「第七藝術劇場・機材リニューアルのクラウドファンディング」「『変われない日本』の背後に宗教右派」「維新が支持される理由(松本創)」など

雨の中でも咲いているバラとクレマチスとスノーボール

🔲観たい映画を上映してくれる『十三(じゅうそう)の七藝(ななげい)』。リニューアルの為のクラウドファンディングがスタートです:

想田和弘さんがリツイートしました

第七藝術劇場・機材リニューアル&館内改装のためのクラウドファンディング、先ほど開始いたしました。早速のご支援、誠にありがとうございます!
 
ご支援・拡散の程、何卒宜しくお願いします!

🔲同性婚夫婦別姓も、誰に迷惑かける問題でもないのになぜ認められない:

誰が阻んでいるのか?  同性婚夫婦別姓… 「変われない日本」の背後に宗教右派 | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20230 「人権」とか「差別」という言葉が威力を持たない社会になってしまっている。そして差別された人が精いっぱい声を上げても、それを冷笑するような人物が人気を集めていたりする。
 
 5月に広島で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、日本は議長国として多様性の尊重を世界に発信する立場にある。しかしG7で、同性婚夫婦別姓
法的に認めず、LGBTQなど性的少数者への差別禁止

🔲統一選挙前、神道政治連盟自民党公認候補に「選択的夫婦別姓」に反対を公約させていたとは!日本が人権後進国の理由がここにも:

衝撃だ。 LGBTQ差別冊子を出した神道政治連盟が、「選択的夫婦別姓に反対する」ことを統一地方選自民党公認候補に公約させていた先の衆院選でも、202人の現職国会議員が署名。 踏み絵を蹴って差別禁止条例を決めた議員には落選運動 この政教分離のできなさは、統一教会と同じではないか。
 
 
神社庁統一地方選候補に送りつけた「公約書」】
LGBT理解増進法案」国会提出の機運に水を差す #東洋経済オンライン
 
全国8万社の神社を包括する神社本庁政治団体神道政治連盟(神政連)が、この4月に実施されている統一地方選挙で、LGBTQ(性的少数者)への理解増進
や選択的夫婦別氏(姓)制度の導入に反対することなどを求める公約書(政策協定書)を各自治体の候補者に送っていたことがわかった。岸
田文雄首相がLGBT理解増進法案を今国会に提出したい姿勢を示す中でのことだ。
 
 

🔲ジェンダーギャップは分野別にみる必要があるとか。特に政治がヒドイ:

大学ランキングもそうだけど、指標をどう取ってどう重みづけするかでどうとでもなってしまう最終的な総合ランキングで踊らされるのってどうかと思いますよね。
 
ジェンダーギャップ指数が低い、などというといかにも女性差別が横行しているような印象を与えますけれど、これは分野によるようで、例えば教育分野などはまさかの「1位」なんですよね数値として大きく水をあけられているのは「政治」分野になります。 bpw-japan.jp/japanese/gggi2
 
 

🔲教育問題軽視がこういうところにも。教員免許持たぬ「社会人教員」と言えば、大阪の橋下府知事時代、民間人校長登用で大失敗していますが、大丈夫でしょうか:

その場しのぎの将来的な影響までちゃんと考えているのでしょうか? 教員免許持たぬ「社会人教員」の採用広がる 人員不足や長時間労働の解消へ(中国新聞デジタル) #Yahooニュース
 
 全国の教育委員会が、教員免許を持たない社会人の教員への採用に力を入れている。中国地方の広島、島根、鳥取の3県は本年度の試験で、免許を持たない
社会人を採用する対象教科を拡大。山口県は社会人向けに免許取得費用を補助する制度を新設した。全国で教員不足が浮き彫りになる中、各県とも実
社会で経験を積んだ人材の積極的な登用を目指している。

🔲昨日の朝日新聞にも掲載されましたが、ライターの松本創(はじむ)さんの記事。松本氏のツィッター内田樹氏や山崎氏もリツィートされているので、お馴染みの名前です:

あと、まったくどうでもいいことですが、「ノンフィクション作家」と肩書が付いたのは初めてです。「作家」も「ジャーナリスト」も自分で名乗ったことはなく、そう書かれた記事は編集側の判断です。聞かれたら、ライターかノンフィクションライター、もしくはフリーランス記者と答えています。
 
「普通の人びと」とあえて言うのは大阪の維新人気を投稿すると、カルトだ動員だどこの異世界だとか、現実を否認し、支持者を見下すような反応が大量に付くからです。真っ当な批判・検証・監視はもちろん必要です。しかし事実から目を背け、悪口を言い募っていても何にもならないと考えます。
私自身は、維新の政策や政治手法、メディアとの関係に危うさを感じていますしかし圧倒的多数に支持されているのは、彼らの政策や主張に魅力と説得力があるからで、その現実は認めるべきです” ノンフィクション作家の松本創さん
 
 今回の統一地方選でも関西圏を中心に各地で勢力を伸ばした日本維新の会。維新を批判的にウォッチし続けてきたノンフィクション作家の
松本創さんが考える「それでも維新が支持される理由」とは。維新に対抗するための戦略は何か。

🔲「大阪で維新がなぜ強いのか」を理解することは、とても大切なことだと思います:

・昨年、ある「反維新集会」に出た時、並んだ登壇者が「維新はインチキだ」「存在自体が邪悪」「メディアの偏向が」「私の周りに支持者はいない」とか口々に言っていて、なんと不毛な会だろうと正直辟易しました。で、自分はそう思わないと口を挟んでたら、後でキレられて。こっちもキレ返しましたけどw
 
そういう人らに言いたいのは、信じたい「ストーリー」ではなく、信じたくない「現実」を認識しよう、ということです。なぜ維新がこれほど支持され、選挙で圧倒的に強いのか、支持者の声や研究者の論に耳を傾けて考えましょう、と言っています。現実を正しく認識しないと、何も始まらないでしょう。
 
と、こういうことを言うと、「自分だけわかった顔しやがって」とか「評論家ぶりやがって」と言われます。違います。自分もそのことをはっきり認識したのは、4年前の前回統一地方選、知事と市長の入れ替え選挙の時です。そこに至るまで維新支持の本質を見ようとしなかった自分の反省があるんです。
 
自分も去年の世界や先日の現代ビジネスなどで繰り返し書いてきたように、在阪メディアの問題は多々ありますですが、「維新人気はメディアに作られたものだ」と短絡して説明できるようなものではありません。メディアと政治の関係は自分のテーマですから、そこは引き続き取材しています。