(本日、「5月の垣根の花」に次いで2つ目です)
新天皇の一般参賀に14万人の人出!すごいですね。さて、この新元号で時代が変わったと、さっそく、自民党の若者向け取り込み作戦がスタートしました。今までの古臭いイメージから洗練された若者向けの広告です。これで、カッコイイ!自民党っていいじゃない!!となって次の選挙で大勝利の目論見ですが・・・どうなるでしょう?
◆上の写真は自民党の甘利明氏のツィッターの写真を拝借しました。パッと見は、「れいわ新選組」の広告かと思いますが、自民党の広告です。墨絵の侍は天野喜孝氏のイラスト。かっこいい第一印象とか、イラストレーターの名声とか、そんなもので取り込まれる若い人たち、10代から40代ぐらいの人たちが大勢いそうな気がします。
◆この広告で、政治に関心を持つのも、自民党に関心を持つのもいいけど、少し、考えてほしい。安倍政権になって日本はどうなったのか? 首相のウソを本当にするために、国民の財産である大事な公文書を公僕の役人が書き換えたり、勝手に破棄したり。改ざんを命じられた近畿財務局の一人が命を絶っています。
◆それでも、だれも責任を取らずに今までやってきているのです。いずれ歴史の審判を受けることになるでしょうが、今の有権者である私たちがシッカリ事実を見抜いて判断をくださなければ。こんな金に飽かせたイメージ戦略に騙されるようでは、日本の未来は危ない…と心配です。
山崎 雅弘
@mas__yamazaki 5月2日
天野喜孝氏は、自分の描いたこの絵を「安倍晋三」という権力者のイメージと重ねて大々的に政治宣伝されることに、何の疑問も抱かないのか。
カネさえもらえばなんでも描くのか。その自民党からもらったカネの出所は、そもそもどこなのか。
引用ツィート
想田和弘
@KazuhiroSoda 5月2日
これツイッターの誰かがコラして遊んでいるのかと思ったら、自民党のHPに本当に「第二十一代・第二十五代 自由民主党総裁 安倍晋三」ってキャプションされてた。マジだったのか…。あの人にはやっていいことと悪いことの区別がつかないんだな、やっぱり。@KazuhiroSoda 5月2日
要は参院選もしくは衆参同日選に向けて、本格的に仕掛けてきたんだな、自民党。政策なんて関係ない、イメージとエンタメ性で支持を集めろ。そういうことでしょう。この戦略に乗ってしまう若者(だけじゃないな)は多いような気がするよ、残念ながら。
◆山本太郎氏の「れいわ新選組」のイメージの横取り?にも見えるイラストを提供した天野喜孝氏は、画家と権力者の関係は昔からあったとインタビューで答えています.(https://jimin2019.com/#page03/1)
例えば国王と宮廷画家と言ってベラスケスの名を挙げています。時代錯誤もいいとこですね。あるいは、安倍総理大臣は専制君主というわけ!?で、日本は今、民主主義国家ではなくて・・・安倍国王の支配下にあると・・・
山崎雅弘
@mas__yamazaki
「実際にこうやって仕事をしてみるとやはり政治とアートは繋がっているのかなと」
「ベラスケスの時は国王そして宮廷画家がいてという」
ほんとに言っていますね! しかし封建時代の国王と民主主義国の総理大臣の違いは全然理解していない模様。
@Worldsendseq
「王様」には「宮廷画家」が
◆子供達の輪の中ににこやかに登場する安倍首相。これも新しいソフトイメージです。
◆でも、この戦略、全体主義国家のトップが好んで使う手法なんですね。↓並んでいる写真、ヒットラー、スターリン、毛沢東、それに北朝鮮 の金日成から息子の金正日、孫の金正恩まで親子三代です。
野間易通
@kdxn 5月2日
これはヤバいですねー。安倍政権は本当にヒトラー・ユーゲントやコムソモールや紅小兵みたいなものを育成しようとしてるんだな。 #自民党2019
村上さとこ@北九州市議会議員
@murakamisatoko 5月3日
#自民党2019 を嘲笑する声が多いが、私は全く笑えなかった。ただただ恐い。中身のない嘘とて100回刷り込めば真実として流布される、という確信が透けて見える。圧倒的財勢力にものを言わせた、練られたプロモーション。魅き込まれる若者も多いだろう。これに私たちはどう抗っていくか…。
◆子供たちまで利用するか?としか思えませんが・・・
YOSHI_Info
@yoshi226staff 5月1日
新プロジェクト #新時代
に10代のアーティストとして参加しました。
@KazuhiroSoda 5月3日
♯自民党2019「新時代」のCMは、政治的指導者を子供たちで取り囲む古典的なプロパガンダの系譜に連なるものですね。メイキング映像では出演した子供たちに安倍晋三を賞賛させています。
こういう、いわばブランド・イメージ戦略は、スニーカーやスマホを売るのと方法が同じです。主権者が消費者化した「消費者民主主義」では、残念ながらこういうのが一番効きます。私たちには漠然としたイメージに基づいて買い物をする習慣が骨の髄まで染みついているからです。政策なんて関係ない。
◆さあ、代替りを利用した『新時代作戦』がスタートしました。その手に乗るか?日本国民、見ものではあります、今度の参院選?あるいは衆参同日選挙?
(↑の写真は甘利氏のツィッターから)
◆リテラでも取り上げています: