竜馬と魚

先日高知の友達と電話で坂本龍馬の話をしていたところでしたが、今年この龍馬ブームの中「龍馬になりたい」と名乗り出た方が!? 竜馬ファンとしては、触れないわけ?にはいかないので・・・。たしか「いとこのいとこの曾おばあさんが坂本龍馬のお姉さん」と言って名乗りをあげたのが鳩山由紀夫首相の実の弟の邦夫氏。やることが速い!
15日、早々と自民党を離党してしまいました。龍馬の薩長連合の功績になぞらえて、「日本一頭のいい与謝野さんと首相になってほしい一番人気の舛添さんを結」んで政界再編の捨石になるんだそうです。鳩山邦夫さん、まだ与党気分が抜けないのか、読み違い?でなければいいのですが。野党で、離党して、新党、政界再編というシナリオがどれだけ現実味があるのか・・・?
閣僚の反応の中で面白かったのが前原国交相。「私は龍馬が大好きなので、きわめて不快」と苦笑しながら「考え方の違う方々を薩長同盟になぞらえて一緒にすると言われても”はっ?”という感じ」。一寸感情がこもって聞こえるのは前原さんが本当に龍馬ファンだから。昨年の11月15日、龍馬の命日の日、京都霊山護国神社坂本龍馬墓前祭に忙しい合間を縫って前原大臣が参加されていたと、同じ龍馬ファンとして墓前祭に参加していた方から教えてもらいました。東京のニュースで写ってたのに京都に?というぐらい多忙な時機だったはず。
昨日は、また、新政権発足から半年。まだ半年ですが、前途多難。
橋下知事が大阪空港存廃でタウンミィーティングを呼びかけた日、会場で会った友達が、しみじみと「政治は難しい。決断を下すリーダーは大変」と言っていました。私もつくづくそう思います。10人寄れば10人の意見があって、それを一つにまとめて同じ方向へ進めるという事は至難の業です。どの意見にも一理あると納得してしまう私など、まず、これが正しいと自信を持って言うこと自体が出来そうもありません。それでも、選挙の時には何処かを誰かを選ばなければならないので、本当に大変です。次の選挙まで、また関心を持って見守りつつ考えていくしかないですね〜
さて、話し変わって、新聞記事(読売15日夕刊)から魚の効用です。
青身の魚が健康に良いとされていますが、心の健康、精神面にも良いという話です。
サバ(鯖)、サンマ(秋刀魚)、イワシ(鰯)、ブリ(鰤)などに多く含まれている「オメガ(ω)3系脂肪酸」について研究が重ねられ、うつの改善や攻撃性や衝動性の低減などに効果があるという報告が国内外で相次いでいるそうです。
精神面への影響の研究は1990年代後半から始まり、魚を良く食べる人は自殺企図が少ない(日本、フィンランド、米国)という疫学調査もあり、産後うつとか認知症の予防効果を示唆する研究もあるそうです。ただし、関連や効果が見られなかったとの報告もあるので、科学的検証がまだまだといいますが、100万人を超えるうつ病患者にとっては食事の見直しで改善が図られるかもしれないという朗報。
「一般的に植物油に多いリノール酸などの「ω6系脂肪酸」も青魚に多い「ω3系」とも細胞膜の重要な材料だが、体内で合成できないので、食事から取る量が脳細胞の脂質の構成に反映し、神経伝達を左右すると考えられる。現代人の食生活はリノール酸などω6系が多すぎるため、相対的にω3系が足りない。食事で症状が改善するなら患者の負担も軽くて済むので、さらに研究を進める必要がある。」という日本脂質栄養学会理事長のお話が引用されています。
地中海マグロの問題で日本の食文化が話題に。高級魚のクロマグロはさておき、日本は島国、近海魚や小型の魚でまだまだ食卓は豊かになります。本当に問題なのは、魚を日常的に食べる習慣が今も本当にあるのだろうかということでは。 
日本の魚を食べるという食文化が、回転するすし飯の3,4倍もある輸入マグロの寿司ネタを
自由に食べることだけでは一寸お粗末だと思うのです。 プルモナリア