7月の庭の花と越中銘菓『薄氷』

夏至も過ぎて半年後の12月の冬至に向かって、日1日と昼間の時間が短くなっています。でも、実際の季節は梅雨のど真ん中。梅雨明けは祇園祭のころ、そして、それからの夏本番を控えています。

今年、我が家はサンルームの屋根を覆う日よけを新調しました。その際、屋根の奥行より少し長めのものにしました。ベランダの手すりの柵に上の部分を紐掛けし、先端の方は紐を木の枝にかけて、ちょうど少し庇(ひさし)が出たような感じになりました。これが、絶大な効果が表れようとは思いもよらないことでした。

毎年、太陽の日差しが強くなる6月には、サンルームの窓に小さなすだれを6枚挟んで吊るすのが私の仕事でした。ところが、今年は、太陽が高くなるにつれて庇の効果が抜群で日差しが直接入ってくることがありません。50センチほどの庇が日本の夏にはこんなに効果があるとわかりました。

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こちらの松ぼっくり、これは6月の初め頃、夫が箕面の山へ出かけて、おにぎりを食べていると目の前に落ちてきたんだとか。測ってみると高さ10センチもあるマツカサです。そのころから咲き出したアメジストセージの花↑

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今年は、退院してから庭に出なくなった母に代わって私が世話をしている隣の庭の花を。↑アガパンサスが咲き出しています。↑ヒメジョオンも長期間咲いています。

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ピンクのゼフィランサスと朱色の花。お盆のころに咲くので、母と勝手に「お盆の花」と呼んでいますが、今年はもう咲きだしました。名前を調べてみたら、モントブレチア(姫檜扇水仙ヒメヒオウギスイセン)というのだそうです。そういえば、春早く咲く小さな姫ヒオウギの花の色と似ています。切り花にして父の遺影の横の花瓶に。

ところで、先日、車を出すときに気が付きました。あれは映画を見に行く雨の日でした。去年の植木の散髪のときに、隣の畑に出ている柿の木を母が切ってもらいたいと植木屋さんに頼みました。

1日がかりで切り倒してもらった柿の切り株から、なんと新芽がいくつか出ています。

すでに大きな葉をつけて長く伸びているのもあります。

根っこは元気に生きていたのですね。生命力の強さに驚きましたが、

困ったことになりました。芽を摘み取るには忍びないし・・・

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八重のインパチェンスと、何年か前に頂いた挿し木のアジサイが咲き出しています。

さて、水曜日の午前中はヨーガ。前回お休みして、利尻島礼文島の旅行に夫婦で出かけておられた方から全員に、とろろこぶと根昆布ゼリーのお土産をいただきました。

帰り際、Yさんから金沢のお菓子をたくさんもらったのでとビニール袋入りの箱を渡されました。帰って,開けてびっくり、初めて見る変わったお菓子でした。

越中の銘菓、石動の『薄氷』」とありますので、石川県出身の夫に「石動って何て読むんだっけ?」と質問、「いするぎじゃないか~、富山と石川の県境にある”いするぎ”だろう」と言うので、調べたら正解でした。因みに「動橋」は「いぶり橋」です。

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そういえば渡される時、お友達のお茶席でと仰っていたので、お茶菓子なんですね。「薄氷」とは、白梅軒五郎丸屋のお菓子で、「雪の深い北陸では其の消えかかる如月、弥生の砌寒い朝は水たまりや水田に美しい薄氷が一面に張られて居ります」ということで、薄く張った氷が割れた時の様をお菓子で表現してあります。

季節の薄氷」ということで、薄緑色に蛍が飛ばしてあります。創製宝暦二年」から二百数十年代々子孫にその秘法を伝えて今日までとか。和三盆を使っているので落ち着いた色合いと『高雅な甘味』と書いてありますが、薄いおせんべいに和三盆の甘さが乗っかっています。販売所は、とやまマルシェ・大和(富山・高岡)、富山空港・めいてつエムザ、高島屋(銘菓百選)・三越伊勢丹(菓遊庵)。

金沢は城下町で、お茶が盛んなお菓子処でもありますが、加賀藩の前田の殿様は越中も領地。由来を読むと、「江戸参勤の際は必ず土産品として幕府に参られた」とあります。珍しいお菓子をありがとうございました。

←濃いえんじ色のペチュニアは、色の合わせ方が難しいので、寄せ植えにしないで一苗を別の鉢に植え付けました。玄関先で、次から次へと花を咲かせて楽しませてくれます。