6月のお茶のお稽古

◎今週に入ってから、水曜のヨーガも再開、お茶は、いつも金曜日でしたが今月は珍しく29日木曜日がお茶でした。

少し早めに先生のお宅に着いて、支度中の先生とお話。実は、亡くなる前に母が故郷の味の羊羹を取り寄せてホームのスタッフさんのお礼にと私たちに伝えた時、私のお茶の先生にもと言われていました。お茶の先生のお母様は、私が小学校5,6年の時の母のPTA仲間で、私が結婚した後もメンバーのお二人が80歳代で亡くなられる直前まで続けていた4人グループ「あかつき会」の最年長でリーダーのMさんです。先生の末の弟さんが同じクラスですので、先生は私より8歳年上。

ホームへ羊羹を届けた日から少し遅れた5日、自転車で羊羹を届けに行った日、お出かけ先から戻って来られる先生に偶然会って、道端で、母の気持ちを伝えて、山代温泉の羊羹をお渡ししました。母の尊敬するMさんは、2年前、池田市の施設で105歳で亡くなられました。それより前、父が亡くなったことを知ったMさんから、素晴らしい達筆のお悔やみの葉書を母が頂いていました。

若い頃からMさんをお手本にして来た母ですので、自分の身体の調子の良い時は、ひょっとすると男性より女性の方が長生きするから、私もMさんと同じ105歳まで生きるのかな~なんて言っていたこともありました。Mさんは、また、ボランティアの先駆者でもありました。ヨーガに向かう途中でMさんがボランティア(地区福祉会の仕事とか色々)に出かけられるのに会ってご挨拶すると、とても元気のよいお返事が返ってきて、『わぁ~今日もお元気~!」と思ったりしていました。

母の最後の様子を聞いてもらって、年齢に不足のない大往生、よかったね~、最後まで頭はシッカリしておられたのだから、良かったね~と途中から加わった生徒仲間のお二人も。この10年余りで、4人ともそれぞれ身内を見送っています。

蒸し暑い日でクーラーが入れてありました。掛け軸は「青山緑水」。

お花は、上から半夏生シモツケアジサイ。籠は夏は畳に直置きでいいそうです。

主菓子は、ウィーンで見つけたという真っ白な楕円形の蓋つき陶器に入っていました。

お干菓子は、お孫さんの修学旅行先、沖縄のお土産「ちんすこう」(おいしかった!)

お茶碗はこの4つ。黒いお茶碗の模様は時計。丸の中に長短の針が描かれています。

水差しは備前焼。蓋置の絵は流水に青モミジ。

蓋置を置くとき、襖の近くに寄せ過ぎて、袱紗で持っている釜の蓋をいざ置こうとするとスペースが足りなくて困りました。先のことを考えて置かなきゃダメなんだと反省。両手にモノを持って蓋置きの位置を変えるにはどうしたらよいのか・・・しばし、固まってました。

これはお点前を終わった後の「ト飾り」。カタカナの「ト」の字型に柄杓と蓋置を飾って終わります。私は「入り飾り」でした。漢字の「入り」の字に置きます。柄杓を右側に斜めに置いて、柄の真ん中あたりの左に蓋置を置きます。

続いて、立礼式。

なつめ(棗)茶器は蛍が描かれています。蓋を開けると裏にも蛍が一匹。

いつもと茶せんの色が違うので先生に質問。このあめ色というかチョコレート色の茶せんは初めて使いました。小ぶりで、とてもしなやかで柔かい。これは、煤竹(すすだけ)といって、囲炉裏の上で燻ぶらせてつくるものだそうです。燻製?ですね。手間暇かかってます。表千家だけのもので、「だから表はお金がかかるのよ」と先生。

主菓子で一服、干菓子を戴いてもう一服。

いつもながら、お喋りとお茶とお菓子の昼下がりでした。来月のお稽古日を決めて、

今年のお茶会の先生担当は12月3日とのこと。