◎3月まで毎週金曜日は原発の再稼働反対の官邸前抗議デモがあり、「特別な1日」さんが参加された抗議デモの様子をブログでフォローしていました。10年を一区切りということで3月で終わりました。忘れないように、私は金曜日を2011年の福島の原発事故のメモリアル曜日としてブログ記事断ち?をしてみました。2か月半ですが、あの時の原発事故で日本は変われるはずだったのに…なぜという思いを忘れたくないと思って。
我が家は原発事故後関西電力からは電気を買わなくなりました。また参加しているグループでは、箕面市が保育所を民間に任せたのをきっかけに保育所の電気を太陽光発電だけで賄えるように出来ました。復興五輪と言いながらただただ五輪開催で金もうけを企む人たちに利用されるような祭典に国民の命を懸けるバカな政権。本当に日本、どうなるのという思いですが、金曜断ちしないでも忘れることは無さそうです。ということで、昨日は久しぶりにブログをアップしてみました。たまにパソコンから離れてみるのもいいかという思いもありましたが、これからは普通に、書くことがあれば書いて、メモしたいツィッターがあればメモして、休むときは休んでというブログで行きたいと思い直しています。
◎ドラマと映画をまとめてと思っているうちに随分日が経ってしまいました。メモ代わりに一部をまとめて。
★先週12日(土曜日)のETV特集は奥田知志氏の「生きていればきっと笑える時が来る」でした。我が家は国からの助成金を抱撲に寄付したので、活動を知りたくて見ました。再放送のお知らせがあったのですが、知った段階で終わっていました。内田氏と奥田氏は最近対談もなさっているようです。
◎たくさんのドラマが相次いで最終回を迎えています。もたもたしているうちに6月も下旬に入りかけています。
★15日最終回「大豆田とわ子と三人の元夫」脚本の坂本裕二と松たか子、共演の松田龍平の組み合わせに新しく角田晃広と岡田将生、娘に豊嶋花、父親に岩松了、母の愛した女性に風吹ジュン。俳優陣も揃って芸達者?で楽しめました。
とにかく3回離婚している建築家の松たか子が元夫たちからも新しい彼(オダギリジョー)や初恋の幼馴染からも愛されまくるというお話。途中で親友のかごめ(市川実日子)を失いますが、不思議な気持ちになるドラマでした。何が言いたいのと考えるのも野暮かなと思うほど、松たか子がぶっ飛び母であり元妻であり、社長であり娘であり恋人でありのチャーミングな女性。いろいろあるけど元気に生きてるという、それだけでいいじゃないかというドラマ!?
★13日最終回「ネメシス」広瀬すずと櫻井翔、江口洋介、仲村トオル、橋本環奈ほか。8回目あたりからやっと話の筋が見えてきて・・アンナの出生の秘密と父親との関係、なぜ狙われるのかも。作りこんだセットや大掛かりなロケ、豊かな色彩、映画的でした。
★10日最終回「桜の塔」父親の警察官を自殺に追いやられた息子玉木宏の復讐に燃える男の凄まじさとそれ以上に凄まじい敵役の椎名桔平。見ていて辛くなりました。警察内部の派閥や上昇志向の出世欲とか、フィクションであってほしいと思いました。
★16日最終回「恋はDeepに」海からやってきた渚海音(石原さとみ)は満月の夜、海に帰っていきました。恋人蓮田倫太郎(綾野剛)を浜に置いて。倫太郎は兄弟父と和解、それぞれが自分たちの道を踏み出すことに。環境問題がドラマのメインにもなっている大人のファンタジーラブロマンス。
★14日最終回「イチケイのカラス」良い終わり方でした。終始、犯罪や裁判を扱う内容なのに主役の竹野内豊の人柄とそれを支える人たち(黒木華、小日向文世他)の温かいサポート、そして正しい判決の為には労を惜しまないという正義に則った内容の清々しさと相まって気持ちの良いドラマでした。願わくば現実の裁判官に一人でも多くのカラスが生まれますように。
