事で、安田純平氏の帰国後の記者会見での謝罪について、フランス人記者の感想を書いています。日本が世界基準からどの程度ズレているのかを指摘しています。報道の自由度が先進国で最低だったと思うのですが、国民の自覚があるのか、ないのか…そのあたりが分かりませんね。NHKが、大本営発表を平気?でする時代になっていますが、戦前と酷似してきている事が自覚できてないような気がします。全文引用です:
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/安田純平氏の会見に「謝罪を求める日本社会は異常」「自己責任論は極右の思想」と欧米メディア特派員/ar-BBPKQN3?ocid=spartandhp#page=2
安田純平氏の会見に「謝罪を求める日本社会は異常」「自己責任論は極右の思想」と欧米メディア特派員
2018/11/16 08:50
◆日本外国特派員協会で会見、「おわび」と「感謝」を述べる
11月9日、シリアで40か月拘束され、解放されたジャーナリストの安田純平氏が日本外国特派員協会にて会見を行った。
安田氏は冒頭に次のように手短な発言を行ってから質疑応答に移った。
「本日は貴重なお時間を割いていただきありがとうございます。今回、私の解放に向けてご尽力いただいた日本、トルコ、カタールをはじめとする多くの皆さま方、ご心配いただいた皆さまにおわびしますとともに、深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
そして、今も行方不明になっている多くのジャーナリストたちの1日も早い無事の解放を祈っています。今回、私自身の行動によって日本政府を当事者にしてしまったという点について、大変申し訳ないと思っています。今回、何があったか可能な限り説明することが私の責任であると思っています。よろしくお願いします」
最初に質問に立ったのはアメリカ人ジャーナリストで『新月通信』代表のマイケル=ペン記者。2015年6月まで外国特派員協会の第一副会長を務めていた協会の重鎮だ。
◆米ジャーナリスト「日本社会には異なった“常識”がある」
ペン氏は次のように言った。
「先日、『国境なき記者団』が、先日ステートメントを発表しているんですけれども、その声明の中身というものは、謝罪をすべきではない、謝罪をする必要がないという内容のものになっております。
謝罪をするのではなくて、むしろ歓迎されるべき、評価すべきだというような内容の声明になっているんですけれども、日本社会、日本の市民が期待していること、日本の社会の状況というのは、ある意味で異なった“常識”があるというふうに感じるところがあります。
記者としての、ジャーナリストとしての仕事というのは、危険なところに行ってその現場で起きていることを取材する、そしてそれを伝えるということであります。政府などに管理、コントロールされる内容ではなくて、現場での情報を伝えることがジャーナリストの本来での仕事になります。
ですので、これからが質問なのですけれども、世界で活躍するジャーナリストとしては、本当に謝罪をする必要があると考えられているでしょうか? 日本は民主国家ではありますので、民主国家、そして民主主義の社会においては、コントロールされる情報ではなくて、現場の直の情報を伝えることがジャーナリストの仕事だと思います。
もちろん日本政府はいろいろと解放に向けての働きをしていたということはあったと思うんですが、それについて謝罪をするのではなく、やはり帰国したことで歓迎されるべきでしょうか。それについてのコメントをお願いいたします」
安田氏は次のように応えた。
「この報道の仕事、ジャーナリストの仕事が政府や権力にコントロールされるものではないということについて、全面的に賛成いたします。今回、謝罪といいますか、私自身の行動に幾つかのミスがあったということは間違いないので、この点について皆さまのご批判をいただいて、今後に生かしていくためにまずごあいさつといいますか、ご批判をいただくに当たって『おわび申し上げます』ということを申し上げています」
◆政府の情報だけに頼ることの危険性を日本人は忘れたのか
筆者は会見後、フランス国営放送の特派員に感想を求めた。
―――安田純平さんの会見が行われましたが、どんな感想を持たれましたか。
「まず、解放されたことを心より喜びたいと思います。日本外国特派員協会や国境なき記者団が解放を求める声明を何度も出していたように、世界中で安田さんの安否が心配されていました。拷問にあったとも聞きました。彼は勇敢なファイターだと思います」
―――日本では安田さんやご家族に対して「自己責任」だとか、「日本政府に謝罪せよ」といった言説が多数流されました。
「極めて残念で哀しいことです。戦地や紛争地に赴き、中立な立場から報道する戦場ジャーナリストは民主主義社会にとって不可欠な存在です。たとえば、ベトナム戦争を終結させたのも、戦場ジャーナリストたちが、無垢な人々が凄惨な目に遭っていることを世界に発信し、反戦の世論が起きたからです。
『自己責任』という人は、では政府だけのバイアスのかかった情報に頼るべきだと考えるのでしょうか。大本営発表に頼るのは民主主義の姿ではありませんし、それを痛いほど分かっているのは、日本人ではないでしょうか。
安田純平さんは戦場ジャーナリスとして豊富な経験を持ち、誰よりも慎重に慎重を期して、取材に臨まれることは多くの仲間の記者が証言しています。その安田さんですら拘束されてしまうほどに、混沌としているシリア情勢に思いをはせるべきでしょう」
◆フランスでは、極右だけが拘束された記者を『自己責任』と批判した
―――フランスでも過去に、日刊紙『リベラシオン』のフローランス=オブナ記者がイラクのバクダッドで拘束され、人質にされたことがありましたね。
「2005年1月5日に彼女はイラク人通訳のフセインさんと武装勢力に拘束されました。その間、与党・野党を問わず彼女たちの解放を求める集会がフランス全土で行われましたし、解放を求めるために国全体が連帯しました。パリではすべての駅構内や町中に、2人の顔写真が載った解放を求めるポスターが貼られました。『自己責任』だと一人主張したのは極右政党『国民戦線』のジャンマリー=ルペン党首だけでした。日本の自己責任バッシングは、まるで日本全体が極右化しているように思えます。2005年6月12日にオブナ記者が解放されたとき、ジャック=シラク大統領はバカンスを切り上げて空港に迎えに行きました。日本政府の対応との落差を感じてしまいます」
◆記者の解放を、国を挙げて喜んだフランス。謝罪を求めた日本
← HARBOR BUSINESS Online 提供 11月9日、日本外国人特派員協会で記者会見を行った安田純平氏
―――オブナ記者は6月14日に会見を開きましたね。筆者も出席して、最後に歓迎の花束を渡したらフランスでニュースになり、後日オブナ記者からお礼の絵はがきをいただきました。
「会見で、オブナ記者は拘束状態について話しました。ほとんど暗闇の中で、全身を縛られ、放置された。その状態で157日間も、精神を病まずによくいられたと思います。安田さんも同様です。たいへん恐縮しながら申し上げますが、オブナ記者の解放を国を挙げて喜んだフランスのほうが先進国標準です。安田さんや家族が謝る姿は日本の異常性を示していると、欧米の特派員ならばみな思っていますよ」
―――最後に日本人へのメッセージを。
「安田純平さんは勇気あるジャーナリストであり、彼の仕事は民主主義の礎です。どうか、彼の今後の活動も応援してほしい。強くそう願います」