肥田舜太郎さんとDVD「内部被曝を生き抜く」

本日2つ目。

◎「らいるのひび」さん(http://blog.rairu.com/?eid=709)から、
肥田舜太郎先生はじめ4人の意見が聞ける「内部被曝を生き抜く」というDVDと、
その監督をした鎌仲ひとみさんの文章が紹介されています。

肥田舜太郎さんについては書きさしのまま下書き保存していた記事を貼り付けておきます。

マガジン9インタビュー「この人に聞きたい」肥田舜太郎さん
内部被曝をのりこえて生きていくために」

(全文是非コチラで:http://www.magazine9.jp/interv/hida2/index1.php


 広島を経験した医者として、ああ、怖れていたことがついに起こってしまう、と思いました。放射線によってすぐに何万人が死ぬということではありませんが、子どもも大人も放射線を出す物質が身体の中に入ったわけですから、これから何十年に渡っていろいろな病気が出てくるだろうということです。事故後1年から、集中して出てくるのは3年から5年ほど経た頃だろうと考えています。この私の計算は、広島や長崎の被爆者を診てきた経験によるものです。今回の原発事故で出てきた放射線は、原爆のものと同じですから、同じようなことが起きて不思議はないと思います。これから起きるべき事態に対して政府は慌てずに対応できるよう、医療体制をちゃんと作っておかなくてはなりません。そして医者も患者をちゃんと診療できる力をつけておかないといけません。慢性被曝の症状を前にして、何だかわかりません、というのでは広島や長崎の時と同じことになってしまう。原爆の被爆者はどこの病院に行っても「病気じゃありません」と言われ、それで理由もわからないまま、多くの人が苦しみまた死んでいったのですから。



編集部



 原爆が投下された後の日本の医療現場や医学界というのは、どうだったのでしょうか? 原爆の放射能による健康被害について研究しようという機運は盛り上がらなかったのでしょうか?


肥田


 放射能に関する調査も研究も、アメリカの軍事機密といわれて、禁止されていました。当時は占領軍が支配していましたからね。背いたら「厳重に罰す」とされていました。それでも調べるんだという気概を持った医者はいたけれど、みんなクビになりましたね。7年間占領が続き終った後は、講和条約日米安保条約が結ばれ、日本はアメリカの「核の傘」によって守られることになりました。それによって今度は、日本政府が「核政策」に関係する都合の悪いことを、徹底的に隠すことを始めますですから日本は世界で唯一の被爆国ですが、原爆の放射線による健康被害のデータも持っていなければ、医療の研究もまったく進んでいないのです

途中まででまとまっていませんが、是非、肥田さんのお話を未だの方は読んでみてください。
それでは、しばらくブログの方はお休みします。

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