今どきの韓国高校生の無関心

宮里藍さん、今季5勝目!
 米ツアー4勝(1987年)の岡本綾子さんを抜いて単独最多勝記録です。おめでとう!

昨日のニュースで見たのですが、韓国の若い人たちの歴史離れというか日韓の問題に無関心というのを紹介していました。
先日のNHKの討論番組、いろんな意味で私もショックを受けました。一番大きかったのは、あの日本人青年、「植民地支配は悪気があってやったのではない、日本人にしてやって共に闘った仲だ」と言ったあの青年・古屋くんが、自身のブログで書いていた内容を翌日だったか読んだ時でした。(http://d.hatena.ne.jp/aniotahosyu/20100814

 番組収録後、殴られる覚悟で韓国人に話しにいきましたが、彼らは『良かったよ!』『面白い考えだ』『もっと話したい』等と激励された。また、『崔監督にあんなことを言われて気分を害したのではないか?』と気遣いまでしてくれた韓国人。僕は日本を悪くしている勢力は他ならぬ日本人自身(反日日本人)であり、韓国人は同じアジアの同胞として共に歩むべきだと思う。韓国という国家は嫌いな部分があるが、韓国人は好きだ。韓国人も日本は嫌いだが、日本人は好きなのだという。国家と個人を一体視するのは旧い前近代的な価値観であり、ポストモダンの現在はそのような旧世界の価値観を捨てなければならない。

 また、韓国に対して腫れ物に触るような報道、「配慮」と言う名の言論封殺は、逆に日韓関係を阻害する要因である。真の友人関係・友好関係とは、お互いの悪いことを指摘し、お互いの意見の違いを認めることである。それが本当の友人だ。だから日本では嫌韓的な世論があっていい。韓国にも親日的世論があってよい。そこから真の友好関係が始まると思う。

明らかに私の知らなかった新しい日本人と、同時に、それを「良かった」「面白い」と受け入れる新しい韓国人の発見!にまず驚きました。それにいくつかのブログをハシゴして知ったのですが、崔監督の発言を「日本人」の発言と取ったとか、韓国人でも日本人でもない「団塊世代の拒否反応」として片付けられているのも大きなショックでした。変化している!と実感しました。
それを裏付けるような報道でした。韓国側でもあの熱烈な反日教育に反応を示さない無関心層が増えてきているといいます。昨日のニュースでは名門進学校の高校生の授業で伊藤博文の写真を見せて、「高祖」と言った生徒がいて、先生がビックリして「これが韓国人に見えるかい!!?? 韓国併合した日本人の伊藤博文だよ」と呆れていました。欠伸をしたり居眠りしたり、日本の高校生?かと思うような場面も。過去の歴史はどうでもいいよ〜という無関心層が生まれているということです。
それで、日韓仲良く未来志向で行けるんなら、それでいいんじゃない!と思ってしまいます。しかし、問題は生き残っている「当事者」です。この人たちが「新しい解釈」で納得できるか、という問題は日韓両国にあります。崔監督問題です。「歴史を語る資格はない」と決め付けた態度は良くなかったですが、興奮してああいいたくなる気持ちは分かりました。(崔さんは、普段なら「表現の自由」を重んじた発言をすることが多く、ドキュメンタリー映画ザ・コーヴ」に上演中止運動が起こった際には、他のジャーナリストや文化人とともに「表現の自由を守れ」と上演中止に反対する声明を発表した方です。) 
崔さんは在日2世(国籍は韓国)ですが、同じ考えの日本人は「反日日本人」にされてしまいます。「自虐的史観」とか「戦後民主主義者」というのは他人事だと思っていましたが、今回、「気持ちは理解できるという私」もそう呼ばれ?てしまいました。<「日本を悪くしている勢力」は「反日日本人」という日本人自身>だそうですが、どういう人たちのことなんでしょう? 引用した古屋発言、<>内が分からないだけで、あとは全く異論はありません。こうなると日韓問題は日本人問題だということに?
ヨーガ仲間で娘さんが中国人と結婚している方がいて、よく政治向きの話をすることがありますが、「韓国や中国と仲良くなれるのは私たち世代(団塊)が死ななアカン」と言ったことがあります。どういう意味? われわれ世代(私は団塊より一寸だけ上の世代ですが)が消えるには2、30年かかるよ〜と思いましたが、何やら、今回のことと関係ありそうな・・・・考えてみましょう。
秋海棠の花が咲き始めています。左右非対称の葉がベゴニアと同じです ]