再稼働反対金曜デモと『緒方貞子氏としんゆり映画祭』(「特別な1日」)

想田和弘 Retweeted

佐藤 剛(sato go) satosan5553 Nov 1

そうです、間違いに気づいたら方向転換すればよいのです。

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想田和弘 @KazuhiroSoda · Nov 1

この動きは大歓迎ですし応援します。誰でも誤った判断をすることはあります。気づいたら方向転換すればよいのです。これを学びの機会としたいものです。→

◎昨日1日、11月最初の金曜デモの様子、遅くなりますが今日中にアップできるように頑張ります。昨日、買い物ついでに散歩して帰ろうと遠回りしていたら、ばったりSさんに会いました。「ブログ読んだら元気になったって…」と言われ、「そう、散歩。明日、午後来ない」とお誘いして、2か月ぶりに雑誌交換をすることに。夫も顔を出して、姪っ子が送ってくれたコーヒー豆を挽いてコーヒーを淹れてくれることに。前日2泊三日の山から帰ったところの夫も、勝山の駐車場で車中泊した話をしたり、ご主人の病気の具合を聞いたり、少しおしゃべりして、今度は二人で積もる話を。

母が父の着なかった絣柄の着物をもらってほしいというので、2着見てもらいました。麻の着物は劣化しているのでこのまま洗わないで暖簾にすればいいといわれ、私が引き取ることに。もう1着の紺地の絣模様の方は絹なのか他の生地か分からないまま、リフォーム上手なSさんにもらってもらうことに。

会ってすぐ忘れないうちにと、かぼちゃの炒め物とゴマメを頂き、私からは夫のお土産の福井県大野の里芋を袋に入れて渡し、お互いの月刊誌を交換、大きな袋には着物と本を。コーヒーを淹れた後、ヨーグルトにジャムを乗っけたのを出して、たっぷり2か月分のお話しをしました。

★さて、金曜デモ、いつものように「特別な1日」さんのブログから。今回のタイトルは:

★本題の前に、大学入試への英語の民間試験導入が延期されたことについて:

 そんな理不尽な制度をとりあえず延期させたのは、萩生田のチョンボ(失言)もあったとは言え、導入に反対するシンポやロビーイング、それに文科省への抗議などが組み合わさっての成果だと思います声を挙げれば物事は変えられることもある。少なくとも声を挙げなければ何も変えられない。そういうことでしょう。

☆ここで興味深い数字を紹介されています。「高校生新聞が今年8月~9月に実施した『高大模試改革に関する全国高校調査』です。これだけの反対があることはわかっていても強行しようとしたのですね:

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★タイトルの一つ目の『緒方貞子』さん、母が下の名前が同じで立派な人と一緒でよかったねと先日夕食の時言い合ったところでした。経歴も立派ですが、血筋もすごいですね。Wikpediaから引用です。NHK大河ドラマの「いだてん」では、緒方竹虎リリー・フランキーさんが演じていますが、緒方貞子さんの夫は、この竹虎さんの息子なんですね: (↑の写真はネットでお借りしました)

家庭・親族
曽祖父は元内閣総理大臣犬養毅で、祖父は外交官で犬養内閣外相の芳沢謙吉。母・恒子は元共同通信社長の犬養康彦や評論家の犬養道子、エッセイストの安藤和津の従姉に当たる。
夫・緒方四十郎(元日本銀行理事)は、朝日新聞社副社長や自由党総裁、副総理をつとめた緒方竹虎の三男である。緒方姓は竹虎の祖父・郁蔵(本姓大戸氏、備中(岡山県)出身)が緒方洪庵と義兄弟の盟を結びその姓を名乗らせたことに始まる。息子の緒方篤は映画監督。

緒方貞子氏がなぜ偉いのか、どこが凄いのか・・・SPYBOYさんは、間に「しんゆり映画祭」の問題を挟んで語っておられます。一部引用: 

・国家や社会の枠を超えて『人間個人の安全を保障していくことが最優先。国際社会の責務』という考え方はまさにその通りだと思うし、右左の枠や宗教を超えた普遍的な理念だと思います。そういう考え方を前面に出しているからこそ巨大組織を動かせたのでしょう。

・同時代の日本に緒方氏のような人がいた、というだけでも勇気が出る話です。学者だった緒方氏は、60歳を超えて初めて国連に入った、つまり新しい仕事を始めました。

◎確かに国連での活躍は高齢になってからなんですね。見習い?たい大先輩です。

★さて、トップに上映中止が中止になった記事を貼り付けましたが、SPYBOYさんのブログ記事は、この決定以前の段階で書いておられます。ところで、そもそも「しんゆり映画祭」とは?を調べてみました。

市民がつくる 映画のおまつり

「KAWASAKIしんゆり映画祭」は、1995年に川崎市の「芸術のまち構想」の一環としてスタートし、今年で25回目を迎えます。「市民(みんな)がつくる映画のお祭り」として、地域住民や企業の皆様のご支援ご協力をいただきながら、市民スタッフが、企画・運営の中心を担い、行政がバックアップする新しい形の市民映像祭として定着・発展してきました。
例年、テーマに添って作品を選定し、監督・俳優などによる座談会やシンポジウム、ミニコンサートなどを企画。障がいを持つ方のための副音声ガイド制作や字幕制作、中学生が映画をつくり上映する「ジュニア映画制作ワークショップ」の実施、村祭りを再現する「野外上映会」なども企画。映画ファンのみならず、年齢を越え、街ぐるみで楽しんでいただける取り組みを展開してきました。 これからも、さらに、文化のまち・映像のまち川崎の推進のため、映画を基軸としたさまざまな「ものづくり」にチャレンジしていきます。
※過去の上映作品、ホームページなどは映画祭アーカイブをご覧ください。https://www.main.siff.jp/archive

