いつも蛙ブログを覗いてくださっているハッピーさんのブログ「happy-ok3の日記
https://happy-ok3.com/」さんには自然災害による被災地と被害状況、その生活再建の様子が毎日克明に記録されています。読んでいますと、数年前の災害の被害もまだ癒えていないうちに新たな災害が重なるように起きています。これは、地球温暖化による気候変動のせいではないかと思います。国連でのグレタさんの発言は若い世代のこの問題に対する危機感の表れであって、いい大人が感情的だのなんだのと難癖付けて中傷するような恥ずかしい反応をしてしまうのは、今の地球の問題に対しての鈍感さであり、日本の自然災害被害に対する無知なのではないかと思います。昨日のブログで言い足りなかったことを言って・・・
◎今日はもう一つ、今の日本どうかしてると友人との電話で話したことについて。 善悪、正邪、白黒反転、真逆というか今の日本は逆転・倒錯した世の中になっていますね。学校で子供同士のいじめを防ぐ役割の教師が同僚をいじめたりリンチまがいをする世の中。「弱きを助け強きをくじく」なんて言葉は完全に死語、「弱き者をいじめ強き者を助ける」世の中になってしまっています。あいちトリエンナーレ、昨日から「表現の不自由展」が再開されましたが、ツィッターで名古屋市長が座り込みをしている写真を見て、ここにもサカサマがと思いました。ぜひ、山崎氏のツィッターの一連のツィートを読んでみてください。
座り込みは『「権力なきものたちの抵抗方法」を、権力のある側が横取りし、「俺らは被害者だ」と演出するための、何重もの「横取り」だ』と書いておられる方がいますが、その通りだと思います。加害者が被害者ぶって黒を白と言い立てる…こんな世の中になってしまっています。
山崎 雅弘
@mas__yamazaki 10月8日
河村たかし市長が座り込み、『表現の不自由展』の再開に抗議。 | ハフポスト
河村たかし氏は最初、少女像に対して言いがかりをつけていたが、論点が人権問題だと勝ち目が無いと悟ったのか、展示物が「天皇への侮辱だ」という方向に戦術を切り替えた。天皇の政治利用。1935年の天皇機関説事件とまったく同じ図式。
山崎 雅弘 @mas__yamazaki 10月8日1935年の天皇機関説事件は、天皇という特異な存在を立憲主義の枠内に収めるために考案された、天皇は国家という法人の最高「機関」であるという憲法解釈に対して、天皇崇拝の権威主義者が「陛下への侮辱だ」と言いがかりをつけて潰し、結果的に天皇の威光を借りた実質的な軍部独裁へと道を開いた事件。
◎大村愛知県知事のツィートです:
山崎 雅弘 Retweeted
大村秀章 @ohmura_hideaki 10月8日
まさか、こんなことをするなんて。衝撃です。制止を振り切って、県立美術館の敷地を占拠して、誹謗中傷のプラカードを並べて、美術館の敷地の中で叫ぶ。芸術祭のお客様の迷惑も顧みず。常軌を逸してます。厳重に抗議します。
引用ツィート
mipoko @mipoko611 10月8日
河村市長の「座り込み」は、辺野古などで、権力側の暴力に耐え非暴力で座り続けた人達が守ってきた、「権力なきものたちの抵抗方法」を、権力のある側が横取りし、「俺らは被害者だ」と演出するための、何重もの「横取り」だ。私がタイトルを付けるなら「抵抗すら横取りする権力者」にするな。
山崎 雅弘 Retweeted
大村秀章 @ohmura_hideaki 2時間後
河村さんの今日の行動は、右翼団体と称する方々と共同で、事実と異なるプラカードを並べて、ヘイトまがいのスピーチをしたものです。それも、県立美術館の敷地を占拠して。とても、公職者の方がやられることとは思えません。極めて危険な行為です。厳重に抗議します。
◎トリエンナーレに補助金を出さないと荻生田文化相が。一度交付を決めた補助金がなぜ不交付の決定!? 要は、荻生田氏たち現政権の気に入らないものには金はだしたくないというだけのこと。気に入るか,気に入らないかの基準は、現在の民主主義国日本ではなくて、戦前の大日本帝国憲法下の「大日本帝国」であることに気づきます・・・河村市長のプラカードに「陛下への侮辱」とありますが、どうして少女像の展示が今の時代の新天皇への侮辱になるのか考えると、敗戦を認められない人たちの戦前回帰、自民党の現憲法否定、大日本帝国憲法、教育勅語回帰(日本会議)への道筋が見えてきます。この人たちが使う「日本」や「日本人」は、今の憲法下の「日本」や「日本人」ではなくて、「大日本帝国憲法下の日本であり日本人」であることに要注意です:
山崎 雅弘 @mas__yamazaki 10月8日
萩生田氏「私は指示してない」 文化庁の補助金不交付で [「表現の不自由展」中止]:朝日新聞デジタル
・だったらなんで文化庁長官ではなく萩生田光一文部科学相が補助金7800万円の全額不交付を記者に発表したのか。文化庁長官が発表すれば集中砲火を浴びると考えたからだろう。安倍派の大臣なら記者は黙って従う。
・もし宮田亮平文化庁長官のイニシアチブで一連の手続きが進められたのなら、当然「審査委員会」というプロセスに諮って賛否を議論していた。その本来のプロセスを抜きにして、文化庁内部で誰が決めたのかも発表していない。税金税金と騒ぐなら、なぜ決定責任者の名前が伏せられるのか。おかしいだろう。
・「あいちトリエンナーレ」について、文化庁は、ことし4月、観光資源としての文化の活用推進を目的とした国の補助事業として採択し、およそ7800万円を交付する予定でした
「しかし一連の事態を受けて改めて検討を行い、愛知県からの申請は、少女像などの具体的な展示内容の説明がなく不十分だったとして、補助金を交付しない方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました」理由になってないだろう。それが「文化庁」のすることか。ただ穏やかに椅子に座る少女の像に、どんな説明をせよというのか。説明が十分かどうか、誰がどんな基準で判断するのか。
引用ツィート
山崎 雅弘 @mas__yamazaki 9月26日
・今回の文化庁の決定は、「ああいうこと」をやれば「こういう目」に遭いますよ、という国民向けの見せしめ。「ああいうこと」とは何かは「察せよ」。河村たかし名古屋市長や吉村洋文大阪府知事、松井一郎大阪市長などは何のおとがめも無し。金が欲しければ黙って我々に従え。
文化庁は検閲庁になった。
・東京の大手メディアが文化庁の実質的な検閲と見せしめ処分について、他人ごとのような傍観的態度をとるなら、この国はまた1935年から1937年へと進むだろう。
いい加減に「許せること」と「許してはいけないこと」の線引きを、意識して報道の仕事をしてくれないか。報道人の責任を果たしてくれないか。
山崎 雅弘 @mas__yamazaki Sep 27
実際には「大日本帝国シンパの人間が、大日本帝国シンパから見て不愉快な作品の展示を潰そうとしているだけ」なのに、日本と大日本帝国を混同するトリックで「日本人の国民の心を踏みにじるものだ」と大声でアピールすれば、トリックにだまされる人は「そうか」と思ってしまう。正当な対処と錯覚する。
◎この人たち(荻生田文科相はじめ現政権を担う政治家や少女像に拘る吉村大阪府知事や河村名古屋市長など) は今の日本の危機的な現状や未来に背中を向けて、過去の大日本帝国という幻を見ながら後ろ向きに進んでいる人たちです。この事を、今の若い人たちや、戦争体験を語る人たちを生で見知った世代の私たちは見抜かないといけないと思います。