「11月のお茶のお稽古」と「祭日にお客様を迎えて」

◎パソコンが使えなかった先週の17日の金曜日は11月のお茶のお稽古日でした。

11月は特別の月。「お茶のお正月」と呼ばれて、風炉から炉に変わる「炉開き」と、その年摘まれた新茶を入れた茶壷の「口切り」があります。

掛け軸は「心清寿自長」。こころ(清)静かなればいのち(寿命)おのずから長し。

お花は、紅葉したズイナと蕾の椿。信楽の花挿し。

炉の炭火でお釜の湯を沸かしてのお点前になり、炉枠の内隅に正対して座ります。

主菓子は栗饅頭。干菓子は沖縄のちんすこう。お孫さんの修学旅行のお土産でした。

秋の模様のお茶碗が揃っていました。右のぼってりしたお茶碗とモミジを選びました。

今度は私がお客さんになって、一服戴きました。

この日は、もうお一人が体調悪く、立礼式は省略でした。来月3日は市のお茶会担当。

◎先週、夫の広島の友人が車で来阪、庭に生った柿と柚子をお土産に戴きました。

早速、柚子を叩いて柚子味噌に。柿はキュウリや水菜と合わせてサラダに。

◎昨日の勤労感謝の日は、9月にチェロリサイタルに誘ってくださったブーニンファンのIさんをお迎えして、夫がボルチーニとキノコのパスタ、私はカボチャのスープと、柿とレタスのサラダを用意してお迎えしました。ワインは広島のお土産の三次ワイン。

食事の後はコーヒーを淹れて、二人でサンルームで知り合った頃の思い出話。

三時ごろになって、桜餅と栗饅頭を用意したので三人分のお抹茶を点てることに。

丁度、阪神オリックスの優勝パレードが始まってる…とテレビをつけました。

ブーニンショパンコンクールで優勝した年と阪神が初めて優勝した年が同じ1985年!

Iさんが、思い出したように。そうでした。あれからの長い付き合いです。Iさんは私が初めて母に頼んで、ブーニンファンだけのための演奏会に東京まで出かけたとき、帰りの夜行バスで一緒になり、早朝到着した大阪で一緒に朝食を食べて以来のお付き合い。Iさんはまだ学生さんで卒論の話をしたのを覚えています。

その後何回か、サンルームがまだない頃から我が家に。会った頃から変わらぬ人柄。この日は夫と三人で色々話をしました。大阪の奈良寄りの柏原まで1時間半~2時間かかると言うので、紅葉狩りの観光客で込まないうちにと3時半過ぎ家を出て、駅近くまで一緒に歩きました。コロナ以来、久しぶりにお迎えしたお客さまでした。夫は息子のお嫁さんにしたかったと。長男より少しお姉さんですが、若いお客さんを迎えて本当に楽しいひと時でした。お抹茶のお代わりも嬉しかった!