金曜デモと５日の杉田議員の辞職を求める大阪緊急街宣の案内

内田氏のツィッターで見つけた今日のお知らせです：

ikupie
@ikupienonks
【杉田水脈議員の辞職を求める大阪緊急街宣】
・8月5日（日）17時〜
・大阪なんば（バス停付近）
自民党の杉田水脈衆院議員（比例中国ブロック選出）のLGBTに関する月刊誌上での発言を含むこれまでの数々の発言に抗議し辞職を求めるため、市民有志で街宣を行います。 #0805杉田辞職しろ大阪街宣

◎吉村大阪市長のトンデモ発言があったので、２日遅れで金曜デモの紹介です。
いつものように「特別な１日」さんのブログを通して、３００回目を超えたというデモの様子を。今回のタイトルは、「『かわいい貼り紙』と『加藤陽子教授トークショー（ドキュメンタリー『国家主義の誘惑』）』、それに『0803再稼働反対！首相官邸前抗議』」です。（http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20180803/1533295503）
◎最初の「かわいい貼り紙」は、手書きの貼り紙にまつわる心温まる爽やかなお話。ぜひブログで読んでみてください。
◎SPYBOYさんも『最近頻発している不祥事、日大もボクシング協会も東京医大の詐欺入試も、強いては公文書改竄も、個人に自分の頭で考えさせない旧日本軍の発想でしょう。社会や道理より、自分たちの組織が大事。外にバレなければ何をやったっていい。』と書いておられますが、日大の田中理事長とボクシング協会の山根会長。似た者同士というか、類は友を呼ぶというか、外見も遣る事も似ていますね。取り巻きの人たち含めてそっくり極道の世界の人みたいです。ソックリと言えば、現政権の忖度政治もそっくりですね。権力は必ず腐敗する、を目の当たりにしています。
◎そして、タイトルにもある加藤陽子教授について：

今回　ボクが見に行った目的は上映後の加藤陽子東大教授と監督のトークショー（1時間）です。
加藤教授の『それでも日本人は戦争を選んだ』はベストセラーになりましたが、膨大な資料の提示と解釈で話が終わってしまった観がありました。2016年に出した近著『戦争まで　歴史を決めた日本の交渉と失敗』はどうすれば日本は戦争を避けることが出来たか、という現代的な問題意識で書かれていて、実に冴えている本でした。ということで、加藤教授の話を生で話を聞いてみようと思ったんです。

講演というか二人のトークショーは、先に「国家主義の誘惑/日本人にとってナショナリズムとは」というドキュメンタリー映画が上映され、そのあとで渡辺謙一監督と１時間の対話があったとか。加藤氏は、「将来　日本は確かに国家主義的な方向へ進んでいく可能性はありますが、戦前のように軍国主義みたいな方向に行く可能性は少ないんじゃないか。もっと陰険な方向（笑）、例えばお金持ちが支配する息苦しい社会がやってくるリスクがあるのではないか」と指摘されたそうです。
☆問題提起がたくさんあって刺激的。ぜひ、ブログを読んでみてください。「●リベラルが愛国主義を強調する危険性」のところで、『フランスの歴史学者スイリ氏が『日本は明治期以降　生き残りのための戦争をしたことがない』と映画の中で指摘していたとありましたが、ここは、その通りだと思います。第二次大戦で戦争に行った人も、銃後を支えた家族も、日本は一体何のために戦争したのか、一体、何のため、何をまもるための戦争をしているのか、わからなかったのではと思います。人間の命を鉄砲の弾代わりに使ったり、生きて帰ってくるなと若者に命令したり、勝敗はついているのに玉砕を命じたり、国土だけでなく日本人の命すら捨てさせて一体何のための戦争だったのか・・・「ただ死ぬために戦争していた」とフランス人の目には見えたというのもわかります。
☆もう一つ、SPYBOYさんは、『近年の日本では国家主義的な誘惑は右派だけでなく、左派でも高まってきていると思います。日米地位協定や対米従属の問題が良い例です』と「戦略的な目標がないのに地位協定改定とか、国家主権とか言ってるのはそれこそ愛国的な国家主義に足元をすくわれるリスクは大きいでしょう」と書いておられます。ここは、考えてみたいと思っています。対米従属から対米自立へ目標を定めることは、右や左の問題ではなくて、日本人全体の問題になりうると思います。むしろ、与党というか保守の人たちに頑張ってほしいテーマだと思っています。日米安保体制の中で国益を第一にするといえば、沖縄の翁長県知事が思い浮かびます。元自民党で安保体制維持でも沖縄のために行動すれば左派とされることが問題？ではないか…とか、考えてみたいです。