浜矩子さん「原発再稼働反対です」(ニュースステーション4/19)

ニュースステーション」で原発再稼働について意見を聞くコーナーがあり、その最終回(14人目)がエコノミストの浜矩子さんだったそうです。
いつも貴重な情報を得ている「原発のない日本を目指して福島から叫びます」(http://blogs.yahoo.co.jp/phkhn641/13081538.html)l)さんが記事にされていましたので、引用させていただきます。
「再稼働反対」のあとに、日本がこれから目指す「老いらく国家」と世界に果たせる役割についても提案されています。

エコノミストの浜矩子さんに聞く
原発再稼働わたしはこう思う」


 ー原発再稼働については?


浜矩子:
反対です。
福島の時に非常にはっきりわかった事は、
いかに我々は技術をまともに制御できる力を、まだ蓄えていないかということ。


この一連の展開を見ていると非常に「魔法使いの弟子」という言葉を思い出しますけど、
ディズニー映画でご覧になったりしているかもしれないんですけど、
魔法使いの弟子」って、要するに、
おまじないをかける事は出来るんだけど、そのまじないを止める事が出来ないという、
その、未熟者だからね。


我々はこの原子力というものとの関わりでは、
まだまだ「魔法使いの弟子」であって、本当の魔法使いにはなっていないんだから、
その魔法を使ってはいけないという事なんじゃないかと思いますね。


  浜氏は原発を動かさないと日本の経済が成り立たないという考え方を厳しく批判する。


いくら原発をフル稼働させたって、
やっぱりシャッター通りシャッター通りのまんまじゃないですか。
で、地方の疲弊は進むままですよね。


この際、逆を向いて歩こうというのでですね、
今までやってきた事と、言わば正反対の方向に今いくと、成長戦略ではないのかと。


原発をあれだけの規模でフル稼働させなければ維持できないような経済活動の水準というものが、
そもそも高すぎる、大きすぎる、膨張しすぎだというふうに考えて、そこを下げてくるという、
その意味、「そのためのいいきっかけになる」というような事で考えればいいんじゃないかと思うんですよね。


 ーこれからの日本について


私はやっぱり、日本の現状とこれからについて、
ちょっと「老いらく国家」というイメージを持っております。


「老いらく」というのは要するに「老いは楽だ」「老いは楽し」ということですね。


ゆっくりのんびりと生きるためにはですね、どんな感じのエネルギー政策が必要なのか、
「今まで」は終わった事なんですから、
「これから」をどうするかという事とのかかわりで、
政治政策、経営のあらゆる側面について、
新しいビジョンを描いていくと、そういう姿勢が必要だと思うんですよね。
そっちの方が面白いですよね。


これだけの成熟度と、規模を果たした、達成した経済を回している日本がですね、
もう断固原発には依存しないというような方向を打ち出したならば、そしたら、もしかするとですよ、世の中を地球的に変える事が出来るかもしれないと思うんですよね。


原発問題に対してだって、
ま、このどういう哲学と、どういう心意気というか、気構えを持って日本が臨むのかていう事をはっきり示していく。
福島のあの大惨事を体験したという事もあり、
そして被爆国でもあるというような観点から、
日本はこの問題についてこのようなスタンスで行くという事を示していく、
これはまぁ言ってみれば、日本のグローバルなレベルでの社会的責任だと思うんですよね。

政治の世界でこれだけのことを言える人が何人くらいいるのでしょうか?
女性だから言えるのだとしたら女性の政治家をたくさん国会に送り出したいですね。

←観賞用ハーブの「ホリジ」、つい最近、スーパーの苗売り場で手に入れました。
写真上から、火鉢の中のメダカと、Nさんに何年か前戴いたオオデマリの花、これから白くなります。一番下は斜めお向かいさんのSさんに戴いたスミレ。一株だけが早咲きだったのか、心配していましたが、こぼれ種で増えていました。
今年70代の年女のNさん、認知症とかで昨年から会うことが叶わなくなりました。90代のSさんも認知症で施設に入られてもう何年になるでしょうか。頂いたお花を見るとお元気だったころのお二人を思い出します。