金環日食の今朝、朝なのに夕方！！でした。7時過ぎからいつもの朝の照りつける日差しとは違って、何やら胸騒ぎがします。雲が心配されましたが、金環に近づくころには雲間が裂けたあたりに太陽が見えてちょうど良い具合。夫がサングラスを3つほど重ねて、見ようということに。
南の庭に出たら東の家にかかって見えず、北側の玄関から外に出ると東の空に太陽が見えます。丁度お向かいのシン君が出勤。「今ちょうど金環日食！」と言ったら笑っていました。それであわてて「行ってらっしゃ〜い！」とご挨拶。それにしても、太陽の明るさというのは凄いもんだ！と思いました。薄暗くなるだけで真っ暗にはならないんですね。テレビで感想を聞かれ、お母さんに抱っこされた男の子が「お母さんの指輪みたい〜」と答えていました。
さて、15日の沖縄「返還」40周年を記念して鳩山前首相が沖縄を訪ね、講演を行ったことがテレビでも取り上げられました。これに対して元自民党の野中広務氏が「恥を知れ！」と言ったとか。こういうことが、鳩山さんに批判的、あるいは批難気味に取り上げられていました。
あの鳩山さんが「またやっている」「まだやっている」という取り上げ方に、私は、考え込んでしまいます。
確かに、普天間基地の移転先について、「最低でも県外」と言っておきながら、ひっこめたことに対しては「情けない」と思います。しかし、政権交代した民主党でなければ、言えなかったことであり、辺野古の海の埋め立ては実現しなくなっていますし、少なくともあの発言をキッカケに沖縄の基地の問題が日本国民全体の問題になったことは確かです。そして、どうも沖縄では、もっと大きくて本質的な変化のキッカケを作っているようです。
アンテナに入れている「日本がアブナイ！」さんのブログ「鳩山の沖縄での発言を評価＆沖縄への理解＋国民みんなで『最低でも県外』と言おう」（http://mewrun7.exblog.jp/18013879/）は丁寧にこの問題を取り上げていますので、長いですが是非読んでみてください。
土曜日の午前中、ローカルのエンターテイメント番組で、ハイヒール・リンゴさんが一週間のニュースを取り上げ、ゲストが一言コメントを発するコーナーがあります。そこで、リンゴさんが世間の『常識』的鳩山批判で面白おかしくニュースの提供をして、ゲストたちも一応常識的？な反応を…その時、あの勝谷さん（「たかじんの何でも言って委員会」の常連で、極論をハイテンションで主張しつづけるあの人です）が「鳩山さんは正論を言った、ただし、本人の力不足で官僚を説得できなかったのもあるが、民主党に首相をバックアップする態勢がなく可哀想だった点もあったことは覚えといて…」という意味の発言。この発言は、勇敢で珍しく冷静かつ説得力がありました。勝谷さんは偶（たま）にこういうことがあるので・・・・
そして、昨日朝の「サンデーモーニング」の「風をよむ」のコーナーです。ずばり、鳩山さんのあの発言から始まりました。
日本の自民党をはじめ、アメリカと約束したという辺野古案を良しとする人たちの評価は「せっかく決まっていたのにぶち壊した」というものです。でも、肝心の沖縄の人たちの評価はどうなのでしょう？ 沖縄の変化、沖縄の捉え方をこのコーナーでは取り上げていました。
自民党がお金で解決してきた結果、沖縄は少しも変わってはいない、良くなってはいないのです。
そのことに沖縄の人たちは気付き、沖縄の人たちは変化してきています。その変化のキッカケがあの鳩山発言でした。
鳩山さんの発言は「出来もしないことを軽々しく口に出して」とその理想主義をバカにされますが、現実に裏切られた沖縄の人たちには、その「理想」を思い起こすきっかけになりました。
例えば、仲井間沖縄県知事は2006年の県知事選では県内移転容認の立場でした。
しかし、先日の40周年記念式典では「普天間飛行場の県外移設」と「基地の早期返還を県民は希望している」とメッセージで述べています。
今までのように、お金で済ますやり方ではなくて、沖縄の思いにまともにこたえることを迫られているのです。
宜野湾市の市民が口々に訴えます、「みんなで考えてほしい。基地の問題は僕たちだけの問題じゃない、全部の問題」。
「今までは利権とかお金の問題で（基地を）受け入れる方もいたけど、変った」。「福島だって原発をなくして住みよい町へと考えていると思う」。
◎今日のお薦めブログ：「日々坦々」さんの「ＮＨＫと東電の蜜月 数土経営委員長が社外取締役内定の愚 （東京新聞）・・・背後に仙谷由人」（ 実質国有化される東京電力の社外取締役に、数土文夫（すど ふみお）ＮＨＫ経営委員長の就任が内定したという。）
詳しくはコチラで：http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1521.html
◎もう一つは「生き生き箕面通信」さんの「『核のゴミ』から逃げたNHKスペシャル」： http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/bc0f0a8532415221fe797aab07b2e98b
