◎昨日の新聞の死亡欄の最後に「ジーナ・ロロブリジーダさん(イタリア映画俳優)、16日、ローマで死去、95歳」とありました。死去のニュースより「え~!まだ生きてたの?」が先に来ました。中学生の頃、長いカタカナ名を覚えるのが面白くて「罪と罰」のラスコーリニコフとか女優さんの長い名前を憶えて遊んでいました。
当時、今から65年ほど前のテレビでのこと、土曜日のNHKのフランス映画の放送で見た「パルムの僧院」他2,3作の主役を演じた俳優、ジェラール・フィリップのファンになりました。ところがほどなく、私が中三のとき、新聞でジェラール・フィリップ死去のニュースを知り、呆然としたのを覚えています。1959年のことです。
それから、37年後の1996年、「ジェラール・フィリップ映画祭」が企画され、大阪では、今はありませんが三越百貨店のシアターで、数日かけて主演作6本が上映されました。この映画祭を企画した方は、ジェラール・フィリップの死後30年経って見た一枚の写真に心奪われ、自分で映画会社を作って実現したということです。
ところで、私が観るのに選んだ映画は、彼の愛称「ファンファン」の由来ともなった映画「ファンファン・ラ・チューリップ(邦題「花咲ける騎士道」)です。これが私の最初で最後に観たジェラール・フィリップ主演映画で、共演の女優さんが、かつて新聞の映画の広告で名前を覚えたジーナ・ロロブリジーダさんでした。
だから、私にとってはジェラール・フィリップの相手役のジーナ・ロロブリジーダさんは過去の人。とっくに亡くなられた方だと思っていました。思いがけず、あの頃が蘇ってきました。(お二人の写真↓)
◎さて、今日は15日の「サンデー・モーニング」の内容と「属国」という日本の立場についてのツィートを集めてみました:
🔲敗戦から100年後と言えば2045年です。22年後ということですが、その時までに米軍基地は日本から無くなっているでしょうか、それとも今のまま『アメリカの保護領』。寺島氏の動画のコピーが出来ないのが残念ですが:
これは全く寺島さんの言う通りです。日本の国家戦略の基本は「国家主権の回復・国土の回復」であるべきです。 自民党政権は「属国の代官」の委嘱を米政府から受けていることが統治者の条件だと無邪気に信じていますから、この政権の下では日本は永遠に属国のままです。
問題なのは日本国民自身が「属国民マインド」を深く内面化して、「米政府に可愛がられる」ことが日本の統治者であるための最優先条件だと信じてしまっていることです。そういう発想をしている限り、「主権者」という概念は日本人にはついに理解不能でしょう。
🔲1~3までの考え方、これは分かります。が、だからと言って4~5となるかな~?でも現実は、こうなっているんですね:
(1)日本の統治者は国家主権の回復、国土の回復ができないほど無能である。
(2)そのような無能な政治家が万一主権国家の指導者になったら、誤った外交戦略を採用して国を滅ぼすリスクが高い。
(3)それなら属国のままでいて、米国のbest & brightest に日本の舵取りを委ねた方が安全かもしれない。
(4)属国のままでいるためには属国マインドを内面化し、対米従属技術に長けた自民党が政権の座にあることが望ましい。
(5)じゃ、自民党に投票しよう。 という循環のうちに日本はあります。ですから自民党は無策無能であるほど政権基盤が磐石になるという不思議なありようをすることになったのでした。
🔲なぜ自国の学問や研究にお金を回さないで・・・情けない:
この写真を見て誰もが思うことは、日本は世界のATMかよ!笑ってますが。
引用ツイート
世界のPayPay。 https://sankei.com/article/20230114-HDASR6HPMFJ5XLPKLCQILN3YZE/…
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🔲ここまで喜べる? 「異例の厚遇」の中身がつまらなさすぎて、これで「感激」なんてみっともなくて情けない:
飯も食わせてもらえず、共同会見もしてもらえず、玄関先まで出迎えただけで「異例の厚遇」と宣伝する日本政府。ほんとに日本はミジメな国に成り下がった。卑屈という言葉は日本のためにあるようだ。
これだけ国民を犠牲にしてアメリカ政府に必死の忠誠を誓って、挙句に玄関まで大統領が迎えに出てくれた!と感激するとは。……情けなくて涙が出てくる。 / 日本政府「首相は異例の厚遇」 バイデン大統領自ら出迎えで (共同通信)#NewsPicks
【ワシントン共同】木原誠二官房副長官は13日(日本時間14日)、日米首脳会談に関する記者団への説明で「
岸田文雄首相は米国からさまざまな厚遇を受けた
」と強調した。具体的には、
バイデン大統領がホワイトハウスの玄関まで首相を出迎え、庭を見渡せる廊下を両首脳が歩いて会談会場に向かった点を挙げた。
...
