住宅街を歩いていると垣根の花が満開です。Sさんの団地の小公園にはバラが咲いていますし、つつじも咲き出しています。５月を迎えてたくさんの花が咲きそろっています。
近所の曲がり角のYさん宅の垣根、黄色いカロライナジャスミン、黄色のモッコウバラが垣根の木を伝って咲いています。３月まではツタ性の白い花が覆っていました。
Yさんのお宅も同一敷地内にご両親の平屋の家と娘さん姉弟の大きな二階建ての新しい家が建っていました。その平屋の屋根には、去年の台風からブルーシートがかかったままの年越しでした。
ところが、4月に入って塀に沿って鉄パイプが立てられ、シートで覆われ、重機が入って、家の取り壊しが始まりました。それまで、ここ数年、父や母が市立病院へ行くと、車いすを押すYさんたちとすれ違ったりしていました。
ご両親とも亡くなられたのか、施設に入られたのか・・・我が家と違って敷地が大きいので半分は売りに出されるのか…と夫と話しています。娘さん宅の玄関わきのナニワノイバラと夾竹桃に絡むモッコウバラ。
そのお向かいの北側の角のお宅の垣根のモッコウバラ。物凄い咲きっぷりです。
そして、わが家の通りのすぐ北側の角のKさん宅の垣根、これは、今から、撮ってこようと外に出ました。日光を存分に浴びて輝いています。
高齢の母親の見守りに単身赴任で東京から車で戻っておられる息子のKさんが無類の園芸好き。昔、庭仕事をするKさんに小学生だった次男が、「おじさん、植木屋さん？」と話しかけたそうです。いつも麦藁帽をかぶって長靴すがたでした。
それから４０年以上経っても同じ。いつも外に出て庭仕事中か、腕組みをして出来栄えを眺めておられるかのどちらかです。こちらま同じ敷地内の隣のお母さんの家の前、坂を削って車一台を入れる土木工事？も一人でこなして、今は車が入れるようになっています。
連休に入ってから、ご自分の車をその場所に入れて、角の駐車場には次男さんの車が入っていたと夫が。ご主人と話したら「息子”も”、山が好きで奈良の山に出かけているとか。「も」というのは、夫がいつもリュックを背負って山に出かけるのを見ておられるので、夫と同じで「息子も」という意味だそうです。
垣根の花の写真を写しながらコーナーを曲がったところで、東京の奥さんと一緒に出てこられたご主人とバッタリ。花があまりにきれいなので写真を撮らせていただいてましたと私。それから奥さんと少しお喋り。103歳で東京の実家のお母さんが老衰で亡くなられて身軽になられ、お正月も一週間ゆっくりでしたが、連休も7日までゆっくりできると仰っていました。奥さんのほうが年上で80歳を越えておられますが、孫が幼稚園と小学生で連休が終わると忙しいと仰っています。お嫁さんも働いておられるようです。
「垣根が花盛り、昔、タカラヅカみたいにしたいと仰ってましたが、ご主人のおかげで完成ですね」と言ったら、「そんなこと私言った？よく覚えてるわね～」と。花のおかげで懐かしい方と会えてお話までできました。.
