◎金曜日のNHK「あさイチ」のゲストは朝の連続テレビ小説「ブギウギ」で淡谷のり子を演じている菊地凛子さんでした。平均年齢16歳の特攻隊員の前で”別れのブルース”を歌うシーンのお話の時に、「徹子の部屋」で淡谷さん本人がその現場を語るシーンが流されました。歌っている途中で呼び出された少年は、立ち上がると淡谷さんに敬礼して出て行ったそうです。
この少年たちが『お国を守った』のでしょうか。この少年たちは戦争を始め戦争を終わらせなかった軍国日本の犠牲者だったのではないでしょうか。あの戦争の『反省』が出来ていない政府が、今また日本をどこへ連れて行こうとしているのか国民はシッカリ見ていなければならないと強く思います。
◎山口市では成人式に杉田水脈氏を呼んだそうです。杉田氏がどのような考えの国会議員なのか分かった上での事でしょうか。それならば、本当に日本は由々しき状況になってきていると思います。9日には陸上自衛隊の陸上幕僚副長が陸自幹部らと靖国神社に参拝したというニュースも報じられています。
田中角栄さんが「戦争を知っている世代が亡くなった後が心配だ」と言ったそうですが、その通りになりつつあると思います。「長崎の鐘」の作者で自らも被爆者であった永井隆博士が『軍国主義の復活(再軍備)』を心配して亡くなったのは1951年の事でしたが、いよいよ『戦争』の心配が現実のものになりつつあるような気がします。
近くの映画館で11日に観た、原作者水木しげるの生誕100年を記念する映画、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。たくさんの登場人物や現実離れした複雑な展開も加わって私には難解でしたが、クレジットが流れた後のシーンで、水木しげるが鬼太郎に託したもの、目玉となって見守りたかった想いが、痛切に迫ってきました。あの戦争を繰り返してはいけないし、繰り返す心配が存在するということです。
🔲あの戦争を美化することは許せません:
🔲杉田水脈という政治家の主張を知っているのでしょうか:」
🔲差別主義者で基本的人権を平気で侵す政治家であることを知らずに、あるいは知っていて呼んだのでしょうか:
🔲短い祝辞ですが、聞き捨てならない内容は知っておくべき:
🔲こういう場に堂々と出て祝辞を述べることは、差別主義者であることを隠して自分のイメージ向上を図り、問題を覆い隠すこと(=ウォッシング)に繋がります:
🔲山口市は人選に責任を持つべきです:
🔲未だに杉田氏の差別的言動を野放しにしている自民党も同罪:
◎杉田水脈氏の祝辞の「お父さんお母さんに感謝」は当たり前のこととして、問題はやはり「今あるのは80年前、この日本を命懸けで守った、今のあなたたちと同じ年くらいの人たちがいたから」、そのあと「県内の回天記念館や広島県の江田島に行って遺書を読んでほしい」と言ってますので、山崎氏が指摘する『特攻隊員の美化礼賛』が当たっています。
これは数日前の内田氏のリポストでした。自民党の本音がこの通りなんだと思います。そして、心配なのは、先行きに希望が持てない今の情勢下、こういう煽りに乗る若者がかなりいるような気がします: