昨日の「サンデージャポン」、ローラさんがSNSでホワイトハウス署名を訴えたことに関連して、堀江貴文氏が「普天間の基地をなくす唯一の解決策だから」と発言。政府の言い分しか頭にないのですね。反対している人たちの主張を聞いたことがないのでしょうか。朝日新聞の記事、米軍の元高官が、辺野古が普天間の代りにはならないと発言していることも知らないということですね。(「『辺野古移設 日米の悲劇』ロバート・エルドリッジ」http://d.hatena.ne.jp/cangael/20181220/1545233650)
今度は、毎日新聞です。別の元米軍高官が、「沖縄の海兵隊駐留に戦略的必要性がない」と言っています。日本がお金を出すから置いているだけなんです。「多額の費用をかけて海上に滑走路を造るのはばかげている」とも。こんな記事も、ホリエモンは読まないんだろうな〜 (琉球新報も同じ記事を掲載)
山崎 雅弘
@mas__yamazaki 12月23日
ブッシュ(子)政権で、パウエル米国務長官の首席補佐官を務めたローレンス・ウィルカーソン元陸軍大佐「沖縄の海兵隊駐留に正当な戦略上の必要性はないことが示された。(駐留は)全てお金と海兵隊の兵力維持のためだった」(毎日)
辺野古の新基地建設「ばかげている」
「戦略的必要性ない」 在沖海兵隊に元米軍高官言及 90年代分析 日本の経費負担好都合 /沖縄2018年12月23日
【ワシントン=座波幸代本紙特派員】ブッシュ(子)政権で、パウエル米国務長官の首席補佐官を務めたローレンス・ウィルカーソン元陸軍大佐は19日までに本紙のインタビューに応じた。同氏は1990年代初頭に米海兵隊大学校(バージニア州)の責任者を務めていた際に、冷戦終結に伴う米国内外の米軍基地再編・閉鎖に関する調査研究などを分析した。その結果、日本政府が多額の駐留経費を負担する在沖海兵隊はカリフォルニア州での経費より米側の負担は50〜60%安く済むと指摘。「沖縄の海兵隊駐留に正当な戦略上の必要性はないことが示された。(駐留は)全てお金と海兵隊の兵力維持のためだった」と明らかにした。
米軍の元高官が、沖縄の海兵隊駐留に戦略的な必要性はないと発言するのは異例。
ウィルカーソン氏は、米国の識者や元高官らでつくる海外基地再編・閉鎖連合の主要メンバー。同連合はトランプ大統領、マティス国防長官ら宛てに、米国外の米軍基地の閉鎖を求める文書を公表している。
気候変動や自然災害の影響が米軍施設に及ぼす損失への懸念が高まっており、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について、多額な費用を投じて海上に滑走路を造ることは「ばかげている」と強調した。
日本政府が主張する在沖海兵隊の「抑止力」について「もろ刃の剣だ。抑止力の一方で、米軍の駐留は中国の軍事費を拡大させ、より強力な敵にさせる」と、軍事的緊張を高める要因になると指摘した。 (全文はコチラ:https://mainichi.jp/articles/20181223/rky/00m/040/005000c )
想田和弘
@KazuhiroSodaこの記事、日本人全員が読んだ方がいいよ。絶句するしかない。「沖縄の海兵隊駐留に正当な戦略上の必要性はないことが示された。(駐留は)全てお金と海兵隊の兵力維持のためだった」琉球新報
@ryukyushimpo
「戦略的必要性ない」 在沖海兵隊に元米軍高官言及 90年代分析 日本の経費負担好都合http://bit.ly/2CuU1hk
●では、日本政府は何のために辺野古の海に土砂を投入しているのか?
