師走の紅葉(署名とダブル選)

昨日午前中、山手のNさんから電話があり、お友達に預けていたさよなら原発の署名を今から受け取りに行って、自分の分と一緒に届けるとの事。
12月10日ごろまでにとお願いしてあったのですが、届けられた用紙には50名分ほどの署名が。
Nさんの署名用紙には私の知っているお名前も。これで、私があと2回予定している所で3,4名ほど追加して第2次締め切りの20日までに事務局に送ることになります。皆さんの貴重な一筆一筆の想いが伝わることを願っています。

それで、午後からは一緒に滝道を歩こうということになりました。雲行き怪しく傘を持って小学校の裏の住宅を抜けてドライブウエーを横切って山の上の住宅街へ。大昔、ここへバイトで教材を自転車で届けに来たことがありましたが、とても自転車に重い荷物を乗せて引いて行ける所ではありません。見晴らしはいいかもしれませんが車ナシで住めるところじゃないと若いあの頃でも思ったものです。Nさんの所を訪ねる時は、正面のきつい坂は避けて、東の池の周りを通る道から行くことにしています。

家の前に出て待ち構えていたNさんと合流してまず、横っちょから聖天さん(西江寺)へ。真っ赤に紅葉して散り始めていました。
雨が降った後の暖かい曇り日の2時過ぎということもあって観光客もそれほど多くありません。モミジはと言えば、父と滝の上から歩いて下った日からみると紅葉は進み過ぎたくらいで散り始めています。ただし、最近では、紅葉しないでチリチリと枯れてしまっている木も多く、本当に美しい紅葉というのはなかなか出会えないのが残念です。それでも、遠目には充分師走の紅葉を楽しめます。
昆虫館の横から鳥居をくぐって龍安寺に。
途中、山の中の小道を辿っていくとあの急な階段を登らなくても上の境内に出ることができます。
お参りを済ませて、閉まっている社務所の縁側に腰掛けて、Nさんの美味しいミカンを戴きながら、Nさんから2回の橋下さんの演説会について聞く事に。

2回とも立見も一杯のスゴイ人出で、前2列は維新の会が占めた。若いモンが前に座ってなんだ!と高齢の男性から非難の声があがったが「事情があって・・・」と警備のためとは言わなかったけれど、そういう状態だった。実際、殺すぞという脅迫状が届いたりしているとか。ニュースで橋下氏が「子供まで」と仰っているのも聞きました。そういえば、SPの数が段々増えるような状態でした。
大阪市の談合とか癒着とか、本気でやれば命がけというのは私も想像がつきます。Nさんは私が心配している教育・文化行政については落ち着いたらそれなりに無茶は遣らないと思うという言い方で橋下氏の”いつもの遣り方”には寛容です。
倉田箕面市長も倉田知事候補と橋下さんの間に入って今回はブレまくり。同姓の倉田知事候補支持から、選挙直前には維新有利と松井候補支持に回ったそうです。
御堂筋線延伸計画があって府知事の協力なければ実現しないので箕面市長の立場としては勝ち馬に乗らなければならないというのが市会議員くんの読みでもあって、ブレには寛容なんだそうです。なるほど同窓会の時に自信ありげだったのが分りました。政治ですね。
橋下氏がこんなに支持を集めたのは「都構想」や「変える!」といった内容より、「本気度」だったようです。倉田知事候補にはその点、成り行きから不承不承というのがありありでした。本気で何をやるのかが本当に問題ですが、既得権益者との闘いだけは確かに命がけになるでしょう。その既得権益者の中身も問題になってきますが、文句を言っていればキリがありません。歩きながら考える第一歩は踏み出されたのですから、見守りつつ・・・です。

さて、と、滝まで行く? 行ける? ユックリ歩けば大丈夫ということで滝まで行くことに。
二人が一致できるのはフクシマについて。どうして政府は東電任せにしているのか? 中間報告だって結局「想定外の津波」のせいにしているような東電をどうしてそのまま事故対策に当たらせているのか?
民主党政権交代時の民主党ではないし、かといって谷垣さんでは自民党もダメ。日本の政治はどうなっていくの? 一川さんて防衛大臣もあんな発言ではダメだワ〜。とボヤキだしたら止まりません。4時過ぎ、聖天さんを抜けて彼女は坂の上の自宅へ、私はヘヤピンカーブのドライブウエーを横切って帰路に。