嬉しいプレゼント!と「心の糸」と「龍馬伝」

姪っ子からパートナーの彼と連名で素敵なプレゼントが!
カードは3歳の長男君のイラスト入り!

10月末に我が家で折紙をしたりお魚を食べたりして、はるばる車で東京へ帰った後、二人から丁寧なお礼状を頂きました。
昨日は、その姪っ子がイタリアンの食材を選び上手に手作りセットにしたプレゼントを受け取りました。
カードには「折紙の万華鏡を保育園のお祭りのバザールに出したら大好評でした」とあり、役に立ったようです。
  息子が尖閣問題についての新書を持っていましたので、「誰の?」と訊くと、西尾幹二と誰かの対談で、私が「西尾幹二、もう、いいかな〜」と。息子は「これくらいの危機感を日本人は持たないとアカンやろな〜」とも。そこで私の方は、「さらば日米同盟!」を読むところと言いますと、著者の「天木直人って?」。元外務官僚でイラク戦争に反対意見を政府に出したら首になった人と説明。
先日、久しぶりに帰省した東京の長男と3人で沖縄県知事選のことなど話し合ったところでしたが、今は北朝鮮の砲撃や、黄海での米韓軍事演習も始まるなど、あの頃より叉事態は進んでいます。
私が、「最近、平和より自立の方が優先課題かな〜と思うようになった。自衛隊員に犠牲者が出るような場合でも、日本の国民が納得した事態ならまだマシ。日本の国民が望まない戦闘や戦争で自衛隊員の犠牲者が出ることは避けないと。それに、米軍基地の維持費や思いやり予算だって莫大な金額。それを日本の国防の為に使った方が・・・」と言いましたら、「西尾幹二と同じことをお母さんは言ってるで〜」「え〜、そう?」「アメリカがどう出るか? 右や左や言ってる余裕は今の日本にはないと思うな〜」ということで、読み終わったらお互いに交換することになりました。
滝道の出店に並ぶザクロ・柿・カリン  
NHK土曜ドラマ心の糸を見ました。
例によって新聞の番組欄から内容?を引用しますと「音のある世界とない世界〜異なる世界に暮らす母と息子の愛情と心の絆を描く感動作」。これは一体誰が書くんでしょう。NHKの番組宣伝でどの新聞社も同じことを書いているのか、それとも各新聞によって違うのか、隣へ行って調べればわかるんですが・・・
私は子役から活躍していて今丁度難しい年頃の神木隆之介くんが主演なので見たいなと思いました。松雪泰子さんは映画「フラガール」だったかでダンサーの教師役がとても良かったのですが、今回も生まれながら耳の聞こえない母親役がとても良かったです。
聾者と健常者の・・・という問題より普遍的な親子の問題。少年から青年、成年への過程の途中、青い時代の渦中にいる明人と離婚してシングルで子育てをしてきた母親との普遍的な親子の葛藤のドラマ・青年の成長物語として私はなかなかよかったな〜と思いました。
ピアノは母の願いの押し付けと反発して逃げ道にしている息子・明人に、そうではない、あなたのお母さんはそんな人ではないと気づかせてくれる女の子(谷村美月)は母と同じ聾者です。学校に残されたメッセージに励まされて自立した障害者でもあります。「私たちには出来ない事が3つ。口で話し、耳で聞き、無限の夢をもつこと。でも3つの出来る事がある。目で聞くこと、手で話すこと、そして現実の中で夢を持つこと(だったかな?)」というメッセージこそ、母が聾学校に残したメッセージ。彼は気が付きます。母の所為(せい)にしていた自分が間違っていた事を。
金沢を舞台に美しいピアノの旋律が流れて(音楽は千住明)、迷いつつ懸命に生きるそれぞれの人の想いを紡いで、母と子の新しいスタートを予感させながらドラマは静かに終わります。
龍馬伝」最終回「龍の魂」
岩崎弥太郎がどうしてナレーションを務めることになっているのか? 第1回と最終回が同じセリフです。弥太郎が坂本龍馬をあれほどの嫉妬と羨望で見るというのはフィクションでしょうが、弥太郎が興した「三菱」が龍馬の意志を継いでいるという解釈には一理あるかな〜と。最後に、三菱1号館美術館内部が紹介されました。18日、建物の前まで行って休館で入れず、返す返すも残念!です。  ところで、近江屋の暗殺シーンは2日後に亡くなった中岡慎太郎が龍馬の「脳漿をやられたのでダメだ」という最後の言葉も証言しているので、それでも良かったのに〜とか思いました。嬉しかったのは、本編最終場面が龍馬の言葉通り実家で世話になっているお龍さんの桂浜の場面だったこと。
「う〜み(海)」と言って真木よう子さんが悲しく微笑む表情に万感の想いがこもっています。寺田屋で出会った時、龍馬は仏頂面のお龍に「う〜み」と言ってみろと笑顔の作り方を教えます。「み!」で止めると口角が上がって笑顔になります。こういう仕掛けが最後の最後に生きる!のは脚本家の上手い所ですね!
今回、皆さん、なり切りで新しい大河に挑戦!という意気込みに押されて一年間楽しみました。私が馴染めなかったのは「徳川慶喜」だけでした。どうして眉をなくした顔なのか、どうしてあんなに激情的なのか、どうしてあんなに怒鳴るのか…最後まで慶喜じゃない・・・龍馬側からすると「悪役」だからにしても・・・。
来年は「のだめカンタービレ」の上野樹里さんの「お江」、楽しみです!