金曜デモ(『数少ない日本の美点』と「降灰1ミリでも停電」)

◎今朝、朝刊トップ記事を見てガッカリでした。大阪万博が決まってしまいました。こんなにあからさまに経済効果を掲げて招致運動をして結局誰のための万博? 埋め立て地にカジノを持ってきて、今度は万博に引っ掛けて地下鉄の延伸や、インフラ整備に国や地方の税金を投入して、吉本のお笑い芸人さんたちがムードを盛り上げて・・・

内田樹さんがリツィート
toriiyoshiki
@toriiyoshiki 11月24日

悪いけれど、うんざりする東京オリンピックから大阪万博へというのは、日本人(主として政財界のトップたち)がいまだに高度経済成長の成功体験から抜け出せず、現実を直視できていないことを雄弁に物語っている。…残念だが、日本経済の衰退にますます拍車がかかるだろう

万博開催が決まり喜ぶ松井大阪府知事
時事通信 11/24(土) 1:30配信


2025年の万博開催が大阪に決まり、
喜ぶ(右2人目から)松井一郎大阪府知事
経団連榊原定征前会長、
世耕弘成経済産業相ら=23日、パリ(代表撮影)

武田砂鉄
‏@takedasatetsu 11月23日
万博が、誰の潤いのために行われるか、端的に教えてくれる写真。

☆さて、気を取り直して、先ほどまでパソコンの調子が悪くて今日はあきらめないといけないかと思っていましたが、何度目かの挑戦で動いてくれました。今週の金曜日は勤労感謝の祭日の金曜日、3連休のスタートの日の金曜デモとなりました。いつものように「特別な1日」さんのブログから。今回のブログのタイトルは「『数少ない日本の美点』(笑)と『1123再稼働反対!首相官邸前抗議』」です。


★◎ゴーンさんの高給について、10億で批判が出た時のゴーン氏の言い訳「世界基準で見れば決して高くない」が本音ですね。倍もらっても当然と思っていたけれど、日本の批判を恐れて隠すようにしたんでしょうね。フランスでの反応、テレビではトマ・ピケティ氏の感想を伝えていました。「青天井の報酬を求めた結果で当然の報い」というような感じでした。日産側はルノーとの合併がルノーによる吸収という形になるのを警戒して今の時期を選んだと疑われても仕方がないような気がします。それにしても、ゴーンさん、強欲の成れの果てですね。
さて、タイトルの「数少ない日本の美点」とは「トップの給与があまり高くない、のは日本の資本主義の数少ない良い点でもあります」。次の件(くだり)は、まさに『真理』だと思います。(色字 by 蛙)

 日本企業は報酬が低いから優秀な人間が集まらない、と新自由主義者は良く言いますけど、視野が狭いし、思考のタイムスパンが短すぎる。カネだけ出せば優秀な人間が集まるか、と言えば、リーマンショックを引き起こした金融業界を見れば判るように、そんなことは全くない。ある程度カネを払わなければ優秀な人は採用できないが、優秀な人こそカネだけじゃ動かない、というのが真理です。カネで動く人間はカネで裏切るのですから、企業にしてみれば、そんな人間を重用する必要はない。

★そして、次の件(くだり)も、大いに頷けます。(色字、そのまま)

 日本人は日本はトップと平社員との給与の差は大きくない、という客観的な事実こそ誇りに思うべきだし、大事にすべきです(でも、確かピケティの調査では、資産を持っているかどうかの格差は大きい)。これを一歩進めて、日本が世界に先駆けて、高額報酬を規制する例えば役員報酬が社員の平均年収の100倍を超えたら法人税率をガバっと上げるような制度を作ればいいじゃないですか。

 そうすれば、少しは日本人は社会に対して信頼を持てるようになるし、トランプはや竹中平蔵みたいなクズはともかく、世界の大多数の人からは尊敬されるはずです日本人自身が数少ない自分たちの美点を大事にしないから、頭の悪い新自由主義者や自己責任論者がでかい面をしているのですよ。

☆☆テレビでゴーン会長の事件を解説するコメンテーターでこの件に触れている方もいましたね。”上に立つ人は、大勢の人が働いてくれているおかげであって、自分ひとりの力じゃないんだ”という日本的な考え方をもっとアピールしてもよいというようなことを言ってる方が居ました。

ということで、今週も官邸前抗議へ。(割愛)
このところの寒さと空気の乾燥のせいか、喉がいたくて声がでないのですが(笑)、夕飯の支度をしてから、暖かい恰好をして出かけました。買ったばかりの真っ赤なステンカラー・コート(笑)。今日の午後6時の気温は12度、参加者は420人

☆今回は参加者の子供が太鼓をたたいてくれたという写真をコピーさせていただきました。
★ここで取り上げられたのが木曜日の朝日の記事。
鳥取県にある大山、「おおやま」ではなくて「だいせん」ですね。その大山の火山灰の数値をめぐって、関電の予測数値を規制委が修正するよう求めたというものですが、SPYBOYさんは、降灰の被害について詳しく調べて書いてくださっています。

これはこの記事を読んだだけでフ〜〜ンと読み過ごしていた私はビックリでした。
是非ブログを訪ねて読んでほしい箇所ですが、結論を引用させていただきますと:

 つまり、1ミリでも火山灰が降ってきた時点で停電の可能性があるし、雨が降っていれば灰が水を吸って重くなるから停電の可能性は更に高まる。福島のように原子炉が冷却不可能になる可能性があるわけです。更に火山灰が5センチ以上積もると道路が通れない、つまり避難もできなくなる


関電の想定の10センチでも、規制委の想定の25センチでもどっちでもいいですよ(笑)。火山が爆発して原発の設備は大丈夫だったとしても、停電が起きただけで原発はアウトだし、住民の避難はできない。

★★★今回もぜひブログを訪ねて全文をコチラで:https://spyboy.hatenablog.com/