引用ツイート0880?c=113147194022725109
🔲『外交的成果』が『個人的親密さ』にある、というような報道にも問題:
私も同感です。日本の政治報道も、自国の首相が米大統領と「一緒にゴルフをした」だの「下の名前で呼び合った」だの、個人的な親密さが「外交的成果」であるかのように演出していますが、実際の交渉では相手国の言い分を呑まされ続けているという「外交的敗北」は報じない。
(続き)外交とは双方の国の代表が自国民のために利益調整を行う真剣勝負の交渉の場。個人的に親しいかどうかなんて関係ない。実際、日本以外のG7各国で「アメリカ大統領との親密さ」を自国政府トップの評価基準にしている国なんて見当たらない。訪米でいちいち「手土産」なんて持って行く人はいない。
(続き)大日本帝国の敗戦を機に、自分が従う絶対的権威が天皇からアメリカに変わった。親米イコール民主主義国ではなく「米国従属を新たな国体とする権威主義国」になった。本質的な国の構造も国民多数派の意識も、結局変わらなかった。国民の多くは、首相が米大統領と仲良くしているだけで安心する。
問題なのは日本国民自身が「属国民マインド」を深く内面化して、「米政府に可愛がられる」ことが日本の統治者であるための最優先条件だと信じてしまっていることです。そういう発想をしている限り、「主権者」という概念は日本人にはついに理解不能でしょう。
◎日本が国連から勧告を受けるケースで、多いのが人権問題だと思います。民主主義の基本は個人が尊重されること。その個人が自立した人間であること。自分の権利を守ることが出来なければ相手の権利を尊重することも出来ないはず。権利が侵された時、権利を主張できる人間であること。尊厳と矜持が必要。
で、私は今の日本に必要なのは、福沢諭吉の「学問のすすめ」に書かれているという「一身独立して一国独立す」という言葉なのではないかと。アメリカの言いなりになっていた方が得だとか、国民が暮らしを犠牲にしてでも払っている税金を、日本の為ではなくてアメリカのために使って平気だとか、沖縄を犠牲にしてアメリカの言いなりになっているとか・・・・っていうのは、それで平気という気持ち、矜持(プライド)の問題ではないかと思ってしまいます。民主主義の基本は個人。まず自立した個人が無くてはならないという福沢諭吉の言葉を知って学習すべきなのでは、と思います。
福澤諭吉の思想~一身独立して一国独立す | WEB歴史街道 (php.co.jp)
安倍氏より酷い岸田の日米軍事一体化 もう何のためらいもなく堂々とやっている メディアも殆どそれを批判しない 安倍より酷い右傾化に「戦前の到来」を確信する。
引用ツイート
#サンモニ “日米首脳会談” 青木 理氏 「日米の軍事一体化というよりもアメリカの下請けというか二軍のように自らを位置付けて、同時にアメリカの武器を大量に購入するというたくさんのお土産を抱えて、バイデン大統領からそれを高く評価されてご満悦」 全文文字起こしあり。 (画像ご参照)