坂本龍一氏「経済的な支援ぬきの自粛は卑怯・危機は権力に利用されやすい」(朝日新聞)

内田樹さんがリツイート
とみ @meow164 3月30日

検査する。隔離する。医療を増強する。国民には補償を出す。

他国の政府が当たり前にやってることをやってない。

また、国民も国民で改竄に怒る。汚職に怒る。政府に怒る。

他国の人々が当たり前にやってることをやってない。

結果、こんな悲惨な状況になってしまった。

◎ 音楽家坂本龍一氏が今回のコロナウィルスに対する政府を「経済的な支援をせずに公演を自粛するよう求めていることはひきょうに感じる。見捨てるのか、ちゃんと国として支援するのか」と批判。私はこの「卑怯」という言葉が本当にピッタリだと思います。国民が税金を払って国会議員を選出し、行政を任せている政府なんだから、こんな時こそ指導力を発揮して責任を持って事に当たるべきなのに、無責任な『自粛要請』は責任逃れの卑怯そのものです。

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坂本龍一清志郎が警告していた コロナ危機「その後」
有料会員限定記事 新型肺炎コロナウイルス
聞き手・定塚遼
2020年3月28日 7時30分

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 新型コロナウイルスの感染が世界規模で広がるいま、ミュージシャンの坂本龍一さんは、2009年に亡くなった忌野清志郎さんの言葉を思い出している。自らが監督する公演も中止となったが、この非常事態を見透かしていたかのような盟友の言葉には教えられることが多いという。公演の自粛を要請した政府や、苦境にあえぐ音楽業界をどう見ているのかも聞いた。

――坂本さんが代表・監督を務める「東北ユースオーケストラ」が今月予定していた公演も中止になりました

 「コロナウイルスが終息するまでは、たくさんの人間が集まらない方がいい。お客さんが何千人と来るし、オーケストラが100人超、合唱が120人ぐらい日本全国から交通機関を使って来ることになっていました。いくつもリスク要因があったので、中止にせざるをえなかった。1年間、子どもたちが練習して努力してきて、晴れの舞台を迎えるはずだったので残念ですが、健康を守る、感染を拡大させないということが何倍も大事だということはわかっています。人間は自然の一部だし、仕方がないですね

――公演中止が相次ぎ、音楽や舞台の存続の危機を訴える声もあります。表現の場が縮小していく状況をどう見ていますか

 「人間は、歴史の中で何度も何度もこういうことを経験して、ヨーロッパの人口の3分の1が亡くなるとか、大きなパンデミックも経験してきている。それでもなお、音楽はなくならないまま、ずっと人類の歴史の中に存在してきたんですよね

 「こうした状況では、昨日と同…

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途中から有料記事になるこのインタビューが朝日新聞の3月29日(日)の「文化・文芸」欄に掲載されています。インタビュー形式をとらず、発言の内容を簡潔にまとめて紹介されている分、要旨が分かり易くなっています。写真で記事を撮ってみました:

経済支援せず自粛要請「ひきょう」■緊急事態宣言は危険 

坂本龍一氏は、忌野清士郎さん(1951年4月2日 - 2009年5月2日)の言葉を引用して、「危機は権力に利用されやすい。『地震の後には戦争が来る。気をつけろ』って。彼は警告していた。」と「緊急事態宣言」の危険性に触れています。

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