内田樹
@levinassien 12月23日この画像から政権の沖縄に対する「悪意」以外のものを読み取ることは困難です。これだけ有害無益なことが適法的にできる、それだけの権力をわれわれは持っているのだということを誇示して、沖縄県民に無力感と絶望を扶植することだけが目的の行為です。
酷すぎる。
内田樹さんがリツイート
Koichi Kawakami
@koichi_kawakami 12月21日
一分の理もない辺野古の埋め立て。これは嫌がらせやいじめなんて生易しいものじゃありません。9月の知事選で負けた沖縄への復讐。安倍氏の凄まじい怨念を感じます。
●工事そのものの目途がたたないので、大浦湾側の護岸工事が先送りされています:
渡辺輝人
@nabeteru1Q78 12月22日
結局、今やっている埋立は、既成事実を作るためのパフォーマンスに過ぎないんだよね。基地が完成する目途は、技術的にも、法令的にも、全く立っていない。それでも見せしめをやる安倍政権の下劣さよ。 / “辺野古、大浦湾側の護岸工事先送り …”https://ryukyushimpo.jp/news/entry-852512.html
辺野古、大浦湾側の護岸工事先送り 20年度以降に、軟弱地盤影響か2018年12月22日 05:00
辺野古 土砂投入 大浦湾 軟弱地盤
K9護岸(手前)のある大浦湾側の埋め立て予定地=7日、名護市沖(小型無人機で撮影)
辺野古崎北側に位置する大浦湾側では「ケーソン」と呼ばれるコンクリート製の構造物を設置し、護岸を整備する計画となっている。だがこれまで埋め立て予定区域で防衛省が実施したボーリング地質調査で、大浦湾側の水深のある地点で地盤の強度を示す「N値」がゼロの地点が確認された。
同省は現在追加で実施中の調査結果も含めて総合的に地盤強度を判断するとしており、大浦湾側の実施設計についてもまだ県に提出していない。
沖縄防衛局が県に提出した埋め立て申請に関する計画書では、埋め立ては大浦湾側から始める予定だった。だが防衛局は今年、辺野古崎の南側の浅い海域を先に護岸で囲み、今月14日に埋め立てに着手している。
防衛省の19年度予算案では、南側海域の埋め立て経費などとして439億1900万円(契約ベース)を計上した。大浦湾側のケーソン護岸整備費用の計上は見送られ、工事は20年度以降にずれ込むこととなった。未執行分となった本年度予算の525億円は不用額として国庫に返納される。
●政府は、世界一危険な普天間基地の返還を本気で実現したいと考えているのか疑問です。仲井間氏が知事時代、辺野古の埋め立て承認と引き換えに要請した普天間基地5年間運用停止も、米軍は聞いていない、そんな要請はないと:
山崎 雅弘さんがリツイート
YUTAKA #ANTIFA
@yutakatheblues 12月21日
米軍「日本から要請ない」普天間5年内停止2014年9月28日 08:01
【平安名純代・米国特約記者】ロックリア米太平洋軍司令官は25日、ワシントン近郊の米国防総省で開かれた記者会見で、米軍普天間飛行場の5年以内の運用停止について、日本側から要請を受けていないことを明らかにした。17日に来県した菅義偉官房長官は仲井真弘多知事に対し、今年2月が5年以内の運用停止の起点との考えを示していたが、ロックリア氏の発言は米側との協議が始まっていないことを示している。
沖縄を含む在日米軍を統括するロックリア司令官は会見で、普天間の5年以内の運用停止について、「私の知る限り(日本政府からの)要請はない。私に対する要請もない」と明言した。 そのうえで、沖縄への米海兵隊輸送機MV22オスプレイの配備が安全で成功し、地域の安全保障に貢献しているなどと強調。「キャンプ・シュワブ(名護市辺野古)に適切な代替基地が完成するまで、MV22は普天間で運用する」と述べ、普天間を使用継続する姿勢を明確にした。
仲井真弘多知事は昨年12月の埋め立て承認時、安倍政権に対して普天間の5年以内の運用停止を要請したが、政府は具合的な道筋はまだ示していない。
安倍政権は7月にオスプレイ部隊の佐賀空港暫定移転案を打ち出したが、米側が難色を示したのを受け、立ち消えとなった形だ。