3・1は何の日?「大津いじめ自殺仰天判決」と白井聡『さらば安倍晋三』(75年前の失敗の付けを清算すべし)

今日から弥生三月。2020年も6分の1が過ぎてしまいました。

冬から春へ。今少し枯れ枝状態ですが、新芽の準備は出来ているようです。

空の青さも春めいて・・・芦原公園の木々と図書館

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3月1日といえば:

1954(昭和29)年 米国が南太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で行った水爆実験で、日本の遠洋マグロはえ縄漁船「第五福竜丸」(静岡県焼津港所属)の乗組員23人が被ばくした。漁船は爆心から160キロ離れていたが、威力は広島に落とされた原爆の千倍。「死の灰(放射性降下物)」を浴び、半年後に1人が死亡するなど、深刻な健康被害を受けた。唯一の被爆国である日本人に核への恐怖を呼び起こした。

◎お隣り韓国では、1919(大正8年) 日本統治下で三・一運動が起こりました。宗教指導者らが集まって「独立宣言」を読み上げ、学生たちのデモが続いたと言われます。韓国の祝日とか。

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 ◎マスクだけでなくてトイレットペーパーまで消える?これは、冷静さを失った結果というか、国が信用できなくなった結果というか・・・

内田樹さんがリツイート

 中沢けい  @kei_nakazawa 2月29日

国家という行政組織が崩壊する時、市中から商品が消えるソビエトが崩壊した時、モスクワでは品物が消えた。日本が敗戦した時、充分な配給品を政府は調達できなくなった。「品物がないってわけじゃない。運んだり配ったりの機能が働かなくなるんだ」って教えてもらったの。どうなるのだろう? 

 ◆「東久留米日記」(https://higasi-kurumeda.hatenablog.com/)

さんからツィッターを:何とヒドイ判決!自殺に追い込んだ者と自殺した人の過失が相殺される?

@kenichi_ohkubo コロナに気を取られてだけど、こっちも凄いニュース

大津いじめ自殺で仰天判決「自らの意思で自殺し、両親も精神的に支えられなかったので過失相殺」として賠償額10分の1に |

大津いじめ自殺で仰天判決「自らの意思で自殺し、両親も精神的に支えられなかったので過失相殺」として賠償額10分の1に | BUZZAP!(バザップ!)

◎記事の一部を引用です:

大津いじめ事件は元同級生から日常的な暴力に加え、蜂の死骸を食べさせられそうになるなど、執拗(しつよう)ないじめを受け続けた結果、男子生徒が自宅マンションから飛び降り自殺を図ったもの。「いじめ防止対策推進法」が制定されたきっかけでもあります。
いじめで自殺に追いやられた男子生徒本人および「いじめに負けない家庭作り」を怠った家族の過失を認定し、いじめた側の過失とほぼ相殺できるものとした今回の判決。
この理屈を使えば過労やパワハラなど、さまざまな要因での自殺について本人や家庭の責任を強く認定できるようになるため、恐るべき内容と言わざるを得ません。

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 ◆2013年に『永続敗戦論 ―戦後日本の核心―』を著わした白井聡氏(京都精華大の専任講師)のちょっと過激な『さらば安倍晋三』です:

 ◎記事の一部を引用です:

・どんな鈍い頭の持ち主にも、いまや点と線がつながったことがわかるだろう。安倍政権の本質は、「私物化」である私物化はモリカケ「桜」問題だけのキーワードではないモリカケ「桜」問題それ自体はつまらない事件だ。だが、それはこの本質が氷山の一角としてこの上なく明瞭に可視化された案件なのだ。より重大な、アベノミクス(GDPの改竄を含む)、北方領土問題、対米従属問題(沖縄米軍基地問題トランプ大統領への媚態等々)、朝鮮半島危機への対応など、すべてはこの一語で説明できる。ここにあるのは、世襲によって譲り受けた権力を手段を選ばず維持するという原理だ。

総仕上げは検察の私物化であり、国家権力の究極的私物化だ。ここまでくれば明らかだ。安倍が私物化しているのは、権力や利権の一部分ではない。国家そのもの、つまり国土と国民を好きなように処分できる私物として取り扱っている。ゆえに、新型コロナウイルス問題への悲惨な対応も全く驚くべきものではない。国民の生命や健康を守ることになど、そもそも何の関心もないのである。

国民の課題ははっきりしている。安倍を退陣させるだけでは不十分であり、しかるべき場所(牢獄)へと送り込まなければならない。そしてこの間この腐りきった権力を支えてきた政官法財学メディアの面々をリストアップし、処断せねばならない。75年前の失敗の根源は、国を破滅させた者どもを日本人が自らの手で罰しなかったことにある。その中に、あの「僕のおじいちゃん」(岸信介)もいた。そのツケをいまわれわれの手で清算しなければならないのである。