◎過去の作品とゲストを見ると、これはなかなかの映画祭です。日本映画に関しては見たことのない映画ばかり、ということは商業ベースの映画館では上映されない映画ばかりです。よほどの映画好きの人たちが集う歴史ある本格的な映画祭ですね。

◎場所が小田急線の「新百合ヶ丘」と知ってびっくり。父が99歳の時、東京のはずれ(神奈川寄り)の姪っ子の新しい家を見たいと出かけたとき、ホテルを用意してくれたのがこの駅の近くでした。「しんゆり」ってあの新百合ヶ丘のこと!あそこは川崎市だったのか!でした。

「KAWASAKIしんゆり映画祭」の会場は神奈川県川崎市新百合ヶ丘の「川崎市アートセンター」で行われます。最寄り駅は小田急線「新百合ヶ丘駅」です。
会場: 川崎市アートセンター

新百合ケ丘駅北口より徒歩3分。

〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-1

★「是枝監督と井浦新さんがステージに」とSPYBOYさんが書いておられますが、井浦新さんのデビュー作が是枝監督の「ワンダフルライフ」という作品だということも初めて知りました。井浦さんご自身の発言です:

ワンダフルライフ』は、是枝監督に声をかけていただいて、21年前、僕を初めて役者の世界に引っ張りあげてくださった、自分にとって井浦新が生まれた大切な作品です。当時、僕は是枝監督に「芝居やってみて面白かった?」とか、「これからも続けるの?」とか、現場で言われ続けました。その時は、僕は役者を続けることはまだわからない、と監督に返していたんですけれども。なぜ、こうやって21年間も役者の仕事を続けてこられたのかなと思うと...。
映画作りの現場に僕が感じた一番のことって、映画の現場には、自由に想像して、限界、境目、変な忖度や縛りがない。作り手たちが自由に表現をする場所。その純粋さに僕は心を動かされて、芝居云々の前に、その自由な表現の場というところに感動して、心を動かされた。その一番最初が『ワンダフルライフ』だったと思います。

◎結果として、上映中止の「主戦場」は上映されることになり、抗議のために引き上げられた若松孝二監督の2作品も上映されることになりました。そのきっかけを作ったのはSPYBOYさんがブログで引用されている是枝監督と井浦新さんの壇上からの訴えだったと思います。またその訴えで「主戦場」中止を撤回させて上映を決めた映画祭関係者も素晴らしいと思います。是枝氏の訴えのSPYBOYさんによる要約を:

『今回の事態は映画祭を主催する人としてあってはならない、あるまじき判断だ。これは作り手への敬意を欠いているし、皆さんから作品と出合うチャンスを奪う行為』

『作品を上映することに伴ういろいろなリスクは主催者だけでなく、映画祭を作っている人たち皆で背負っていくもの』

『(映画祭は)ただ楽しんでいれば持続していくものではなく、主催する側、参加する側、皆さんの努力が続けられて初めて実現できるもの』

★今回の「特別な1日」さんの記事では、正しく声を上げれば理不尽な決定も覆すことができるという2つの事例(民間英語試験の見送りと「主戦場」上映)がありました。再稼働反対の声を上げ続ける金曜デモの参加者であるブログ主さんの持論が生きた素晴らしい出来事だと思います。

抗議のために上映ボイコットされた2作品は:「止められるか、俺たちを』(監督・白石和彌と脚本・井上淳一)、及び『11,25自決の日〜三島由紀夫と若者たち』(若松プロダクション製作)

是枝監督と井浦新さんのスピーチを紹介するハフィントンポストの記事の紹介もありますので、ぜひブログを訪ねて全文を読んでみてください.。素晴らしいスピーチです。

ということで、今週も官邸前へ。#金曜官邸前抗議

 秋晴れの陽気の今日、やっと冬服に替えました。晴れてればアイロンの折り目も長持ちするから(笑)。
午後6時の気温は18度。抗議日和です😊。参加者は200人弱?

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★★★ぜひ全文をこちらで:

『緒方貞子氏としんゆり映画祭』、それに『1101再稼働反対!首相官邸前抗議』 - 特別な1日

★◎憲法記念日の11月3日、明日、日曜日には憲法集会があります:

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◎SPYBOYさんが参加を迷っておられる理由、旧態依然とした組織…本当に大きな組織の若返りとか改革というのがうまくいっていないのはどうしてなんでしょうね。若い人たちへの引継ぎ?というか、後継者を育てるとか、大きな会社でも、これに失敗すると潰れてしまう? こういう運動の場合は、我慢してでも出かけて声を上げなきゃという善意の人たちのおかげで何とかもっているのでしょうか。考えないといけない大切な問題だと思いますね・・・・