「処理水 海へ放出準備 / 増え続ける汚染水 / デブリ 試験的な取り出しも始められず(朝日新聞(3/6))」

箕面団地の建て替え工事が始まっています。昨日は自転車でこの前を通って「ライフ」へ買い物。帰りに自転車を止めて、カメラを取り出しました。この隙間から中の工事の様子を写していい?と訊くと、「開けたげるがな」と言って、首からかけているケイタイみたいな機械の開閉ボタンを押して、スルスルと開けてくれました。

あの巨大な給水塔が跡形もなく消えて、粉々に。「あれが、そうや」と言われ、「あの粉々になってるところですか?」と私。二台の重機に挟まれた真ん中あたりです。

「どうするんですか?」と聞いたら「あそこに書いてあるやろ、建て替え工事やがな」「建て替えるんですか? 馴染の給水塔だったから」「なんで?」「昔からこの近くに住んでいて見慣れていたから」「そうか~」と解ってくださって。「記念に写真撮りますね、ついでに、おじさんも」と言うと、逃げながら「ワシは写さんでもええ」と言われました。何十年と見慣れた風景がまた一つ消えていきました。

東日本大震災から12年。また3・11が巡ってきます。政府は原発事故を忘れたかのような、あるいは、なかったことにしたいのかと思わせるような動きを見せています。

朝日新聞3月6日付の特集頁は福島第一原発の事故後の現状についてでした。特に原子炉のデブリの取り出しの現状を読むと、全く進んでいない状況。事故処理もままならないのにどうして使用期限を延長したり新規に作ったりできるのか皆目わかりません。

朝日の記事を紹介です:

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東電福島第一原発で増え続けている『汚染水の保管の流れ』を示す図。

写真では見えにくいですが、縦横真ん中あたり右寄りの黄色の数字の1。2はそのまま左横の隅。3は斜め右下少し行ったところ。4はその上の矢印で左に少し引き返した所。その横の5、6から7,8は真ん中上の丸囲いの中に。

. 原子炉建屋

  デブリの冷却水のほか、雨水や地下水が原子炉建屋に流入して汚染水に。

多核種除去設備(ALPS)

タンクで保管(約1千基) 

確認・測定用タンクで分析 

配管で移送

 

立て坑 —混合・希釈されていることを最終確認

海底トンネルを通じて海洋放出

海底トンネル(約1km)

 

貯蔵量の推移のグラフ。右端の2023年の数字は20万トン刻みで一番上は120万トン。

原子炉の現状(1~3号機)

(日付と重なっている3号機の説明の2行目:建屋ごと水没させる「冠水工法」が検討されている)

原子炉1号機から3号機までの現状

デブリ 試験的な取り出しも始められず

 廃炉作業では、燃料デブリの取り出し時期の予定がずれ込んでいる。微量の回収にも至っていない。

 デブリ1~3号機合わせて880トンあると推計される放射線量は人が近づけば1時間ほどで死に至るレベルと際めて高いため、遠隔操作が必要になる。

 取り出しは、作業現場の線量が比較的低い2号機で2022年中に始める予定だったが、東電は22年8月に「断念する」と発表。取り出しに使うロボットアームの開発が遅れているためという。新たな目標時期は23年度後半とした。

 ただ、まず取り出すのは数グラム程度で試験的なもの。政府や東電は廃炉の完了時期を41~51年とするが、大規模な取り出しの具体的な方法は未定1,3号機については、取り出し開始時期すら示せていない

 3号機では建屋全体を鋼鉄の構造物で囲って建屋ごと水没させる「冠水工法」が検討されているが、実現するかどうかは不透明だ

 1号機では原子炉圧力容器を支える土台「ペデスタル」が損傷し、むき出しの鉄筋が確認された。耐震性に懸念の声が出ている。対炉作業の長期化は、老朽化のリスクにもつながる。(佐々木凌)

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