★JCOMに加入していますが、最近、あまり見なくなっていました。想田和弘監督のツィッターをフォローしていて、「精神0」が6日の日曜日朝9時からテレビ初の放映があるのを知り見ることに。NHKが放送しているノーナレ(ナレーションなし)のドキュメンタリー番組がありますが、私が初めて見る想田監督の観察映画というのも、ナレーション、BGMなしのドキュメンタリーで、撮影しているのは監督自身です。
岡山の精神科医の山本医師の引退を密着取材したもので、患者さんとのやりとりや夫婦のやり取り、妻の親友との会話、そして最後に二人でのお墓参りを映像に収めています。 山本医師との会話を通して患者との関りや患者自身の生き方が浮き彫りになってきます。また、子育てをしながら精神科医の夫の仕事を理解し支え続け、夫の親も看たという妻の存在、引退した後、同い年夫婦、老いた者同士の二人の暮らしなど、淡々とした会話の中から、滲(にじ)み出るものが沢山ありました。 精神0に身を置く、人生の晩年、お墓参りの行き帰り、寄り添う二人の姿、繋がれた手で映画は終わります。
ドキュメンタリー監督の想田和弘が「こころの病」とともに生きる人々を捉えた「精神」の主人公の1人である精神科医・山本昌知に再びカメラを向け、第70回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でエキュメニカル審査員賞を受賞したドキュメンタリー。様々な生きにくさを抱える人々が孤独を感じることなく地域で暮らす方法を長年にわたって模索し続けてきた山本医師が、82歳にして突然、引退することに。これまで彼を慕ってきた患者たちは、戸惑いを隠しきれない。一方、引退した山本を待っていたのは、妻・芳子さんと2人の新しい生活だった。精神医療に捧げた人生のその後を、深い慈しみと尊敬の念をもって描き出す。ナレーションやBGMを用いない、想田監督独自のドキュメンタリー手法でつくられた「観察映画」の第9弾。
2020年製作/128分/G/日本・アメリカ合作
配給:東風
映画『精神0』公式サイト (seishin0.com)精神0 インタビュー: 老いや死に直面した時に、どうしたら平穏な心でいられるのか――想田和弘監督が見出したヒント - 映画.com (eiga.com)
★★★昨年のTBSの「MIU404」が受賞です。
★★★残念ながら私は見逃したのですが評判の良かった「きのう何食べた?」は映画化が決まりました。11月3日公開決定です。これは見たいですね。
★★6月5日の土曜日の朝日新聞大阪府内版に掲載された映画「きみが死んだあとで」を取り上げたツィッターです。
★映画は、十三(じゅうそう)の七藝でやっているようです(もう古い記事になってしまいました。ごめんなさい)
◎60年安保の年の樺美智子さんの死は良く知っていますが、その7年後、京大生がベトナム戦争反対の羽田デモの中で死んだというのは、ニュースとしても覚えていません。1967年と言えば、大学を卒業して社会人として働いていた頃で通勤に時間が取られたり仕事を覚えたりで余裕がなく、新聞もろくに読めていなかった頃でした。この映画については、先に俳愚人さんのブログで取り上げておられたので知りました。加藤登紀子さんとは世代が同じぐらい、この動画の加藤さんの言葉は胸に迫りました:
代島監督と加藤登紀子の「きみが死んだあとで」特別対談 - 俳愚人 blog (hatenablog.com)
60年代から70年代を熱く生きた加藤登紀子、
少し遅れて代島監督は、その世代を羨望のまなざしで見ていた。
半世紀たって、ベトナム反戦の羽田弁天橋に散った山崎博昭の存在を問い返す映画「きみが死んだあとで」を代島監督は創った。
加藤は今どう語ったのでしょうか。
代島監督は、何を受け取ったのでしょうか。
そして、あなたは何を思い出し、何を思ったのでしょうか。