「川西市平野の三ツ矢サイダー140周年」と「宝塚のウィルキンソン炭酸120周年」

★今年140周年を迎える三ツ矢サイダーですが、140周年を記念して新たにそのCMに起用されたのが来年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華夢噺(つたじゅう栄華の夢ばなし)~」で主役の蔦谷重三郎を演じる俳優の横浜流星さんです。(↓写真の右のお二人は歌手の「いきものがかり」さん、CMソング担当かな)

横浜流星さんは今まで国産ではない黒い炭酸飲料を水代わりに飲んでいることで知られていましたが、同じ炭酸ということで…なのか、今年140周年を迎える三ツ矢サイダーがCMに起用することに。タイミングよく、先週土曜日の朝日新聞付録「be」では「炭酸飲料」の『三ツ矢サイダーウィルキンソン炭酸』が取り上げられました。

◎宝塚沿線の小学生の女子が罹るハシカのようなタカラヅカ歌劇通い。当時、高学年の一部の女の子には普通のことで、小学校でタカラヅカを卒業するのもまた普通でした。終点の宝塚駅から大劇場への花の道の両側がお土産屋さん。そこで売っているのが薄くて軽くて口の中で溶けそうな「炭酸煎餅」でした。それでは朝日の記事から:

はじまりを歩く炭酸飲料兵庫県川西市宝塚市

 理想的な鉱泉 英国人が注目

 兵庫県川西市能勢電平野駅から500メートルほど歩くと、「三ツ矢サイダー発祥の地」がある。1954年まで、ここに湧き出る発泡性の天然鉱泉を使ったサイダーの工場があった。

 鉱泉から炭酸ガスを採取するために使われた「三ツ矢塔」が復元されて立つ。その脇の小さな谷に小川が流れていた。ボコボコ、しばらくしてまたボコボコと、小さな泡が川底から湧いてはすぐ消えた。

能勢電平野駅は子どもの頃、飯盒炊爨に出かけたことがあります。「三本の矢」の故事はよく聞きますが、「三ツ矢」は初めてです。

平安時代源満仲が大阪の住吉大社、矢が落ちた場所の城を築くようにとのお告げを受けた。矢はこの地へ飛び、村人を苦しめる「九頭の龍」に命中して退治した。満仲はここに城を構え、矢を見つけた男に、三ツ矢の姓と三本の矢羽の紋を与えた。またある時、満仲は泉の水で鷹が足の傷を治すのを見た。

 1884年、泉から湧き出る炭酸水は「平野水(ひらのすい)」の名で発売されたお墨付きを与えたのは、明治政府に雇われた英国人技師ウィリアム・ガウランドだ。政府は当時、外国人をもてなす際、食事に欠かせない食卓用の水、テーブル・ウオーターの水源を探していた。依頼を受けたガウランドが平野を調査。飲用に適した「理想的な鉱泉」と高く評価したのだった。

◎能勢の平野に炭酸水が湧く泉があったとは・・・

 とはいえ、平野水は発泡しても味のしない食卓水で、日本人にはなじみの薄いものだった。何社かが鉱泉の経営を担ったが、売り上げの低迷が続いた。

 99年には伝承ゆかりの「三ツ矢」が商標登録された。転機は1907年、味と香りのついた清涼飲料「三ツ矢印平野シャンペンサイダー」を売り出したことだ。後に、先行して人気だった「金線サイダー」が合併されるなどし、「三ツ矢サイダー」は一大ブランドに成長した。

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 明治の日本人が最初に憧れたのは、味のある炭酸水「ラムネ」だった。ラムネは、英語の「レモネード」が転訛(てんか)して生まれた日本語だ。1853年に来航したペリー提督の黒船も、瓶入りの炭酸レモネードを積んでいた。その後、欧米人によって持ち込まれ、国内での製造、販売に挑む日本人も現れた。コレラの予防に有効、との風説が流れたほか、日本軍兵士の戦地での貴重な給水源、エネルギー源としても注目を集めた。

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 平野水が低迷していた頃、温泉地だった宝塚に湧く炭酸水をアジアに住む欧米人に向けて輸出、販売したのがウィルキンソンだ。英国から日本に渡ったジョン・クリフォード・ウィルキンソンは1889年、宝塚の泉の分析を英国の試験場に依頼。良質なテーブル・ウォーターと分かると商品化に着手した

◎今年ウィルキンソンは120周年を迎えます。『宝塚のウィルキンソン炭酸』の記事を写真で:

◎小学生だった頃、行ったことのある能勢の平野と宝塚が炭酸ゆかりの地だったとは…

ところで、昨日はお昼過ぎにSさんと一緒にお茶の時間を過ごしました。私が横浜流星ファンだと知っている彼女、いつも『流星くんのCM見たよ』とご報告があります。この日は「流星くん一体いくつCMやってるの!?」でした。数えた人によると12社ほどらしいですが、来年のNHK大河ドラマ主演を控えて「絶対安心・安全」の信用もあってか、確かに多業種のCMに出演されているようです。私は、あんまりテレビでお目にかかったことがありませんが、いつも彼女から『見たよ~』とご報告が。

久しぶりにSさんから頂いた雛人形の絵が描かれているお抹茶茶碗を出して、お茶を点てました。レモンは、母が植えたレモンの木の最後の実。椿の土鈴は、40年ほど前に子ども達と家族で訪ねた奈良の唐招提寺で入手したもの。(この年の年末、私は胃がんが見つかり市民病院で胃を3分の2切除する手術を受け、お正月を病院で過ごしました。長男が小6、次男が小4の時で、夫と母には大変な心配と世話を掛けることになってしまいました)

コーヒーカップを準備していましたが、お抹茶を淹れたので、コーヒーはやめて、レモンティーにしました。雨女だからホラ!と言うSさんを見送りに出たら、雨がまだ降っていました。前日は春の陽気でしたが、この日もそんなに冷え込まない春の雨でした。桜の開花が近づいて、春分の日を迎える数日前らしくなってきました。それでは、140周年を迎える三ツ矢サイダーのCMをもう一度:

日刊エンタメクリップ ニュース【公式】🍀
 

横浜流星 出演『三ツ矢サイダー』新TVCM 「仲間とカンパイ!」編が3月19日放送開始!
 
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